“oa”のつづりは[ou](オウ)と読みます。
oak(オウク)→×「オーク」〈植物〉
oatmeal(オウトミール)→×「オートミール」
boat(ボウト)→×「ボート」
coat(コウト)→×「(上着の)コート」
float(フロウト)「浮かぶ」)→×「フロート」
coast(コウスト)「海岸」→×「コースト」
toast(トウスト)→×「トースト」
roast(ロースト)→×「ロースト」
throat(スロウト)「のど」→×「スロート」
boast(ボウスト)「自慢」
toad(トウド)「ヒキガエル」
goal(ゴウル)→×「ゴール」
coal(コウル)「石炭」→×「コール」
coach (コウチ)→×「コーチ」
poach(ポウチ)「ゆでる」
approach(アプロウチ)「接近する」→×「アプローチ」
soak(ソウク)「浸す」
soap(ソウプ)「石鹸」→×「ソープ」
loaf(ロウフ)「パン一斤」
foam(フォウム)「泡」→×「フォーム」
roaming(ロウミング)→×「ローミング」
loan(ロウン)→×「ローン」
moan(モウン)「うめき声」
road(ロウド)「道」→×「ロード」
以下のような単語は[ɔː](オー)になります。
broad(ブロード)「広い」
abroad(アブロード)「海外に」
broadcast(ブロードキャスト)「放送」
Broadway(ブロードウェイ)「ブロードウェイ」
“road”(ロウド)との発音の違いに気をつけてください。
また、“oa”を含む、以下のような特殊な発音の単語にも注意しましょう。
cocoa(コウコウ)→×「ココア」
koala(コウアーラ)→×「コアラ」
oasis(オウエイシス)→×「オアシス」
“oa”に“r”がついて、“oar”になると、[ɔːr](オーァ)になります。
oar(オーァ)→×「オール」
soar(ソーァ)「舞い上がる」
roar(ローァ)「轟音」
coarse(コーァス)「粗い」
hoarse(ホーァス)「かすれた声の」
board(ボーァド)「板」
aboard(アボーァド)「搭乗して」
cupboard(カボーァド)「食器棚」
hoard(ホーァド)「蓄える」
つづりが“oe”となる単語は、発音が[ou]となります。
doe(ドウ)「(鹿や羊の)雌」
toe(トウ)「つま先」
hoe(ホウ)「鍬(くわ)」
roe(ロウ)「魚の卵」
foe(フォウ)「敵」
woe(ウォウ)「悲哀」
aloe(アロウ)→×「アロエ」
floe(フロウ)「(水に浮いている)氷原」
sloe(スロウ)「スモモの一種」
throe(スロウ)「激痛」
oboe(オウボウ)→×「オーボエ」〈楽器〉
以下のような単語は、例外です。
[uː](ウー)
shoe(シュゥー)「靴」
canoe(カヌゥー)「カヌー」
[ʌ](ア)
does(ダズ)
さらに、つづりが「ol+子音」のときに、[ou](オウ)の発音が現れる単語があります。
folk song(フォウク・ソング)→×「フォーク・ソング」
“folk”の“l”は黙字です。発音しません。
old(オウルド)「古い」→×「オールド」
hold(ホウルド)「持つ」→×「ホールド」
cold(コウルド)「寒い」→×「コールド」
gold(ゴウルド)「黄金」→×「ゴールド」
told(トウルド)*“tell”の過去形・過去分詞形→×「トールド」
fold(フォウルド)「折りたたむ」→×「フォールド」
mold(モウルド)「鋳型」
sold(ソウルド)*“sell”の過去形・過去分詞形→×「ソールド」
bolt(ボウルト)→×「ボルト」
jolt(ジョウルト)「揺さぶる」
dolt(ドウルト)「うすのろ」
molt(モウルト)「(動物の)毛の生え替わり」
colt(コウルト)「雄の子馬」
volt(ヴォウルト)→×「ボルト」〈電圧の単位〉
revolt (リヴォウルト)「反乱」
holy(ホウリィ)「神聖な」
roll(ロウル)「転がる」→×「ロール」
poll(ポウル)「投票」
toll(トウル)「通行料」
“oll”の“o”を[ɔː](オー)と読む単語もあります。
[ɔː](オー)
doll(ドール)「人形」
つづりが“ost”の単語も、やはり[ou](オウ)の発音になります。
host(ホウスト)「主人」→×「ホスト」
most(モウスト)→×「モースト」
post(ポウスト)→×「ポスト」
ghost(ゴウスト)→「幽霊」×「ゴースト」
ただし、以下の単語などは、[ɔ](オ)あるいは、[ɔː](オー)と発音されます。
lost(ロスト、ロースト)*“lose”の過去形・過去分詞形
cost(コスト、コースト)「費用」
roster(ロースタァ)「(スポーツチームの)選手名簿」
foster(フォースタァ)「育成する」
Boston(ボースタン、ボスタン)「ボストン」
一方、つづりが「al+子音」のときは、[ɔː](オー)になることがあります。
all(オール)「すべて」
ball(ボール)「ボール」
fall(フォール)「落ちる」
tall(トール)「背が高い」
wall(ウォール)「壁」
hall(ホール)「ホール」
call(コール)「呼ぶ」
mall(モール)「(ショッピング)モール」
small(スモール)「小さい」
stall(ストール)「失速する」
install(インストール)「インストール」
also(オールソウ)「~もまた」→×「オルソー」
almost(オールモウスト)「ほとんどの」→×「オールモスト」
alternative(オールターナティヴ)「代わりの」→×「オルタナティブ」
although(オー[ル]ゾウ)「しかしながら」
always(オー[ル]ウェイズ)「いつも」
already(オー[ル]レディ)「すでに」
salt(ソールト)「塩」→×「ソルト」
halt(ホールト)「停止」
malt(モールト)「麦芽」→×「モルト」
falter(フォールタァ) 「つまづく」
Yalta(ヨールタ)→×「ヤルタ」 *「ヤルタ会談」の
Baltic(ボールティック)「バルト海の」→×「バルチック」
次のような単語の“l”は発音しません。
walk(ウォーク)「歩く」
talk(トーク)「話す」
calk(コーク)「滑り止めの釘」
chalk(チョーク)「チョーク」
balk(ボーク)「(野球の)ボーク」
次の単語は、発音が[ɔː](オー)または[ɑː](アー)となります。
calm(コーム)「穏やかな」 *(カーム)も
balm(ボーム)「芳香」 *(バーム)も
palm(ポーム)「ヤシの葉」 *(パーム)も
almond(オーマンド)→×「アーモンド」 *(アーマンド)も
以下の単語は、[ɑː]/[æː](アー)になります。
half(ハーフ)「半分」
calf(カーフ)「子牛」
salmon(サーモン)「鮭」
その他、語頭の“al”の発音は、基本的には[æl](アル)または、[əl](アル)になります。
[æl](アル):
alps(アルプス)「アルプス山脈」
album(アルバム)「アルバム」
alcohol(アルカホール)→×「アルコール」
alphabet(アルファベト)「アルファベット」
algorithm(アルガリズム)「アルゴリズム」
alkali(アルカリ)「アルカリ」
Algeria(アルジアリア)「アルジェリア」
allegory(アレゴーリィ)「寓話」
allergy(アレァジィ)→×「アレルギー」
[əl](アル):
alliance(アライアンス)「同盟」
allegro(アレグロウ)→×「アレグロ」〈音楽用語〉
「ついで」の話ですが、“alien”(エイリアン)「外から来た人」は、「al+子音」の構成の単語ではありませんが、“al”の発音の例外ですので、覚えておきましょう。
それから、語末が「~al」の形容詞に「ly」をつけて副詞にすると「al+子音」の構成になりますが、この場合の発音は、[əl](アル)になります。
actually、basically、cynically、especially、finally、generally、gradually、individually、internationally、locally、logically、musically、nationally、naturally、normally、officially、originally、regionally、specially、severally、technically、traditionally、universally、usually…など。
“really”は、「リアリィ」という人もいますが、多くの人は「リーリィ」といいます。
(ivy 松村)