「事前受験」について

あちこちの中学で、仮内申が出はじめました。

中3の保護者面談/三者面談も順次ご案内しています。

 

本日の面談で、少し気になったことがあったので、ちょっと書いておこうと思って筆をとりました。

(いや、実際には、両手でキーボードをたたいているわけですが。)

 

 

さて、気になったのは、中学の先生の「殺し文句」です。

曰く、「行く気のない高校」を受けるのはおかしい、と。

 

これ、毎年毎年、受験生が聞かされる定型句ですが、この考えは非論理的で、全く思案する必要はないものであることを、世の中の受験生に知らせておきたいと考えました。

 

 

ご家庭と受験生本人が、熟慮されたうえで「主体的に」受験校を決めたのであればよいのです。

お決めいただいた受験日程に沿って、最高の結果を出すために、全力でサポートします。

 

しかし、もし、中学の先生の「決め台詞」に圧迫されて、受験を控えるというようなことがあるとすれば、それは、不条理だなと思ったのです。

 

 

 

都内(と神奈川)の私立高校の受験は、例年2月10日からはじまります。

 

2月10日は、多くの有力な私立高校の入試が行われます。

2月10日が本命、あるいは志望ランクの高い高校の入試日となっている受験生は、その日が、まさに「本番」となるわけです。

 

塾をはじめとする「受験関係者」は、いきなりやってくる「本番」で、受験生たちが十分に力を出し切れないという可能性を懸念します。

 

ですから、2月10日の前に、「予行演習」あるいは、「練習試合」のような意味で、他県の高校の受験を勧めたりするわけです。

 

もちろん、そのような「事前受験」は、つまりは「行く気のない高校」の受験となります。

 

 

しかし、それは憂慮すべきことではありません。

 

 

なぜなら、埼玉や千葉の私立高校は、自校の入試を「本番」前の「事前受験」に使ってもらうことを望んでいるからです。

つまり、「行く気がない」ということを受け入れているわけです。

 

もちろん、内心では、なんとか優秀な生徒に来てもらいたいと思っていらっしゃるでしょうが、距離などを考えたときに、通学するのはあまり現実的ではない、とわかっていらっしゃるわけです。

 

 

それでも、高校側にメリットがあります。端的にいえば、それは受験料収入です。

多くの生徒が出願をしてくれることは、高校にとっても非常に大きなプラスになるわけです。

 

受験生と高校、双方にメリットがあります。

「お互い」が「お互い」の立場を理解し、そのうえで、それぞれの「役割」を果たすことが両者に利益をもたらすわけです。

 

両者が共に満足し、お互いが「勝者」となるような良い関係のことを、最近の経済用語で「win-win(ウィンウィン)の関係」といいます。

 

 

 

受験生が2月10日より前に他県の受験をすることで、「誰か」が不利益を被るということはないのです。

 

そもそも、「受験」は受験生の「権利」です。

 

高校側がどんどん受けてくださいといってくれている受験を抑止される筋合いはないわけです。

 

 

 

先日、サッカーの日本代表がワールドカップの出場を決めました。

「我らがチーム」は、「本番」の前に、いくつかの調整試合を行うでしょう。

 

それで、「勝ち点」が増えるわけでもない試合をするのはおかしい、などと言う人が世の中にいるでしょうか。

 

当然、日本サッカー協会やスタッフは、チームが「本番」でより良い結果を得るために、可能な限りの万全の「準備」をしようとするでしょう。

 

「本番」前の調整試合は、大きな意味を持ちます。(極めて当たり前のことですが、その調整試合の相手が、「失礼なことをされた」などと思うことはありえない話です。 )

 

同じように、受験も、命運をかけた大一番の前に、できるだけの「準備」をするべきだという考えが、多くの人に提唱されるようになっているわけです。

 

 

 

ものすごく単純な所見を申し上げています。

 

それは、「本番」の緊張を和らげるために、事前に入試に慣れるための「準備」をしておきましょう、というまったくありふれた意見です。

 

それで、そうした受験生の「要望」を受けて、では、うちの受験を利用してもらってもかまわないですよ、といってくださる高校があるということですね。

 

 

もちろん、そのような「準備」を必要としない受験生もいるでしょう。

 

過去に、今まで生きてきて一度も緊張したことがない、と豪語する生徒もいました。

 

しかし、私たちは「塾」ですから、受験に際していろいろと心を砕くことが、「仕事」なわけです。

 

 

 

言うまでもないことかもしれませんが、最終的に「受験」を決めるは、受験生のみなさんとご家族です。

私の意見も、ある意味で「塾の側」の理屈 にすぎません。

最終的には、受験生のみなさんとご家族が、いちばん納得のいく形で「受験」をしていただくのがよいと考えています。

 

 

あと、念のため一応申し述べておきますが、高校に斡旋を依頼されているとか、そういったことは一切ありませんよ。(まあ、「そういう塾」もあるかもしれませんが。)

 

 

 

(ivy 松村)

 

 

英語の過去問演習について

今日、授業で話したことについてちょっと補足します。

 

過去問演習、模試などで、なかなか得点/偏差値が上がっていかない生徒は、不安が大きくなっていると思います。

 

入試本番までは、あと2か月あります。

この間に、学力を伸ばしていき、2月に「合格ライン」を超えるイメージを持ってください。

 

今この瞬間に合格点を取れる学力を誇示し、それを残りの2か月の間キープし続けることが求められてるわけではないのです。

 

「これから」の取り組みが重要です。

 

 

英語は、「5つの柱」を意識してください。

 

①語彙

…継続的に週2回、単語・連語・熟語のテストを行っています。継続は力なり。手を抜かずに、たんたんと取り組んでください。

 

②文法

…本科テキスト、プリント演習、パターン演習と、少しずつ高度な内容を織り交ぜながら、必要な文法事項を網羅してきました。特に重要なのは整序です。語の配置と語順を意識しながら取り組んでください。

 

③リスニング

…夏期講習から都立・私立のリスニング問題を続けてきました。リスニングは、間違いなく他塾の3倍以上の演習量をこなしています。自信を持ちましょう。塾外でリスニングに取り組みたい人は音源を提供しますので、申し出てください。

 

④英作文

…英作ノートを提出し、添削を受け、書き直しをするように指示しています。作文テーマ集も配布しています。ノートは必ず週2回は提出するように伝えていますが、提出回数に制限があるわけではないので、毎日提出してくれても構いません。

 

⑤文章読解

…たくさん文章を読んでください。具体的にいえば、たくさん過去問を解くということです。英語は「言語」です。したがって、使用頻度を上げ、使用量を増やすほどに、技能が向上します。ただし、「入試問題」に取り組むわけですから、「時間内にできるだけ多くの正解を導く」という意識を常に持ってください。いつも言っているように、線や記号、図、メモなどを駆使して視覚的に「内容」を整理したり検討したりするようなアプローチを行うこと。

読む際には、必ず、英語を英語として読む「トライ」をするように。日本語に置き換えたり、日本語で思考したりしないようにこころがけながら読みましょう。

 

安定的に英語で得点をとるためには、試行錯誤をしながら、速く、正確に読むための、自分なりの「方法論」を確立する必要があります。

ただし、今は、「速読」のように「飛ばし読み」で、勘をたよりに問題を解くやり方は極力控えるようにしてください。入試直前になって、どうしても大量の文章題に対応できないときに「速読」に手を出すかどうか考えましょう。

 

 

水曜日と金曜日は、過去問を解くために使える日です。どちらか、あるいは両日、過去問を解くようにしてください。

 

第一志望の高校の過去問は、できれば10年分(くらい)は解きましょう。合格判定がDやEであっても、どうしても合格したい人は、15年分。志望順位が3番目以下の高校は、数回でかまいません。

 

 

 

今から受験まで、水曜日、金曜日がどれくらいあるのか確認してみましょう。

 

①11月29日(水)

②12月1日(金)

③12月6日(水)

④12月8日(金)

⑤12月13日(水)

⑥12月15日(金)

⑦12月20日(水)

⑧12月22日(金)

 

~冬期講習~

 

⑨1月10日(水)

⑩1月12日(金)

⑪1月17日(水)

⑫1月19日(金)

⑬1月24日(水)

⑭1月26日(金)

⑮1月31日(水)

⑯2月2日(金)

⑰2月7日(水)

⑱2月9日(金)

 

~都内私立高校入試~

 

 

 

ざっと18回です。

 

 

過去問を解くパターンは、おもに3つあります。

 

①各教科の授業内で解く

②入試特訓演習で解く

③各自が自分で解く

 

 

授業や入試特訓演習で解く問題は、基本的にクラス内の誰かが受験する可能性がある高校の過去問を使います。したがって、数回は、必ず自分の受験する高校の過去問を解く機会があります。

しかし、自分から主体的に過去問を解く時間を作っていかなければ、「経験値」は上がっていきません。

 

 

たった18回しかない「チャンス」です。

これをないがしろにしていては、「目標」に到達することは困難かもしれません。

 

 

これから、本気で15年分解こうと思ったら、相応の覚悟と意志が必要です。

 

なかなか大変なことですが、ものは考えよう、です。

 

「これから」問題を解いてそれを復習する機会は十分にある、と考えましょう。

 

 

 

過去問を解いた後は、必ず得点を「記入表」に書くようにしてください。

 

自分で解くときは、自分の過去問集を使ってください。

こちらが用意した問題冊子は、きちんとファイリングするようにしてください。

 

作文や記述問題の採点は引き受けますので、問題に答案用紙をはさんで、私の机に出すようにしてください。

作文の書き直しはその都度提出してください。

 

レポート提出は、各自の判断に任せます。

ただし、必ず正解できなかった問題の「正答への筋道」の確認を怠らないようにしてください。

文章中から、正解の「ヒント」や「根拠」となる部分を見つけ出し、マーカーやペンでチェックを入れ、どのような知識や解法をもとに答えを導き出すのか、メモなり、「まとめ」なりを作成するようにしてください。

 

 

 

今週中に、ほとんどの中学の仮内申が出るようです。

仮内申が判明した人は、すぐに知らせるようにしてください。

 

随時面談を組んで、保護者の方と最終的な受験校についてお話しさせていただきたいと思います。

 

 

一歩一歩受験が近づいてきました。

 

 

がんばっていきましょう。

 

 

 (ivy 松村)

 

お知らせ「冬期講習会」

2017年度冬期講習会のお知らせです。

 

新規講習生は、教材費のみで講習を受講できるキャンペーンをご利用いただけます。

 

冬期講習前の「体験授業」のお申込みも承っております。

ぜひ、ご検討ください。

 

 

「熱い冬」を一緒に過ごしましょう!

 

 

 

 :lol:  小4進学コース :lol: 

・講習料金/教材費:7,560円 2,160円

・教科:算数・国語(各50分)

・日数:12/25~12/28 (4日間)

・時間:16:30~18:20 

 

 

 :lol:  小5進学コース :lol: 

・講習料金/教材費:7,560円→ 2,160円

・教科:算数・国語(各50分)

・日数:12/26~12/29 (4日間)

・時間:9:00~10:50 

 

 

 :lol: 小6進学コース :lol: 

・講習料金/教材費:7,560円→ 2,160円

・教科:算数・国語(各50分)

・日数:1/4~1/7 (4日間)

・時間:9:00~10:50 

 

 

 :lol: 都立中受検コース :lol: 

・講習料金/教材費:15,660円→ 2,160円

・教科:理系・文系・作文(各50分)

・日数:12/26~12/29、1/4~1/7 (8日間)

・時間:12:30~16:20   

 

 

 :lol: 中1特訓コース :lol: 

・講習料金/教材費:15,390円→ 3,240円

・教科:英語・数学・国語(各50分)

・日数:12/25~12/27、1/4~1/5 (5日間)

・時間:18:40~21:30 

 

 

 :lol: 中2特訓コース :lol: 

・講習料金/教材費:24,840円→ 3,240円

・教科:英語・数学・国語(各50分)

・日数:12/28~12/29、1/6~1/8 (5日間)

・時間:18:40~21:30

 

 

 

 :lol: 中2選抜コース :lol: 

・講習料金/教材費:24,840円→ 3,240円

・教科:英語・数学・国語(各50分)

・日数:12/26~12/29、1/4~1/7  (8日間)

・時間:18:40~21:30

 

 

 

※中3特訓コースと小6特訓コースは募集を行っていませんが、通塾経験などの学習状況によっては受講可能です。

 

 

 

今年のポスターです。

 

 

touki-2017

 

 

 

(ivy 松村)

英語のスピ―キングテストのこと

英検の二次試験の結果が届きました。

 

ウェブでの合格発表日に受検者のみなさんにはすでにお伝えしていますが、全員合格でした。

英検3級、準2級の二次試験は、3年間、連続で全員合格です。

今日授業のなかった2年生には、来週認定証をお渡しします。

 

春の合格者も含めると、中3の準2級の「保有者」がずいぶん増えました。

 

準2級を持っていると、併願優遇や推薦入試でアドバンテージを得ることができます。

特に、「加点タイプ」の併願優遇で、非常に高い基準を設定しているような私立高校の出願に際して、準2級を持っていることは非常に大きな意味を持ちます。

 

がんばりましたね。

おめでとうございます。

 

 

 

さて、「英語」つながりで、都立高校入試の「英語」で、スピーキングを導入するかどうかという話。

 

 

現在、東京都立高校入学者選抜英語検査改善検討委員会というのが定期的に開かれていて、英語のスピーキングテストの導入ついて話し合われています。

 

東京都教育委員会で公表されている会議趣旨を見てみると、

 

・一斉に実施できるタブレット方式が望ましい

・実施回数は1回(予備日あり)

・私立高校入試との調整を踏まえるべきである

 

 

というような「方向性」が示されています。

 

まだ検討段階なので、議論が深まれば、別の「方向性」が出てくるのかもしれませんが、現在話し合われている内容について考えてみましょう。

 

 

「セキュリティの問題」があるため、受験生を数グループに分けて「時間差」で検査を行うことに問題が生じるかも知れません。

 

当然、試験は「同一の内容」であるべきですが、例えば、「午前」に試験を受けた人物が、「午後」に試験を受ける予定の人物に「試験内容」を漏らす可能性があります。

 

それで、試験を「一斉」に実施するためには、タブレットなどを用いる必要があるというわけです。

 

タブレットを使うということは、タブレットの指示通りに英語を発話し、その様子をタブレットに記録。そして、その内容に評価をつけるということになるのでしょう。

 

また、「試験会場」でスピーキングテストを実施するためには、5教科の入試の「前」にスピーキングテストの日程を設ける必要があると思います。

 

そのために、高校ではなく、もっと広い「会場」を貸し切って行われることになるのかもしれません。

 

 

個人的に気になるのは、「タブレット、めちゃくちゃ必要になるやん!」ということですが。

そうすると、「めちゃくちゃ儲ける人」がいるわけですね。もしかすると、この話の「肝」は「そのあたり」なのかもしれません。

 

 

 

それにしても、そこまでしてスピーキングのテストをする必要があるのかどうか。

 

 

 

英語の「4技能」という概念は、ひとり歩きしすぎなのではないかという気がします。

 

英語という「ツール」を操る能力を測るうえで、「スピーキング」という指標を用いることは合理的です。しかし、それは「高校入試選抜」においてどうしても審査すべき「学力」であるとはいえないと思います。

 

普通に考えて、「日本語を話す能力」の方がより重要であるといえるでしょう。

 

どうして、英語を話す能力の方が優先されるべきなのか、と思うわけです。

 

 

加えて、物理的、精神的、経済的に負担が大きすぎます。

 

 

もう少し個人的な考えを言うならば、私は、日本人「全員」が、英語を話すべきだとは思わないのです。「英語を必要とする職分」に就くべき人が、英語の能力を高めていけばいいと思うわけです。

 

 

そういった意味で、高度な人材を社会に送り出そうという学校や教育機関は、むしろ、入試で英語のスピーキングのテストを導入することを検討するべきでしょう。

 

しかし、「東京都立高校」全体の入試選抜で、あまねく共通にスピーキングテストを行うのは、ちょっと問題がありそうな気がします。

 

 

 

英検のような「英語の能力の検査」において、スピーキングのテストは極めて重要な意味を持っています。その能力を伸ばし、検定に合格するという目標を達成するために、生徒たちとずっと面接の練習を重ねてきました。

 

もちろん、高校入試にスピーキングが導入されることになれば、私たちはその対策を全力で行います。

 

しかし、ちょっと釈然としない思いもあります。

 

 

(ivy 松村)

 

 

町田市出身の日比谷、西、戸山の合格者数

今日は英検の二次試験でした。

試験のあと、校舎に来た生徒たちにどうだったか聞いてみましたが、みんなかなり良い感触だったようです。

この2週間、しっかり練習してきたので、落ち着いて対応することができたみたいです。

 

準2級は、対策した内容が多く出題されたので、答えやすかったみたいです。

 

3級は、5つ目の質問で、「〜へ行ったことがありますか」というような現在完了の疑問文が使われたようです。

2年生の生徒たちはまだ現在完了を習っていないので、少し戸惑ったそうですが、なんとか答えることができたみたいです。

 

前に英検について記事を書いたときに、現在完了の経験用法を用いた表現について言及した記憶があります。

「~をしたことがあるか」という質問は、極めて自然な話題のひとつだといえます。

ですから、英検がよりいっそう「実用的な英語」を志向するのであれば、こういった表現を試験に組み込むことは必然であるといえるでしょう。

 

今後、中3までに英検3級を目指す生徒には、現在完了について少し触れておく必要があるかもしれません。

 

 

受検したみなさん、おつかれさまでした。

 

これから、期末試験です。

切り替えて、しっかり取り組んでいきましょう。

 

 

 

今日は、期末試験勉強のために、午後から校舎を開けました。

 

中1~中3の生徒たちが集まって、しっかりと勉強をして帰っていきました。

 

特に、中3の生徒たちは、ある意味で、高校受験の最初の「山場」を迎えます。

どうか精一杯頑張ってほしいと思います。

 

 

 

さて、「出身中学別合格者数」の話です。

今回は、特に、町田市について見てみようと思います。

 

以前このブログに八王子東高校の倍率が下がっているという話を書いたことがあります。

その際に、八王子東の応募が低調となっている理由のひとつとして、旧第7学区の一角であった町田市から「人員」が流出していることを挙げました。

 

それで、今年、日比谷高校、西高校、戸山高校に合格した町田市出身者を調べてみました。

 

 

日比谷 西 戸山
町田第一中学校 1
町田第二中学校 2 1
南大谷中学校 1
南中学校 4
つくし野中学校 5 1 2
成瀬台中学校 1
南成瀬中学校 1 1
鶴川中学校
鶴川第二中学校 2 3
薬師中学校 1
金井中学校 1 2 2
忠生中学校 1
     計 15 6 11

 

 

 

本年度は町田市から3校に、計32人が合格しています。

 

 

かつては、学区制という「しばり」があったために、町田市の受験生は区部の都立高校を受けることができませんでした。

ゆえに、町田市に居住する都立高校志望の学力上位者は、八王子東に集中していたわけです。

しかし、学区制が廃止されたことで町田市出身の学力上位者が他のトップ校を受験できるようになりました。

 

 

 

町田市という「後背地」を失ったことは、大学合格実績にも影響を及ぼしています。

 

学区制の時代、八王子東の「高校ランク」は日比谷をもしのぎました。

八王子東は、西高と双璧を成す都立最高峰の地位にあったのです。

 

現在の八王子東は、都立最難関の一角を占めているとはいえ、都立トップ校の後塵を拝しています。

 

今年の八王子東は、都立高校の中で最も多く国公立大学の合格者を出しましたが、「東京一工」のような最難関大学に照準してみると、トップ校にかなりの差をつけられていることがわかります。最難関大学の実績は、かつてよりも落ちています。

 

 

 

八王子東高校は、町田市からアクセクしやすい立地ではありません。

 

特に、鶴川やつくし野など、小田急線や田園都市線の沿線の地域は、電車やバスの乗り換えが煩雑になります。

 

そのうえ、最寄り駅から高校への距離にも苦労させられます。横浜線で八王子駅まで行き、そこからバスに乗るか自転車、あるいは、八王子で乗り換えて北八王子駅か豊田駅で降りて自転車、徒歩などで十数分かけて高校に向かわなければなりません。

 

乗換案内等で調べてみましたが、最寄り駅から高校まで移動する時間を含めると、町田市の南部・東部からは、日比谷や西、戸山に通うほうが、八王子東に通うよりも通学時間が短くなります。

 

 

 

さらに、青山高校についても考える余地がありそうです。

町田市から青山へのアクセス時間は日比谷、西、戸山と同じくらいです。

 

青山のデータが手元にないので正確な人数はわかりませんが、進学実績を公表している町田市にある塾のホームページなどを調べてみると、合計で数人の青山高校の合格者が確認できました。

やはり、一定数の生徒が町田市から青山高校に進学しています。

 

 

 

そして、実は、町田市から立川高校や国立高校へのアクセス時間も、同じくらいなのです。

 

町田市内から立川駅や国立駅への移動時間は、都心のターミナル駅につく時間と変わりありません。

それどころか、むしろ遅い場合さえあります。

 

東京都内の鉄道路線は、東西の輸送を主としています。

したがって、西から東への移動は容易です。反面、南北の輸送力は脆弱です。

 

東京都の南部に突起するように位置する町田市から、公共交通機関を使って北上し、中央線の駅にたどり着くためには、非常に面倒で鈍重な経路をたどらなければなりません。

 

 

 

以上のように、町田市は「特殊な交通事情」を抱えているといえます。

 

日比谷、西、戸山、青山、立川、国立そして八王子東へのアクセス時間が、ほとんど変わりません。

 

そうなると、結果的に、町田市の受験生は、受験校を選択するうえで「通学時間」という要素を排除して検討することができるわけです。

 

 

 

ついでに、3校に合格した町田市出身の合格者の、過去4年間の推移をみてみましょう。

 

 

日比谷 西 戸山
29年度 15 6 11
28年度 10 12 5
27年度 16 15 1
26年度 11 11 6

 

 

 

今年は西の合格者数が減っています。

反面、日比谷、戸山の合格者数が増えています。

 

戸山高校は、「現役の進学」に強い高校です。

その点が、評価されてきたのかもしれません。

また、複々線化によって、小田急線を使った通学経路が見直されているのかもしれません。

 

 

 

ちなみに、今年を含めて過去4年間、日野市、八王子市出身の戸山高校の合格者は0人です。

日比谷は、今年日野市が0人、八王子市が2人です。

西は、今年日野市が1人、八王子市が9人です。

 

 

日野市、八王子市は、八王子東の「お膝元」であるというだけでなく、立川、国立へのアクセスが容易です。また、国分寺高校があります。身近な距離に複数の選択肢がそろっています。

そのため、「安易に」受験校を決める受験生も多く、区部への受験が活性化しません。

 

 

しかし、実は、八王子市や日野市から日比谷高校や戸山高校にアクセスする時間は、1時間程度なのです。

それは、町田市から日比谷や戸山にアクセスする時間とほとんど変わりありません。

 

むろん、西高へは、より短い時間でアクセスすることができます。

 

 

 

この数年、高校受験に関して考えさせられることが多々あるのですが、そのうちのひとつは、多摩地区の高校と区部の高校の、募集に対する「温度差」についてです。

 

うかうかしていると、「差」が広がってしまうような気がします。

 

 

(ivy 松村)

 

 

期末試験勉強を!

今日は、中3の入試特訓演習の日でした。

 

小学生や非受験の生徒も補習や試験勉強に来て、しっかり勉強していました。

 

中学の期末テストが近づいています。

しっかりとテスト定期テストに向けて取り組んでいきましょう。

 

11月5日(日)、11月4日(土)は14:00時から校舎が開いています。

 

中2、中1は、週明けに提出物チェックを行います。

 

この土日で提出物を、ある程度仕上げておきましょう。

 

 

 

 

untitled

 

全く脈絡ありませんが、若き日の私。

スペイン、サンティアゴ・デ・コンポステッラにて。

 

 

今日入試演習で、西行に関する文章を読んで、ふと、昔の写真を探してみました。

 

 

 (ivy 松村)

 

 

高校の「説明会」

ずいぶん寒くなってきました。

 

何人かの生徒は、体調を崩してしまいました。

あせらずに、まずは、しっかりと健康を取り戻してください。

 

また、一緒に勉強をがんばっていきましょう。

 

 

 

英検の一次試験の結果を生徒のみなさんにお伝えしました。

 

今回は、中学2年生以上の生徒、準2級・3級の受検のみの検定実施となりました。

 

7割の生徒が一次試験の合格を手にしました。

(夏休みに実施した漢検の合格者は、全体で8割でした。)

 

 

一次試験を通過した人は、これから、二次試験の対策を始めています。

授業前後で面接の練習を行っていきます。

 

結果をお伝えした際にも言いましたが、二次試験日が、多くの中学の期末試験の間近になっています。計画的に学習を進めていきましょう。

 

 

期末テストが近づいてきました。

中学生の各学年の生徒たちに、期末テストに向けて取り組みを始めるように話しています。

 

 

今週の金曜日は、文化の日、祝日となっています。

 

中3は入試特訓演習を行います。

中2、中1の生徒のみなさんも、ぜひ、校舎に来て試験勉強に取り組むようにしてください。

 

 

 

さて、この時期、多くの高校で「説明会」が開かれています。

 

現在、土曜日の授業はお昼過ぎから行っているので、「説明会」に参加すると授業に出られなかったり、遅刻したりすることもあります。

それでも、「説明会」を優先してよいと言っています。

実際に高校を見ておくことはやはり大切なことです。

しかし、あちこちの高校を見て回ることが「目的」になってしまわないように気を付けましょう。

 

 

 

学校見学や高校の「説明会」に際して、注意してもらいたいと思っていることについて書きます。

 

まず、生徒のみなさんは、実際に足を運んだ高校を受験するかどうか、さまざまな面から検討をするわけですが、その「観点」を定めておくことはとても大事だということについてです。

 

「文化祭」などに行って、高校の「雰囲気」をみようとする生徒、けっこういますが、ちょっと気をつけなければなりません。

 

「文化祭」などのイベント時は、「日常の学校生活」を見ることは難しいと思います。

 

まあ、もし、高校を選ぶのに「イベントが盛り上がるかどうか」を気にしているのであれば、それは「野暮」というものなのかもしれませんが。

 

 

そのうえで、あえて一言つけ加えるならば、「文化祭」というのは、実は、巧妙な「陥穽」です。

 

 

はっきりいえば、「文化祭」に力を入れている高校は、「浪人率」が高くなります。特に都立の上位進学校でその傾向は顕著です。容易に想像がつくと思いますが、高3生の受験勉強が滞るからです。

 

 

高校進学に際して、「楽しい高校生活」というものを重視することは、極めて自然なことです。

私も、生徒のみなさんが充実した高校生活をおくってくれることを切に願います。

 

しかし、言うまでもないことですが、高校は「次の進路への準備期間」でもあるわけです。

「見たい部分だけ」で判断しないようにしましょう。

 

 

 

もうひとつ大事なのは、自分は、高校を「選ぶ立場」であると同時に、高校に「選別される立場」であることを忘れてはならないということです。

 

いろいろ調べたり、「説明会」などで話を聞いたりしているうちに、高校のことや受験のことに詳しくなります。人情として、いろいろな「可能性」を考えたくなります。

しかし、肝心の「学力」が備わっていなければ、「絵に描いた餅」となってしまうわけです。

 

受験生が何よりも優先すべき、最も重要なことは、「学力」です。

 

 

結局、「入りたいと思えるかどうか」という基準で「その高校」を見ることに「リアリティーを感じられるかどうか」という問題に行き着きます。

 

現実には、「入れる高校」を受験するという選択に、多くの受験生は「リアリティー」を感じることでしょう。

 

 

受験の結末は、今はだれにもわかりません。

 

が、最後には、「学校見学」によって得られた知見をすべてかなぐり捨てて、進むべき道に進むしかないということも、あり得ない可能性ではありません。

 

 

言ってみれば、「選ぶ立場」というのは、ある意味で「幻想」です。

 

数多くの高校を見学して、どれを受験すべきか思いを巡らせる、それはまさしく甘美な時間ですが、その後に「現実の選択」を迫られたときには、「いろいろな不都合」を引き受けて、「消去法」を行わなければなりません。

 

 

塾は、「目標を高く持とう」と、生徒に声をかけますが、それは、生徒の意欲を高め、その効果によって学力を伸ばそうという意図によるものです。

 

「目標」と「期待」は違います。

 

「目標」には、それを達成するための「実際の取り組み」が伴っていなければなりません。

 

猟師は、狸狩りに出かけることなしに「皮算用」ばかりをしてはいられません。

 

同じく受験生は、日々の学習の継続を疎かにするべきではありません。

 

 

 

また、「説明会」では、すべての情報を「鵜呑みにしない」ということも大事だと思います。

 

それは、「良い情報」ばかりでなく、「悪い情報」にもいえることかもしれません。

 

 

立川高校は、毎年夏に1年生が参加する「臨海教室」を開いています。

そこでは、伝統行事の「遠泳」が行われます。

 

水泳が苦手な生徒にとっては、ちょっと気になるところです。

 

昨年、学校説明会だったか合同説明会だったかそれとも別の機会だったか、ある生徒が「遠泳」について訊いてみたところ、それが原因で「うち」を受けない生徒もいるねえ、というようなことを言われたそうで、それちょっとどうなんだろうねえ、などと話題にしていたところ、ちょうど立川高校に通う生徒が来たので、そんなこと言われたそうだよ、と話をふってみたら、あ、僕のときも同じようなことを言われました、というので、ちょっと驚いて、詳しく話を聞いてみると、数年前にその生徒が質問したときには、「遠泳」は本当に大変だという話を「素」で聞かされて、立川を受けるのをやめようか悩んでしまったということです。

 

まあ、結論からいえば、「遠泳」はとてもきつい経験かもしれませんが、怖気づいて受験をあきらめるほどのことではありません。

 

長年続けられている伝統行事ですから、先生方も泳ぎが苦手な生徒をどう指導すればいいのかということを熟知しているわけです。

 

泳ぎが苦手な人は少しばかり嫌な思いをするかもしれませんが、たった3泊4日の「臨海教室」を不安がって志望校をかえるのは、ちょっともったいないように思います。

 

それどころか、むしろ、水泳が苦手な生徒にとっては、素晴らしい経験となるかも知れません。立川高校の1年生は、夏休みの「臨海教室」に向けて水泳の特訓をするそうです。苦手を克服するチャンスとなるかもしれません。

 

 

いずれにしろ、2、3の「ネガティブな情報」が気になって、その高校を受ける気が失せたのなら、つまり、それまでの「縁」だったのということなのでしょうが、それでも一度は「冷静」になって、「それ」は本当に受け入れられない難点なのかどうか、考えてみるべきだと思います。

 

 

それにしても、その先生たち、ちょっと気になりますね。

「生徒集め」に「駆り出される」先生は、どんな先生が多いのかな、とちょっと考えさせられました。

優秀な生徒を集めたいと考える高校は、自校の魅力を存分に語ることができ、機知にあふれた受け答えのできる人を派遣するように思いました。

 

 

 

ついでに、「説明会」で生徒が聞いた情報ですが、「自校作成」を行ういくつかの高校が積極的に本年度の入試の難度を上げるという話をしている昨今、ある高校は、「グループ作成」の問題と同じような難易度を維持するという話をしていたそうです。

 

う~ん、ホンキかいな・・・。書きたいことはいろいろとありますが、ひとつだけ。短絡的な人は、入試問題が簡単だと合格しやすい、と考えるかもしれませんが、そう単純な話ではありません。

 

まあ、これも「鵜呑みにしない」ほうがいいかもしれません。

 

 

 

あ、あとこれもついでに書いておきますが、よく、大手の学習塾が高校の先生を呼んで「学習塾主催の説明会」を行っていますが、行く必要はありません。

 

普通に考えたらわかりますが、特に都立高校の先生が、ある特定の塾にだけ入試に関する特別の情報を提供するということはあり得ません。

 

高校で行われる説明会にいったほうが、充実した資料と確かな情報を手にすることができます。

 

 

全てが、とはいいませんが、「あれ」に申し込むと、合格発表の後に「確認」の電話が来て、びっくりさせられるかもしれませんよ。

 

 

(ivy 松村)