塾と面談・学校で面談・高校に相談

生徒や保護者の方と、面談を行って、志望校の話や「学校の三者面談」の話を毎日しています。

面談以外でも、できるだけ生徒と話すようにしています。

 

ある中学校では、今日も仮内申を伝えられませんでした。

生徒の間では、三者面談のときにならないと教えてもらえないのではないか、という噂も立っているそうです。さすがに、それはないと思いますが、世の中には、そんな中学校もあったりするものなのでしょうか。

 

何年か前に、ある中学校で、2学期の期末テストの後で、「仮内申は三者面談のときに教える」、と中3の生徒たちに伝えられたことがありました。そのときは、生徒や保護者の方からのクレームがあり、事前に教えてもらえることになりました。

 

学校の先生は、受験生の希望よりも「自分たちの負担が軽くなる」ことを優先しますから、あながち、あり得ることなのかもしれません。

 

くだんの生徒には、食い下がってでも絶対に三者面談の前に仮内申を教えてもらうように、という話をしました。

一応、本人とは、仮内申がいくつだったら受験パターンは・・・というシミュレーションで話をしています。

 

もし、三者面談まで仮内申を教えないというような中学校があったら、絶対に認めさせてはいけないと思います。

強行されてしまったら、「即断できない」といって、考える時間をもらわなければなりません。

 

 

三者面談のマニュアルのようなものをお伝えしておこうと思います。

とはいっても、要旨は、こちらが事前に準備してるプラン以外は、「すぐに受け入れない」というシンプルなものです。

また、かなり圧迫的な態度を取られることもありえるので、その心構えをしておいていただきたいという2点です。

 

 

「学校の三者面談」の期間は、学校の先生にとっても非常にストレスフルな数日間となります。なかには、あからさまイライラした態度や高圧的な態度をみせる先生もいらっしゃるかもしれません。

 

腹が立つこともあるかもせれませんが、しかし、そこは、こちら側が「そこを、どうか…」とお願いするくらいの姿勢で対応されたほうがいいと思います。

 

 

学校の先生と敵対しても、何のメリットもありません。

 

 

最終的には、受験生とご家庭が望んでいる受験を制止するような権限は、学校の先生にはありません。

先生が渋った顔をしていても、「何としてもよろしくお願いしたい」という姿勢を示せば、穏便にことが進むのではないでしょうか。

 

また、自分に責任が及ぶのを極度に嫌がる先生の場合は、「責任は自分たちで負う」という一言ですんなり認めてもらえることもあります。

 

受験校を減らすように言ってくる先生もいらっしゃるかもしれません。

先生なりの考え方でそう思われるのでしょうが、塾の方では、都立の推薦や他県の受験なども含めて高校受験を組み立てた場合には、5、6校受験をすることは一般的にあり得ると考えています。

 

塾での面談で確認した、一校一校の受験の位置づけを学校の先生にお伝えすれば、最終的には了承していただけると思います。

 

 

 

どうしても、「変な先生」がいるかもしれないという前提で述べてしまうのですが、普通の先生であれば、きちんと説明すれば大丈夫だと思います。

しっかりとした「おさえ」があれば、かたくなに生徒の受験を拒むことはできないはずです。

 

「おさえ」のない受験をする場合、ある程度の偏差値を「Vもぎ」などで取っている生徒は、模試の成績表を念のために持って行くといいかもしれません。「これだけの偏差値があるので、塾で大丈夫だといってもらっている」と伝えることで、先生も納得されることがあるかもしれません。

 

また、逆に、模試の成績によって「おさえ」を確保しているような場合には、そのことを伝えておかなければなりません。

 

 

 

無いとは思いますが、万が一、受験生とご家庭の意向を「独自の判断」で拒否する先生がいらっしゃったら、中学校の「上の人」や教育委員会に相談してもいいか、聞いてみるとよいかもしれません。

 

 

 

推薦や単願の「基準」があと少し足りないとき、学校の先生が高校と「話をつけてくれる」ことがあります。

実際には、「どれくらいディスカウントできるか」というところまで決まっているのですが、学校の先生は「交渉の窓口」になってくださるわけですから、そのときには、やはり感謝しなければいけないと思います。

 

そうでなくても、先生の判断で加点するかどうかを決められる「特別活動」などの内申の加点項目があります。もし、これを認めてくださるという場合には、それは先生の温情であると理解しなければなりません。

 

 

 

「学校の三者面談」で受験校が「決められてしまった」ら、覆すのが難しくなります。

ですから、もし、新しい提案が出てきたり、塾での話と違うことを言われて判断に迷うことがあったりしたら、話を引き取って、後日、「三者面談」をやり直してもらうか、電話等で返事をさせてもらう形にしてもらいましょう。

 

学校の先生は「その場」で決めてもらいたがります。早く終わらせたいという気持ちが強くなることもあるでしょう。その心情が言動に表れ、強い口調になってしまわれることもあるかもしれません。

プレッシャーに弱い方などは、その場の空気に飲まれて、言われるままに受験校を決めてしまうということもありえます。

 

よく考えてください。それは「○○商法」といった類のものと同じです。もちろん、学校の先生にそのような意図などあるはずはありません。しかし、構図は同じです。

 

 

「家族で話し合ってよく考えて決めたい」とおっしゃってください。「宿題」にしてもらいましょう。その場では、確定させないことが重要です。

 

学校の先生は露骨に嫌な顔をされるかもしれません。しかし、そこは「申しわけありませんが…」と重ねてお願いしてみましょう。

 

学校の先生の感情や都合よりも、一人の中学生の将来の方が重いはずです。

 

 

 

最も重要なのは、安易な決定をしないこと、その場の空気に流されて決めないということです。

 

もし、熟慮を重ねたうえで、学校の先生の提案がよいと思われたのであれば、それはお受けするべきだと思います。

 

今までの私の経験の中でも、こちらが思ってもみなかった良案を学校の先生が示してくださって、そのおかげで非常に満足のいく進路に進むことができた生徒もいました。

 

 

消費者の権利を守るために「クーリング・オフ」という制度がありますが、受験校を決めるということも、頭を冷やして考える期間を持つことが大切なのです。

 

ただし、差し迫った期限があることがらですから、場合によっては、あきらめなければならないことや、見切りをつけて決めなければならないことがあることも認識しておかなければなりません。

 

 

 

 

ところで、受験校がまだ絞り切れていない人は、今週末にもいろいろな学校が「説明会」や「個別相談会」を行っているので、行って、「相談」してみてはどうでしょうか。

ホームページなどに日程を載せている学校もたくさんあります。

告知に力を入れている高校は、どんどん「相談」に来てもらいたいと思っているわけです。

 

 

入学後の学校生活について聞くことももちろん大事なことですが、受験生・保護者の方が今、最も知りたい情報は、入試に有利になる材料はないか、ということですよね。

 

今の時期に「相談」する内容は、必然的に、「有利な入試制度を利用できないか」という内容になると思います。

 

推薦、単願、併願などで出願したいと思っている高校があるのだけれど、「基準」が足りないという場合、「相談」してみる価値はあります。

 

(「基準」は塾で教えてもらえるはずですが、もし、知らない塾があれば、それは「相当ヤバい」塾です。大手塾に通っている生徒で、塾の併願が取れなかった生徒も、塾まかせにしないで動いてみると、知らされていない情報を教えてもらえるかもしれません。)

 

特に、頑張って模試でよい成績を取っている生徒は、「相談」すれば、もしかしたら「何か」あるかもしれませんから、聞いてみることをお勧めします。よい情報があるかもしれません。

 

念のため、「Vもぎ」や「Wもぎ」の成績表を持って行くようにしてください。「話しがはやくなる」かもしれません。

 

また、その際に、部活や学外活動などでアピールできるものがあれば、「ダメもと」で聞いてみましょう。

 

 

もし、都立が第一志望だから、「私立高校の話は聞く必要はない」と考えている方がいたら、ちょっと考え方を変えてみたらいかがか、と思います。

私立の特待生待遇や奨学生制度などについて、有意義な情報を得られるかもしれません。

 

 

幸運にも、条件のいい高校を見つけることがあれば、受験の組み立てをより良いものに変えることができるかもしれません。

 

あるいは、満足できるレベルの学校に、入学しやすい「ルート」が見つかるかもしれません。

 

 

今は、高校受験のひとつの山場に差し掛かっています。とても大切な時期です。

できたはずのことをやらないで後悔するよりも、可能性のあることは試してみる方がよいと思います。

 

 

 (ivy 松村)

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