過去問くらべ

本日も中3と小6の入試特訓を行いました。

 

過去問演習もかなり板についてきました。

 

今日は、結果もまずまずでした。

気を抜かずに、この調子を持続できるように頑張っていきましょう。

 

 

 

ところで、中学・高校受験の過去問のメジャーな出版社は「声の教育社」と「東京学参」ですが、この2社の過去問にはそれぞれ特徴があります。

志望校によっては、それぞれの出版社の過去問を手に入れたほうがよいこともあります。

 

 

「声の教育社」の過去問でありがたいのは、国語の「課題文」が「著作権の問題」で掲載不可となっている場合でも、設問を掲載してくれていることです。

 

設問がわかっていれば、入試問題を「復元」することが可能です。

 

出典は判明しているので、作品を手に入れることができれば、入試に使われた部分を見つけ出すことはそれほど難しいことではありません。

 

インターネットを使って当該の作品を所蔵している図書館を探し、借りることができます。

 

必要なページをスキャンしてパソコンに取り込み、OCRソフトで文字データに起こします。

「OCRソフト」というのは文字認識を行うソフトウェアのことで、これを使えば、印刷された活字や画像に埋め込まれたテロップなどをワードなどの文字データに変換することができます。

 

日本語は「複雑」なので、アルファベットを使う言語などに比べて認識の精度が低いのですが、それでもかなり正確に読み取ってくれます。

 

誤認識などを訂正して、文章を整えます。

 

設問と見比べながら、括弧や傍線を書き加えて、もともとの入試問題を「復元」します。

 

 

過去問を解く機会は、本当に貴重なものですから、なんとかその経験を積ませてあげたいと思います。

 

大手の塾であれば、受験生から提供してもらって、実際の入試問題を手に入れることは造作もないことなのでしょうけれども。

小さな塾はいろいろと工夫が必要ですね。

 

まあ、こういう作業は嫌いではないので、趣味のような感じで楽しんでやっていますが。

 

 

 

「東京学参」の過去問がありがたいのは、英語のリスニングの放送内容だけではなく、和訳も掲載してくれていることです。

 

 

英語のリスニング問題を公表している私立高校は限られています。

 

志望校がリスニング問題を公表していない場合には、代替の教材を使って対策を行うしかないのですが、市販のリスニング教材は、難関校の入試対策としては「力不足」です。

 

そこで、場合によっては、リスニング・データを公表している高校のリスニング問題を使ってリスニングの対策を行うことが必要になります。

その際に、やはり、日本語訳があると大変便利です。

 

ちなみに、リスニング・データを公表しているのは、開成、青山学院、明大明治、中大杉並、日大櫻丘、法政二高などです。

 

 

 

「声の教育社」と「東京学参」の2つの過去問は、解説もそれぞれ違いがあって面白いのですが、なんと、「正解」が両者で違っていることがあります。

 

入試問題の正解を公表しない高校がけっこうあるのですが、そういった高校の過去問の解答解説は、出版社側で問題を解いて、その答えを「正解」として掲載しなければならないのです。

 

そのようなときに、ごくたまに、どちらかの「正解」が間違っていることがあります。

 

私は曲がりなりにも塾で教えている身ですから、「正解」が間違っているときには気づきますが、ほとんどの中学生は、違和感を持っても解答解説が正しいと信じてしまうにちがいありません。

 

 

記述問題の模範解答などでも、ちょっと腑に落ちないものがあります。

 

また、配点に疑問を感じることもあります。

 

 

受験生は、過去問の解答解説に正しい答えが載っていない場合があるということを、一応心得ておきましょう。

過去問集は完全無謬のものではないのです。

特に、国語の問題で間違った「正解」が散見されます。変だな、と思ったら、塾の先生に質問しましょう。

 

 

 

さて、私立高校入試まで、1か月を切りました。

 

今日も過去問を解きましたが、明日からも過去問です。

過去問をしっかり利用して、対策を進めていきましょう。

 

 

(ivy 松村)

 

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