平成28年度の都立高校入試①

本年度の都立高校の入試が行われました。

 

 

全校でマークシートが導入されたことが、作問に大きく影響しています。

数学以外の教科で、「記述問題」が減っています。

 

特に驚きが大きかったのは、国語でした。

共通問題では、漢字、作文以外の設問は、全て選択問題になりました。

 

出題形式の変更も含めて考えると、「易化した」といえると思います。

 

マークは面倒ですが、記述が減ったので「作文」に使える時間が増えたことも大きいと思います。

 

大問4の「書の芸術論」について述べている課題文は、10年前の平成18年度に出題された課題文とほとんど同じ「テーマ」の文章でした。

過去問を解いてしっかり準備してきた受験生は、有利だったと思います。

 

 

 

入試問題の「グループ作成」を行う「G7」の問題も、選択問題が中心の作問となっていました。

 

八王子東と国立は、漢字、作文以外の設問は、すべて選択問題です。

 

青山、戸山、立川は、漢字、作文以外の設問のうち、大問5の問4(10字)を除くすべてが選択問題です。

 

日比谷は、漢字、作文以外の設問のうち、大問4の問3の①②(それぞれ14~20字)と大問5の問4(10字)を除くすべてが選択問題です。

 

また、日比谷は、漢字の「書き」を出題する大問2で(1)を差し替えています。

(日比谷は「編む」、他校は「幼い」。)

 

西は、漢字、作文以外の設問のうち、大問4の問2(40~50字)と大問5の問4(10字)除くすべてが選択問題です。

 

 

かつては、重厚な「記述問題」が課せられていたので、その「落差」に驚きます。

私立高校の入試では、ある年度の「出題」に大きな変化がみられることが珍しくありませんが・・・。

 

 

「G7」の国語の出題状況を表にまとめてみました。

 

1 2 3 4 5
日比谷 共通 (1)差替 共通 B(独自?) A
青山 共通 共通 共通 A A
八王子東 共通 共通 共通 A B
国立 共通 共通 共通 A B
戸山 共通 共通 共通 A A
西 共通 共通 共通 C(独自?) A
立川 共通 共通 共通 A A

 

 

 

 

新宿、国分寺、墨田川の問題は漢字、作文以外の設問のうち、大問3の問5の①(3字)②(40~45字)、大問5の問4(15字)を除くすべてが選択問題です。

 

このグループは、漢字の読み書きの問題数や順番、組み合わせが高校によって大きく違っています。

 

○新宿高校

・読み・・・しょうそう(尚早)、こくじ(酷似)、さえぎる(遮る)

・書き・・・枚挙、航空券、減らす

 

○国分寺

・読み・・・ほろびる(滅びる)、さえぎる(遮る)、しょうそう(尚早)、りゅうりゅうしんく(粒粒辛苦)

・書き・・・勇んで、練る、枚挙、官庁街

 

○墨田川

・読み・・・ほろびる(滅びる)、さえぎる(遮る)、こくじ(酷似)、しょうそう(尚早)

・書き・・・練る、枚挙、寒暖、暴飲暴食

 

 

 

白鷗、両国、富士、大泉、武蔵の「グループ作成」問題は、ある意味で、「都立らしい」作りだといえるかもしれません。

選択問題ではない問題の割合は従来の入試とそれほど変わっていません。

 

選択問題ではないない設問:

 

・大問3の問1(10~15字)

・大問3の問2(~25字)

・大問4の問2(~50字)

 

 

(ivy 松村)

 

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