生徒の皆さんへ

人間の脳は忘れるようにできています。忘却の機能が備わっているので、いざテストのときに思い出せなくなることがあります。

 

忘れるということ自体は、不注意でも怠慢でもなく、生理的なものですから、仕方のないことです。しかし、忘れることへの対策を取らなかったために解答することができなかったのだとしたら、それは反省するべきです。

 

人間は忘れる生き物です。であるならば、忘れてしまっていないかどうかの確認を怠ってはいけません。

 

忘れることは、人間にとって自然なことなのですから、ことさらに恐れる必要はありません。「忘れる」という私たち人間の性質とうまく付き合っていけばいいのです。大切なのは覚えなおすことです。

 

 

ちなみに、大人になるほど、暗記をしなくてもよくなります。自由にメモや記録を見たり、調べたりすることができます。さらに、大人は、忘れたときに「笑ってごまかす」という究極の対処法を使うことができます。ずるいですね。

 

 

忘れてしまうということを常に想定して勉強していきましょう。ただし、「どうせ、忘れる」という認識を持ってはいけません。あくまで、強い意志の下に暗記に取り組んでください。結果として、忘れることがあるのです。

 

がんばって覚えたことを忘れてしまったら、もちろんショックですし、落ち込んでしまいます。自己嫌悪に陥ってしまう人もいると思います。しかし、忘れることは罪ではありません。勉強にとっての罪は、覚えようとしないことです。放置することです。

 

暗記という取り組みは、多くの人にとって苦痛で、ストレスを感じてしまうものです。忘れてしまったときに、覚えるために使った時間や労力が無駄になったように思ってしまいます。結局忘れてしまうのだから、覚えようと努力することに意味はない、と考えてしまう人も出てきます。それは、敗者の思考です。決してそのような考えにとらわれないでください。

 

勇気をもって暗記に取り組んでください。

勇気とは、自分が傷つく可能性を覚悟して前進する決意のことをいいます。

その先に、手に入れるべき財産があります。

 (ivy 松村)

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