受験校を決める(三者面談の話③)

中学校の先生にも、いろいろな方がいます。自分が中学生だったときを思い返してみても、個性豊かな先生方との出会いがありました。また、大人になって、学校の先生をされている人と知り合う機会ごとに、改めてそう感じることも多くあります。

 

ですから、「学校の先生」とひとまとめにして論じることに、無理があるとは思いつつも、「三者面談」を通して見えてくる学校の先生の実像について考えてみたいと思います。

 

 

まず、中学3年生の担任は、とても大変です。実際の仕事を見ていない方でも容易に想像がつくと思います。

経験の浅い先生ではなく、ある程度の経験を持った先生が受け持つことが多くなります。学校によっては、適任の先生がいないときには、定年をされた先生が、嘱託などの形で担任を任される例もあるようです。

 

改めていうまでもないことですが、学校の先生の仕事は多岐にわたり、激務です。進路相談ばかりに時間を取っていられないというのが実情です。

 

ですから、三者面談で受験校を決定するという「業務」もある程度「流れ作業」となってしまいます。当然、長年の経験がある先生ほど、慣れたやり方、「得意の形」で効率的に仕事を「片づけて」いくようになります。

 

特に、「入試相談」では、付き合いが深く、パイプのある高等学校に生徒を斡旋する流れが出来上がっていることが多いのです。

 

受験校に対して強い希望を持った生徒・家庭であれば、志望先の高校の先生に問い合わせをして情報を集めてもらえるとは思いますが、「何となく、こんな学校なんかはどうかな~」という程度の話には、付き合っていられないというのが、実際のところだと思います。

 

世の中には、しっかりとした志望、計画を持った中学生より、真剣に自分の進路と向き合うことができない中学生のほうが多いと思います。

もじもじ、ぐずぐずするばかりで、自分の将来を、「誰か」が案内しれくれないかな~と考えているのです。

 

それで、学校の先生は、「じゃあ、君は○○高を受けときなさい」と機械的に決めていくのです。

 

 

あるいは、志望校に対して、学校の先生が「そんな高いレベルの学校なんか、入れるわけない」「もっと低いランクの学校を選びなさい」と言うこともあるかもしれません。

 

それは、本心というよりも、本気で受験を考えているのかを、見定めようとしているのではないかと思うこともあります。

受験に対して真剣味がなく、偏差値などをよく調べもしないで、聞いたことのある学校を「何となく」挙げる生徒もたくさんいるはずだからです。

 

 

 

受験校は、学校と相談して決めるのではなく、家族や塾で相談をして決めたものを「承認」してもらう形にするのが、最も良いと思います。

 

ただ、推薦や併願の基準にギリギリ足りないときなど、学校の先生の口添えで何とかなる場合がありますので、学校の先生にやってもらえることは何なのか、しっかり確認しておくことは大切です。

 

また、「リーダーとしての活動」とか「特別活動」といった、学校の先生のさじ加減にゆだねられている内申の加点項目がある場合もあります。それは、学校ごとにいくつまで、と決められていることもあります。

 

ですから、あと1つか2つ内申点があれば・・・というときには、学校の先生に、なんとかならないか「お願い」をしてみる必要があります。

 

もちろん、塾の方でも、「裏ワザ」のようなものがあります。少し前に、ニュースになったので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。後日、またその話を書こうと思います。

 

 

 

塾に通うことの最大のメリットは、受験の相談を親身に受けてもらえることです。

「受験のことはよくわからないけど、どの辺の高校なら受かるのか教えてほしい」というような、ふんわりした質問にもお答えします。

 

私が尊敬する塾の教師の1人が言っていた言葉があります。

それは、「塾の仕事の7割は、受験校を決めることだ」というものです。それを聞いた当時は、あまりピンと来なかったのですが、今は、その意味がよくわかります。

 

受験生のやる気を引き出す、受験生の学力を伸ばすということも、受験校を決めるということの延長にあることに気づいたからです。

 

もちろん、独断的に塾が生徒の受験する高校を決めるということはあってはなりません。生徒・保護者の方と話をしながら、具体的な形にしていくということが、受験校を決めるということです。

 

 

中3生のご家庭とは、期末テストの後、12月の学校の三者面談の前に、もう一度塾での面談を設定させていただきます。そこで、受験校について、再度お話しさせていただきます。

 

 (ivy 松村)

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