国公立大学の経済性

国公立大学に入る「メリット」のひとつに「経済性」があります。

 

国公立大学の「経済性」について書いてみます。

 

 

国公立大学の学費は、私立大学よりも安くなっています。

しかし、実は、国立大学のほうが、私立大学よりも経済的に余裕のある学生が多いといわれています。

 

名門の国立大学に通う学生の親の所得は「平均」よりもかなり高いことが、各種データで明らかになっています。つまり、国立大学には、裕福な家庭の学生が多いわけです。

 

一方、奨学金などを頼りに、私立大学に通う学生が多くいます。

国公立大学の方が私立大学よりも学費が安いわけですから、ある意味で、「ねじれた」状況だといえるかもしれません。

 

 

この状況について、さまざまな分析や考察がなされていますが、今回はちょっと置いておきましょう。

まず、何よりも国公立大学の「学費」は安いわけです。

 

 

 

「学費」についてもう少し。

 

大学には、家庭の所得に応じて授業料を免除したり減額したりする制度があります。

実は、この減免の「審査基準」は、私立大学よりも国公立大学の方が「ゆるく」なります。

国公立大学の方が、授業料の免除や減額を認められる可能性が高くなるわけです。

 

もし、親に頼らずに、自分で学費を稼いで大学を卒業しようと考えている人がいたら、調べてみることをお勧めします。扶養からはずれてアルバイトなどで自活をしているのであれば、授業料の減免が認められやすくなると思います。

 

 

 

また、蛇足の話ですが、私立大学は、一般的に「休学」をしても学費を払わなければなりません(大学によって制度が違います)が、国公立大学は、「休学」している期間の学費を納める必要はありません。

 

 

 

それから、多くの大学生はアルバイトをしますが、国公立大学に通う学生は「いいアルバイト」をみつけやすいかもしれません。

学内に多くの「アルバイト先」があるからです。

学内の施設や研究室などで、「人手」が必要なときに、学生に声がかかることがあります。

 

これはあくまで私の主観ですが、国公立大学は「他の機関」に比べて、「運営」や「研究」にかかる「人件費」をきっちりと「予算」に反映させるため、良い条件のアルバイトが多いように思います。

 

 

 

話は変わりますが、少し前に、塾や予備校に一切通わずに今年現役で筑波大学に合格した「進学指導特別推進校」の卒業生に話を聞く機会がありました。

 

どんな受験勉強をしたのかいろいろと教えてもらったのですが、とにかく高校の授業を大切にした、という話が印象的でした。

教科書を使ってしっかりと勉強し、高校で配られる教材に丹念に取り組み、わからないことは先生にききに行くようにしていたのだそうです。

センター試験用の問題集や過去問は買ったけれど、特にそれ以外に問題集や参考書は使わなかったということです。

(一部の教科は、「進学指導重点校」や他の進学校に比べて「進度」が遅かったので、受験直前はけっこう大変だったと言っていましたが。)

 

はっきりいってしまえば、「特殊なケース」なのでしょうが、それでも、いろいろと興味深く思いました。

 

 

塾や予備校に通わずに、早慶などの一般入試に合格するのは至難のわざです。

受験生個人では習得することが困難な膨大な知識やテクニック等の装備が必要になるからです。

 

むしろ、「個人」で勝負するのであれば、国公立大学入試のほうに勝算があるということになります。

 

 

しっかりとした見通しをもって受験に臨むことができる強靭な意志と実行力の持ち主にとっては、国立大学受験は、「低コスト」の受験となりえるのかもしれません。

 

 

(ivy 松村)

 

 

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