都立高校の志願傾向分析番外編③

都立高校のなかで、合格発表の際に、募集人数よりも多く合格者を出す高校があります。

都立上位校と多摩地区の高校を中心に、本年年度の入試で、合格者の増員があった高校を確認してみましょう。

 

 

 

増員
日野 18
多摩科技 16
神代 16
日比谷 16
小平 11
日野台 10
日比谷 10
昭和  8
西  8
戸山  8
富士森  7
国際  7
南平  6
新宿  6
翔陽  5
西  5
国立  5
立川  5
八王子東  5
国分寺  5
駒場  4
狛江  4
青山  4
両国  4

 

 

 

日野、神代、小平の女子の合格者の増員は、「男女枠緩和」によるものです。

これらの高校は、募集人数の1割の合格を、男女合同で出します。

 

そうすると、その「枠」のなかで、より高い点数を取った人数の多い方が合格者を多く出すことになるのですが、その場合、「相手」の募集人数を「奪う」形になるわけです。

 

いずれの高校も女子の方が募集人数よりも多く合格者を出しています。

そうすると、これらの高校は、女子の方が、男子よりも相対的に高い得点を取った生徒の割合が多かったということになります。

 

「男女枠緩和」は、女子が合格者を増やすことが多くなります。

それは、女子の方が男子よりも高い内申点を持っている受験者が多く、そのアドバンテージが大きくなるためだと考えられます。

 

 

多摩科技の場合は、高専との競合で、合格辞退が出ることが予想されていたためです。実際に、12名の合格辞退者が出ています。

 

日野台の男子も、おそらく同じ事情を考慮して合格者を増員したのだと思いますが、こちらは、3名の合格辞退にとどまっています。

 

南平が5名の合格辞退者を出していますので、現在、高専との競合で、高専が優位になるのはこの辺の「ライン」なのでしょうか。

 

 

昭和の男子や富士森の女子も合格者が増員されています。

これらの高校は高倍率の受験となったために、生徒の収容量を大きくする処置だったのかもしれません。

 

 

 

最後に、合格辞退者の数もみてみましょう。

 

 

 

 合格辞退者
多摩科技 11
日比谷 10
日比谷  7
南平  5
戸山  4
日野台  3
青山  3
調布北  2
小金井北  2
昭和  2
狛江  2
東大和南  2
翔陽  2
西  2
西  2
八王子東  2
国分寺  2
町田  1
武蔵野北  1
調布北  1
小金井北  1
日野台  1
昭和  1
多摩科技  1
小平  1
東大和南  1
神代  1
調布南  1
青山  1
国際  1
国際  1
大泉  1
富士  1
富士  1
白鷗  1

 

 

 

都立高校入試は、国私立高校入試の結果がほぼ出そろった後に行われますが、都立高校の入試日の時点で、入試結果が流動的な受験生がいます。

 

受験の状況によっては、都立高校に合格した後で入学を辞退することになる場合があります。

 

 

近年の高専の入試の合格発表は、都立高校の入試日の後に行われます。

高専と都立両方に合格した受験生で、高専を第1志望とする受験生は、都立の合格を辞退することになります。

 

また、都立高校の合格発表の直後に「繰り上げ合格」を行う私立高校があります。

その結果によって、都立の合格を辞退する受験生が出てきます。

 

 

 

 (ivy 松村)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。