「合宿」の意義

夏期講習が終了しました。

 

参加した生徒のみなさん、おつかれさまでした。

夏期講習を通して培った力を2学期にぶつけていきましょう!

 

後期授業開始は9月1日(木)となっています。

また、一緒に勉強するのを楽しみにしています。

 

 

 

中3生には、それぞれ課題を出しています。

 

私立志望の生徒は、私立難関校の過去問2年分を解き、採点しレポートを作成してもらいます。

都立志望の生徒は、28日のVもぎのレポートと、都立の15年度の入試問題を解き、採点し、そのレポートを作成します。

 

Vもぎを受けない生徒は、私立と都立の過去問演習を行うことになっています。

課題を受け取ることができなかった人は、夏期講習の復習、英語のテキスト演習を各自で行ってください。

 

八王子市の中学では、26日が始業式となっているところがあります。

休み明けのテストがある人は、ちょっと大変だと思いますが、しっかりと計画して課題をこなすようにしてください。

 

 

 

今年は夏期合宿を行いました。

 

昨年は各種検定を実施しました。

今年は合宿を成功の裡に終えることができました。

 

毎年、運営面で少しずつ「進化」しています。

 

 

夏期合宿は、開校当初から私自身がなんとか実現させたいという思いを持っていた企画でした。

生徒たちからの要望が強かったこともあり、また、ご家庭のサポートと後押しをいただくことができて、実現がかないました。

 

 

「合宿」をとおして、生徒たちは大きく成長してくれました。

 

 

 

学習塾が「夏合宿」を行うのは、現在では、もはやある意味「風物詩」のようなものです。

大手塾は、こぞって大規模な「夏合宿」の宣伝をします。

 

学習塾の「夏合宿」が一般化し始めたのは、おそらく80年代半ば頃なのだろうと思います。

 

80年代に、長野県などで「スキーリゾート」の開発が盛んに行われ、多くのホテルが建設されましたが、そういった施設では、繁忙期ではない「夏」の稼働率を上げることが経営上の大きな課題としてあったわけです。

 

学習塾の「夏合宿」は、憎らしいほどにピタリとはまるパズルの「ピース」でした。

現在でも、学習塾の「夏合宿」は、そういったホテルを利用するのが一般的です。

 

 

面白いもので、学習塾の「夏合宿」は涼しい高原で行うもの、という「刷り込み」が起こってしまって、わざわざ遠いところに何時間もかけてバスで行って、泊まり込みの勉強をする塾が増えていきました。

「大自然」の中で・・・というような宣伝文句が謳われたりするわけですが、よくよく考えてみると、参加する生徒たちはほとんどの時間を屋内で勉強して過ごすわけですから、「外の環境」は全く学習効果に関係がないわけです。

 

 

固定観念から離れ、「合宿」というものがもたらす効用と役割を、なるべくシンプルに、なるべく経済的に提供しようと考えてみると、「夏合宿」の別の「形」が見えてきます。

 

(もし、大手塾に属していなければ「合宿」での指導をすることができないと考えている塾の人がいるならば、そんなことはない、とお伝えしたいと思います。)

 

 

 

ivyの合宿に参加した生徒たちは、充実した日々を過ごしたようです。少しだけフットサルをして遊んだりする時間もありましたが、ほとんど勉強漬けの4日間でした。

 

 

「合宿」というのは、ある意味で「リミッター」を外して行う勉強の実践です。

「これだけやったら終わり」とか、「何時間やったら終わり」という量や時間を設定して行う日常的な勉強から離れ、どこまでもどこまでも勉強し続けるわけです。

 

その非日常的な勉強をとおして、かえって日常の「限界」を知ることができるのです。

つまり、やろうと思えば、一日15時間勉強できるのだと体で理解できるようになるわけです。自分はもっとやれるのだ、ということがわかるわけです。

 

何を勉強したか、はもちろん重要ですが、それ以上に、何を身につけたのか、を自覚してもらいたいと考えています。

「耐性」という言葉を、常に意識して取り組んでもらいました。

 

 

一人ひとりが合宿をとおして獲得した「耐性」を、これからの勉強に活かしてもらいたいと思います。合宿参加者には、「合宿」での学びを、合宿だけで完結しないように、と念を押して伝えています。

合宿がんばった、達成感があった、だけではダメなのです。

 

「合宿」の意義は、「合宿の日々」の中にあるのではありません。

それは、合宿後に誇示すべきものなのです。

 

 

また、「日常の勉強」がはじまります。いっそう、がんばっていきましょう。

 

 

(ivy 松村)

夏期講習第Ⅴ期終了

夏期講習第Ⅴ期が終了しました。

生徒のみなさん、おつかれさまでした。

 

この期間は高校生の授業があったので、落ち着いた雰囲気でした。

 

 

 

漢字検定の検定日が迫ってきました。8月23日(火)です。

 

8級~5級を受検する人は、14時30分に着席となっています。

 

4級~準2級を受検する人は、19時30分に着席となっています。

 

 

昨年同様、集合時間前に教室を開放しますので、検定前の最終チェックをしたい人は、早めに来てください。

 

中3は、通常授業も行いますので、この日はかなり長丁場になりますが、頑張りましょう。

 

 

漢検に向けて、夏期講習の中で取り組みを続けてきました。

準備万端であとは検定日を待つだけ、という人もいれば、なかなか取り組みを進めることができていない人もいます。

対策が遅れている人は休み期間にしっかりと勉強しておきましょう。

 

 

 

中3は、社会と国語で入試問題を解き始めました。

 

社会は、「そっくり問題」を2回分と、平成9年度の都立高校の問題に挑戦しました。

 

社会は、かなり苦戦していますね。

しっかりと、解説を聞いてレポートにまとめるようにしてください。

 

 

国語は、平成8年と9年の都立の共通問題です。

平易な問題なので高得点が多く出ました。

 

この2つの入試問題の大問4の文章は、「科学」や「科学技術」をテーマとした説明的文章を読解するための「基本」をレクチャーするうえで、特に有用です。それほど難しい問題ではありませんでしたが、それぞれの大問4に、それぞれ2時間の「解説」を行いました。

 

 

英語は、「発音」や「語彙」を終えて、文章題への取り組みを本格化させています。

 

文章の中に関係代名詞や接続詞が含まれる「複雑な文」が出てきたときに、読解がルーズになります。時間をかけてしっかりと「復習」していくようにしましょう。

 

また、「単語オリンピック」が開幕しました(in Hino de Janeiro) 。

これは、合宿でも開催されます。がんばって金メダルを目指しましょう。

世の中のオリンピックは、見なくても全く問題ありませんが、「単語オリンピック」には全力を尽くしてください。

 

 

 

中3の生徒たちには入試問題への「アプローチ」の仕方と、「勉強時間の過ごし方」について厳しく注意しています。すこしずつ意識が変わってきました。

中3の生徒たちは、私が「受験の態勢=耐性」を作っていることに気づいています。

ストレスやプレッシャーに打ち勝つ「態勢=耐性」を培っているのです。

 

この4日間の「空気」は、とてもよかったです。

 

 

 

明日、8月15日(月)から8月20日(土)までは、休校となります。

 

 

16日から合宿です。

参加する生徒のみなさんには、大きな成果を手に入れて帰ってもらいたいと思います。

 

 

(ivy 松村)

 

「自校作成」復活について

夏期講習の第Ⅲ期が終了しました。

 

明日、明後日と2日間の休みを挟んで、8月6日から第Ⅳ期のスタートです。

 

 

 

ところで、前回のブログでも触れたとおり、東京都教育委員会のホームページで「自校作成」の復活が報じられています。

 

 

 

現在、日比谷高校、西高校、国立高校、戸山高校、青山高校、八王子東高校、立川高校は、共同で英数国の入試問題を作成しています。「グループ作成」と呼ばれている制度です。

この制度が改められ、以前と同じように、それぞれの高校が独自に入試問題を作成することになったわけです。

また、同様に「グループ作成」を行っていた、新宿高校、国分寺高校、墨田川高校も、再び「自校作成」を行うことになりました。

 

「自校作成」の問題が使用されるのは、平成30年度の入試からです。

 

 

 

「グループ作成」の体制は4年で終止符が打たれることになるわけですが、その意味するところを理解できている人はまだ少ないと思います。

 

 

 

実は、「自校作成」を認められている高校の中でも、「独自の入試問題」を作ることに熱心な高校と、そうでない高校があります。

 

過去の「入試問題」を比べてみればわかることですが、きちんと作り込んでいる高校とそうでない高校があります。さらに、いくつかの高校で、年度によって作問の質が落ちる教科があったりします。

 

細心の注意を払って入試問題の質を管理しようと考える高校と、そうでない高校があるわけです。

 

 

「グループ作成」が行われている現在も、ある程度、それぞれの学校ごとの「温度差」を垣間見ることができますが、これには「ブラックボックス」となっている部分もあります。

 

一般的には、「独自問題への差換え」に意欲的な高校は、入試問題の質を管理することへの関心が高いと考えることができるわけですが、作問の「担当」となった高校は「差換え」を行うはずがないので、「差換え」の頻度だけを判断材料にすることはできません。

 

 

 

さて、現在の都立高校入試の状況は、平成25年度以前の「自校作成」の時代とは明確な違いがあります。

 

ひとつは、八王子東以外の高校で行われていた「特別選考」が廃止となったことです。

もうひとつは、内申点の換算方法が変更され、実技教科の比重が高まったことです。

 

 

 

一連の都立高校入試の「改革」によって、かつてとは比べものにならないほどに「入試問題の質」の重要性が高まりました。

低質な入試問題を作成してしまうと、瞬く間に高校の「没落」を招くことになります。

 

 

 

まっとうな知性を持った「入試担当者」であれば、入試問題の「難度」を高めるでしょう。

 

 

当然のことながら、内申点のアドバンテージを極力小さくしたいわけです。

 

試験の得点力は乏しいが、内申点を豊富に確保している受験生。

あるいは、試験の得点力はめざましいが、内申点に恵まれていない受験生。

 

どちらの受験生を入学させたいでしょうか。

 

 

 

浅はかな考えの持ち主は、「難しい問題を作ると受験生に嫌われる」と考えそうです。

難しい問題を嫌う受験生も「残念」ですが、そのような考えの人間も「残念」です。

 

まともに思考すれば明らかですが、「ぬるい試験」は受験生の質を低下させるだけでなく、「選抜機能」を麻痺させます。

 

 

 

「逆転」の可能性が高い入試に、聡明な受験生が集中することになるでしょう。

 

 

 

現在、日比谷・西・国立・戸山・青山・八王子東・立川の7校(私は「G7」と呼称していますが)の間に、はっきりとした序列ができつつあります。

それぞれの高校の「入試問題」の質の「差」は、その序列の形成と無関係ではないと思います。

 

結局、入試問題は「高校の質」を象徴的に示します。入試問題をおろそかにする高校が、他校を圧倒するほどに進路指導に尽力するということはありえません。

 

 

おそらく今後、入試問題を入念にマネージメントする高校とそうでない高校の間に、さらに大きな「壁」が作られることになると思います。

 

 

 

「自校作成」への回帰は、「採点の誤りの問題」との関連性からも興味深く思います。

 

端的に、「採点の誤り」が顕在化するのは「他校のチェック」が介在するからです。しかし、「自校作成」の入試問題に対して「他校」は「口出し」できないわけです。

 

「自校作成」は、「採点基準」を排他的に設定できるので、作問の自由度が上がることになります。

 

 

つまり、以下のような結論に至るわけです。

 

 

まっとうな知性を持った「入試担当者」であれば、記述問題を加増するでしょう。

 

 

(ivy 松村)