今週、中1、中3の月例テストが実施されました。中2は来週行われる予定です。
今週末から来週の頭にかけて各中学校の中間テストがあります。
その後はまた、10月の月例テストです。
受験学年の中3生はさらに毎月vもぎを受け、そのうえ、月2回ほどのペースで入試演習特訓があります。ほぼ毎週何かしらのテストを受けることになります。
これからはテストが生活の中心になっていきます。
テストの「受け方」について考えてみましょう。
テストとは、制限時間内で設問に対して解答し、その合計点を出すものです。
出題者は、対象となる人物がどれくらいの力があるのかを試し、受検者(受験者)は、一般的には、合格点や目標の点数を獲得することを目指して取り組みます。
入試では、他の受験生とその点数を競うことになります。
なるべく多く得点を取ることが求められているわけですが、高得点を取るためには2つの要素が必要です。すなわち、正確に答えを記入すること、そして、たくさん正解すること、です。
当然のことながら、正しい答えを、求められている形式で解答しなければ点数にはなりません。
計算ミスは不正解になります。
小数点を付け忘れる、通分をし忘れる、単位量の間違い…など、すべて失点につながります。
解答欄を間違えたり、解答の形式を間違えたりすれば、得点を逃すことになります。
記号で記入するべき問題の答えを語句で記入しても、もちろん、得点は入りません。
ア.of
イ.at
ウ.to
エ.in
という選択肢の答えを「of」と答えてしまうような場合です。
「ひらがなで答えなさい」「漢数字で答えなさい」といった指示を守らなければ、正解にはなりません。
誤字や、綴り字の間違い、判読できない文字は正解とはみなされないでしょう。
高校入試で出題される漢字の設問に、特に「楷書で書きなさい」と指示されることがあります。それは、点画をつなげて書くと×にする、という意味に取れます。
また、文法や語法のルールに反した言葉遣いを用いれば、その答えは×になるでしょう。
厳密な国語のテストにおける採点基準に照らせば、記述解答の文末に句点を付け忘れると、「-1」になります。ですから、授業ではいつもしつこく、しつこく指摘します。
いつまでたっても直らない人、このブログ、見てますか?
人間は、わかっていても間違えることがあります。ミスや勘違いなどをして、得られるはずの点数を取り逃してしまった経験は、誰もが持つものでしょう。
時とともにそれを克服していく人がいる一方で、いつまでも「うっかり」を続ける人がいます。意識の差が、得点の差となるのです。
昔、テスト後に、「うっかりミス」をしてしまった生徒で、「あぁ~、しまった~!!」となぜか嬉しそうにニヤニヤしながら大声でアピールしている人がいました。今でもそのような人はいるものなのでしょうか。
四重に恥ずかしいので止めましょう。
1.答えられる問題をミスしたことの恥ずかしさ
2.その恥を周囲に知らしめるという、不可解な行動をドヤ顔でとる恥ずかしさ
3.反省できない、軽薄な人間性を周りに知られてしまう恥ずかしさ
4.それが恥ずかしいことだと気付いていない恥ずかしさ
「うっかりミス」をしてしまったときには、静かに、しかし、心の中では激しく反省し、二度としないことを心に刻みましょう。
「おっちょこちょい」は「人間的な魅力」だと勘違いしている人がたまにいますが、勉強や仕事において、それは「悪」でしかありません。失敗を笑って済ませる人間が、信用されるはずがありません。
100%なくすことは難しいものですが、「ミス」は憎むべきものであり、根絶しようと努力すべきものです。
実際の入試で、極度の緊張を経験する人もいると思います。
ミスが出やすい状況です。
「うっかりミス」で人生を棒に振っても、笑っているのですか?
(ivy 松村)