塾で行われる雑談②

渡辺稔氏の「学習塾における雑談」という論文には、学習塾の雑談は迎合的に行われる傾向があると述べられている。

 

つまり、塾講師は生徒が求めている方向に沿うように雑談をするということだ。

 

一部の学習塾では、つまらない塾と思われないために、余興的、即自的なコミュニケーションに流れてしまうこともあるのだろう。また、生徒同士がワイワイと騒がしく話しているのを注意できない塾も多いと聞く。

 

よくよく考えると、塾でつまらない雑談を繰り返すのは破滅的だ。時間とお金をかけて勉強するために塾に来る。授業中に長時間、中身のないつまらない話を聞かされたとしたら、ぞっとする。

 

せめて、「つまらない」と思われないような話をしようとしているのかもしれない。そのため、一部の塾講師は、生徒の機嫌をとるような、迎合的な雑談をするのだろう。

 

「良い雑談」というものはあると思う。それは、学習面にポジティブな影響をもたらすものだ。思考を深化させたり、知識を増幅させたりする雑談というものもあるだろう。さらに、リラックスして勉強できる環境を作ったり、学習意欲を向上させる材料を提示したりする意図で行われる雑談もある。

 

雑談も「しっかりと」するというのが、塾の理想なのかも知れない。塾の仕事とは何かについて、考えさせられた。

 (ivy 松村)

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