「H」の話③

「H」を用いた「二重字」は、意外と多くあります。

 

たとえば、「ch」「sh」「ph」「th」「gh」「wh」「rh」などです。

 

この中で、「ch」は少し厄介です。「ch」には、複数の発音があります。

 

 

スペイン語、イタリア語、フランス語のそれぞれの言語の「ch」の発音を確認してみましょう。

 

・スペイン語の「ch」…「チ」→「チャ・チ・チュ・チェ・チョ」

・イタリア語の「ch」…「ク」→「カキクケコ」

・フランス語は「ch」…「シュ」→「シャ・シ・シュ・シェ・ショ」

 

 

英語の「ch」は、いずれの発音も有しています。

つまり、英語において「ch」は、「チ」と読む可能性もあれば、「ク」と読む可能性もあります。

それだけでなく「シュ」と読む可能性もあるわけです。

 

「ch」の綴りが出てきたときは、発音記号を確認するようにしましょう。

 

・「チ」の発音記号→[tʃ

・「ク」の発音記号→[k

・「シュ」の発音記号→[ʃ

 

 

 

3つの発音の中で、英語の「ch」の「基本」となるのは「チ」です。

 

China「チャイナ」(中国)

child「チャイルド」(子供)

champion「チャンピオン」(王者)

chance「チャンス」(機会)

charity「チャラティ」(チャリティ)

church「チャーチ」(教会)

cheer「ア」(応援)

chicken「キン」(鶏肉)

cheese「ーズ」(チーズ)

cheap「ープ」(安い)

choose「チューズ」(選ぶ)

chair「チェア」(椅子)

change「チェンジ」(変わる)

chocolate「チョコレト」(チョコレート)

chopsticks「チョプスティクス」(箸)

 

 

枚挙にいとまがありません。

「ch」の付く英語の基本語彙は、一般的には「チ」で読まれます。

 

 

 

「ch」を「ク」と発音するのは、古代ギリシア語、ラテン語(あるいはイタリア語)に由来する語彙です。

 

 

chaos「オス」(混沌)

chameleon「メレオン」(カメレオン)

charisma「リスマ」(人を心酔させる魅力)

 

character「ャラクター」(特徴)

 

Christ「ライスト」(キリスト)

Christmas「リスマス」(クリスマス)

 

chemistry「ミストリー」(化学)

chemist「ミスト」(薬屋)

 

chronicle「ロニクル」(年代記)

 

cholera「レラ」(コレラ)

chorus「ーラス」(合唱)

 

 

 

なじみのある単語で「ch」=「ク」の発音をするものもけっこうありますよ。

 

 

anchor「アンー」(最終走者)

school「スール」(学校)

technic「テニック」(技術)

technology「テノロジー」(科学技術)

orchestra「オーストラ」(管弦楽団)

echo「エー」(反響)

 

 

 

また、「ch」=「ク」になる単語は、古代ギリシア語、ラテン語に由来する語彙なので、学術用語や専門用語、あるいは抽象的な概念や造語などによく見られます。

 

 

anachronism「アナロニズム」(時代遅れの)

archive「アーイヴ」(記録文書)

scholarship「スラーシップ」(奨学金)

 

archeology「アーオロジー」(考古学)

architecture「アーテクチャー」(建築)

anarchy「アナーー」(混乱)

scheme「スーム」(計画、体系)

 

epoch「エポッ」(新時代)

synchronize「シンロナイズ」(同時性を持つ)

stomach「スタマッ」(胃)

monochrome「モノローム」(白黒)

 

psychology「サイロジー」(心理学)

mitochondria「ミトンドリア」(ミトコンドリア)

 

 

 

「archive」(アーカイヴ:記録文書)は「achieve」(アチーヴ:達成する)と混同しそうになってまぎらわしいので、気をつけてください。

 

 

 

他にも、

 

ache「エイ」(痛み)

 

という単語がありましたが、これは、ちょっと特殊です。

この語は古くからある英語の語彙であるにもかかわらず、その由来が古代ギリシア語であると「勘違い」されてしまったために、「エイク」の綴りに「ch」が当てられてしまったのだそうです。

 

 

 

また、

 

choir「ワイアー」(聖歌隊)

 

という単語がありますが、この単語の発音、めっちゃ注意してください。

 

「oi」を「ワ(イ)」と発音します。「oi」を「ワ」と読むのは、フランス語のルールです。

つまり、この語はフランス語由来なのです。

ということは、この語は、古くはおそらく「ショワー」と発音されていたはずなんですよね。

フランス語では「ch」は「シュ」になるからです。

 

しかし、この語は「chorus」(コーラス:合唱)などと同じ語源で、古代ギリシア語由来です。そのため、「ch」が「ク」に「復元」されたのだと思います。

しかし、「oi」は「フランス語の発音」のまま維持されたので、難解な発音の単語になってしまったのでしょう。

 

 

「oi」=「ワ」のフランス語の例は、他にも、

 

croissant「クロワソン」)(クロワッサン)

foie gras「フォワグラ」(フォアグラ)

 

などがあります。

 

 

あとは、フランス語で「歴史」を意味する「histoire」という語も、「イストール」と発音しますね。

 

 

 

まったくどうでもいい話ですが、日本に住んでいるフランス人の「必殺ジョーク」があって、スマホなどがまだ普及していないころ、あるフランス人が道に迷って、しかたなく電話をかけてきたので、周りに何か目立つ建物がないかきいてみたところ、「ワワ」という建物がある、と。

よくわからないので、「ワワ」って何だ、他に何か書かれていないか、ときいても、いや建物に「ワワ」としか書かれていないと言う。

とりあえず探して、やっと会うことができて、ところで「ワワ」って何だったの、ときかれた彼が、あれだよ、と指さしたデパート。

見てみると「OI OI」と書かれてあったわけです(爆笑)。

 

 

(このジョークが理解できれば、君もフランス人だ! ボンジュ~ル!)

 

 

 

蛇足ついでといっては何ですが、フランス語の「r」は日本人にはちょっと難しい発音です。

フランス語の「r」は慣例的に「ラリルレロ」で表記するようになっているのですが、日本語の「ラリルレロ」とは全然違う音です。「うがい」をするときのように、のどの奥をゴロゴロさせるような独特の発音で、人によっては「ガギグゲゴ」のような音に聞こえるかもしれません。

 

ですから、「r」の音が入っている「histoire」や「croissant」や「foie gras」などのフランス語の単語は、フランス語を習ったことのない日本人には聞き取れないし、声に出してもほとんど通じないと思います。

 

 

 

フランス語が難しい、というのはよくいわれることですが、フランス語に挑戦してみると、思ってもみない「意外なメリット」がけっこうあります。

 

そのひとつは、「英語を深く理解できるようになる」というものです。

 

何度も述べてきましたが、英語は、フランス語から大きな影響を受けています。

フランス語を知れば、英語のことをより詳しく知ることができます。

 

 

 

さて、「ch」の続きを。

 

「ch」を「シュ」と発音するのはフランス語由来の語彙です。

 

 

chandelier「シャンデリィア」(シャンデリア)

champagne「シャンペイン」(シャンパン)

Chicago「カゴゥ」(シカゴ)

chic「ック」(上品な)

chivalry「ヴォリィ」(騎士道)

chef「シェフ」(料理長)

Chevrolet「シェヴォレ」(シボレー:自動車メーカー)

 

machine  「マーン」(機械装置)

cache「キャシュ」(隠し場所)

parachute 「パラシュート」(パラシュート)

moustache「マスタッシュ」(口ひげ)

 

 

「cache」(キャシュ:隠し場所)は、「cash」(キャシュ:現金)と発音は同じですが、綴りは違うので注意してください。

また、「ache」=「エイク」ですが、「cache」=「キャシュ」なので、これも気をつけましょう。

 

 

 

ちなみに、チョコレートは英語では「chocolate」ですが、フランス語では「chocolat」です。

語末が「t」になっていますが、フランス語は語末の「t」を読みません。

したがって、フランス語では、これを「ショコラ」といいます。

 

 

 

その他、まあ、「例外」のひとつですが、オランダ語由来の「ch」があります。

 

yacht「ヨット」(ヨット)

 

これは「ch」が無音になっています。

 

 

 (ivy 松村)

 

 

「H」の話②

「H」の起源は、古代ギリシアの文字にあります。

 

古代ギリシア語には「ヘータ」という文字がありました。「ヘータ」の大文字の字形は「H」と同じ形です。

これが、「エイチ」のルーツです。

 

この「Η」=「ヘータ」は、やがて「エータ」という名称で呼ばれるようになります。

古代ギリシア語において、[]の音の消失が起こったからです。

 

そのため、「Η」という文字からも[]の音が失われたわけです。

 

 

現代英語では、「H」という文字は「エイチ」と呼ばれます。

実は、これは奇妙なことです。

 

英語において、「H」という文字が担う基本的な「音素」は、[]=「ハヒフヘホ」の音だからです。

 

「エイチ」という呼称に、[]の音が含まれていないのです。

 

たとえば、ドイツ語では、「H」の文字は「ハー」と呼ばれます。

これは、ごく自然な「命名」だといえるでしょう。

「ハヒフヘホ」の音を担う文字の名称には、[]の音が組み込まれているわけです。

 

ラテン語でも「H」は「ハー」と呼ばれました。(ラテン語には当初[]の「音素」がありました。)

 

 

ラテン語から派生したイタリア語、スペイン語、フランス語などのロマンス諸語は、「H」を発音しないということを、前回の記事で紹介しました。

 

では、これらの言語は、「H」をどのように呼んでいるのでしょうか。

 

 

・イタリア語 …「アッカ」

・スペイン語 …「アチェ」

・フランス語 …「アシュ」

 

 

イタリア語は「H」の文字に「カ」→「カキクケコ」の音を代表させています。

スペイン語は「H」の文字に「チェ」→「チャ・チ・チュ・チェ・チョ」の音を代表させています。

そして、フランス語は「H」の文字に「シュ」→「シャ・シ・シュ・シェ・ショ」の音を代表させています。

 

これらは、実は、それぞれの言語の「ch」の発音です。

つまり、これらの言語にとって「H」は、「ch」を形成するための文字であるとみなされているわけです。

 

 

 

ということで、「ch」についてもう少し詳しくみていきましょう。

 

 

]の音を失った「Η」という文字には、新しい役割が与えられるようになります。

それは、「二重字」の一部になることです。

 

「二重字」というのは、「ひとつの文字」と同じような機能を持つ2文字列のことをいいます。

要するに、「セット」になった2つの文字に、「独自の発音」を付与するわけです。

 

「H」という文字の重要な働きのひとつは、「二重字」を構成するということです。

 

 

「ch」は、「c」という文字と「h」という文字が組み合わさった代表的な「二重字」です。

 

イタリア語、スペイン語、フランス語では、「H」という文字の名称に「ch」の音があてられています。

これらの言語にとって、「H」という文字の「第一義」は、「ch」を作り出すことなのです。

 

 

それにしても、それぞれの言語で、「ch」の発音がずいぶん違っていますね。

 

 

イタリア語では、「ch」は「カキクケコ」の音になります。

たとえば、イタリアの有名な童話の登場人物「ピノッオ」の綴りは「Pinocchio」になります。

 

スペイン語では、「ch」は「チャ・チ・チュ・チェ・チョ」の音になります。

たとえば、キューバ革命に参画し、スペイン語圏で人気の高い歴史的人物のひとり、「チェ・ゲバラ」の綴りは「Che Guevara」になります。

 

フランス語では、「ch」は「シャ・シ・シュ・シェ・ショ」の音になります。

たとえば、ピアノ曲で有名な作曲家の「ショパン」の綴りは「Chopin」になります。

 

フランス語では「in」の発音が「アン」になるので、「Chopin」は「ショパン」です。

ちなみに、「ルパン」は「Lupin」と書きますよ。

 

余計な話ですが、“Chopin”は、英語でも「ショパン」ですが、「チョピン」という人もいます。“Lupin”は、「ルピン」ですね。

 

 

…チョピン。…なんか、残念。

 

 

 

ドイツ語においても、「ch」は独自の発音を持っています。

 

ドイツ語には「ハヒフヘホ」が2種類あります。

ひとつは「H」で表される[]です。

もうひとつは、強く発音される「ハヒフヘホ」で、「カ」と「ハ」を強く同時に発音するような音です。

文字で説明するのはなかなか大変ですが、寒いときに、手に息を吹きかけるときに出すような「ハ~」という音で、のどの少し奥まった上のあたりを息でこするようにして出します。

 

ドイツ語には「ハヒフヘホ」が2種類あるので、これらを区別するために「ch」が用いられているわけです。

 

たとえば、ドイツの偉大な音楽家、「バッ」の綴りは「Bach」となります。

また、ドイツ起源の人気のあるお菓子に「バウムクーン」がありますが、その綴りは「Baumkuchen」になります。

 

 

 

そして、英語の「H」ですが、「エイチ」と読みます。

したがって、その名称には、やはり「ch」という二重字が念頭に置かれているわけです。

英語における「ch」の発音は、「チャ・チ・チュ・チェ・チョ」です。

 

 

さて、ここでひとつの疑問に突き当たります。

 

イタリア語やスペイン語、フランス語などとは異なり、英語には、[]の音が存在し、「H」という文字は、その発音の表記を担っているわけです。

そうすると、この文字の名称は、「ハー」とか「ヘー」であるべきです。

 

 

なぜ、「H」は「エイチ」なのでしょうか。

 

 

そのヒントは、フランス語にあります。

 

英語は、フランス語の影響を強く受けています。

「フランス人」がイギリスを支配していた時代があるためです。

「フランス人」によるイギリスの「征服」を、歴史の用語で「ノルマン・コンクエスト」といいます。

 

デンマークやノルウェー、スウェーデンなどの北欧には、かつて「ノルマン人」と呼ばれるゲルマン人の一派が住んでいました。「ノルマン」というのは「北方の人」という意味です。

フランス北西部に、「ノルマンディー」という場所がありますが、その地名は「ノルマン人」にちなんだものです。

 

「ノルマン人」というのは、つまりは「バイキング」のことです。

彼らは、巧みに船を操り、ヨーロッパ各地の沿岸に勢力を伸ばしていき、やがてその一部がフランスに土着します。その地が、「ノルマンディー」と呼ばれるようになったわけです。

 

フランスに根を下ろした「ノルマン人」は、次第に「フランス化」し、フランス語を話すようになります。

 

そうはいっても「バイキング」の末裔です。

11世紀後半、彼らは対岸のイギリスに侵攻し、イギリスを支配下におさめます。

こうして、イギリスは「ノルマン人」に征服されてしまうわけですが、それは、もはや「フランス人」によるイギリス支配だったわけです。

 

「ノルマン・コンクエスト」を契機として、イギリスには大量のフランス語の語彙が流入しました。

 

英語に、フランス語由来の語彙がたくさんあるのも、また、フランス語(風)の発音を持った語彙が存在するのも、「ノルマン・コンクエスト」の影響なのです。

 

 

 

「H」に話を戻しましょう。

 

フランス語では、「H」を「アシュ」と発音します。

その綴りは“ache”です。フランス語では「ch」は「シュ」の発音になります。

 

イギリスにおいても、「フランス人」に支配されていた時代には「H」は「アシュ」と発音されていました。

 

しかし、やがてイギリスでは「ch」は「チ」と発音されるようになります。

 

イギリス人が、国内からフランスの勢力を追い出し、英語が「国民の言語」として形成されていくなかで、いくつかの要因が重なって、英語の発音に変化が起こりました。

 

 

となれば、“ache”の読みは(スペイン語と同じように)「アチェ」になるはずです。

 

ところがまた、中世から近世にかけて、英語の発音に変化が生じました。そのため、「アチェ」のような発音は、維持されなかったのです。

 

英語独特のユニークな「発音体系」が、15世紀から17世紀にかけて形作られました。

そのうちのひとつは、語末が「子音+e」になるときに、「e」を発音せず、その直前の母音を二重母音で発音するというものです。

 

 

たとえば:

 

・「ace」→「エイス」(トランプの1)

・「age」→「エイジ」(年齢)

・「ape」→「エイプ」(猿)

・「ate」→「エイト」(eatの過去形)

 

 

したがって、“ache”は「エイチ」と発音されなければなりません。

 

フランス語において「H」の文字は“ache”という名称です。

フランス語では、その綴りを「アシュ」と発音しますが、英語では「エイチ」と発音されてしかるべきなのです。

 

 

 

…しかしながら、“ache”は「エイチ」とは読みません。

 

よく知られているように、現代の英語では、“ache”を「エイク」と読みます。

 

 

「ache」という綴りの、別の単語が「現れた」のです。

18世紀ごろに、「痛み/痛い」という意味を持つ「エイク」という発音の語彙が、「ake」ではなく、「ache」という綴りに整理されたのです。

 

 

そのため「ache」=「エイク」となってしまったわけですが、「H」の呼称は、依然として「エイチ」です。

 

そこで、「エイチ」という発音を表記する別の綴りが求められたのです。

 

 

それで「エイチ」は「aitch」となったわけです。

 

 

ちなみに、現代の英語で「アシュ」といえば、「ash」(灰)のことですね。(少し発音が違いますが。)

 

 

 (ivy 松村)

 

「H」の話①

アルファベットの8番目の文字「H」(aitch)「エイチ」についてです。

一応、念のため、いっておきますが、「Hな話」ではありません。

 

 

まったくどうでもいい話ですが、私は、授業の雑談の際に、けっこう「雑なアンケート」を取ることがあって、たとえば、「好きな地図記号は?」とか、「好きな部首は?」とか、アホみたいなことを生徒に聞いたりすることがあります。

私の好きな地図記号は「発電所」で、好きな部首は「がんだれ」なのですが、そんな私の好きなアルファベットの文字は、「H」なのです。

しかし、その回答は、何か、誤解されそうで、生徒にもアルファベットのアンケートをしづらいというのが、最近の悩みです。

 

 

 

そんなどうでもいい話はさておいて、「H」についてです。

「H」はかなり特異な文字です。

 

「H」=「h」についてみていきましょう。

 

 

まず、「h」の基本の「役割」ですが、それは、「ハヒフヘホ」の「音素」→[]を表わすということです。

 

 

・hand「ハンド」, house「ハウス」,hundred「ハンドレド」

・heat「ヒート」,hill「ヒル」, hit「ヒット」

・hair「ヘア」 heavy「ヘヴィ」,hello「ヘロウ」,

・home「ホーム」,horse「ホース」,hospital「ホスピタル」

 

ただし、「ヒュー」になる場合があります。

 

・human「ヒューマン」,humor「ヒューマァ」,huge「ヒュージ」,humid「ヒューミッド」

 

 

「ハヒフヘホ」の音を表示するのは、最も一般的な「h」の使われ方ですね。

 

 

 

「h」は、「黙字」となることもあります。

 

発音をしない「h」ですね。

 

 

・honest「オネスト」

・honor「オナー」

・hour「アワー」

 

 

これらは、フランス語に由来する単語です。

 

英語は、歴史的にフランス語の影響を強く受けています。イギリスがフランスの支配を受けた時代に、多くのフランス語が英語に流入したのです。

 

 

フランス語は、「h」を発音しません。

 

たとえば、“hotel”はフランス語では「オテル」です。

 

“henry”という名前は、イギリスでもフランスでも人気の名前ですが、英語では「ヘンリー」、フランス語では「アンリ」になります。

 

日野は「イノ」、八王子は「アシオジ」になります(chiの発音が「シ」になるため)。

「母の日」は「アアノイ」になりますね。

 

 

昔、フランスから中国経由で日本に帰ろうとして、旅行会社の窓口でチケットの手配を頼んだときに、受付のお姉さんが、「サンガイ、サンガイ…」とずっと言っていて、「サンガイ」というのはどこだっけ?と、しばらく考えていたのですが思い当たらなくて、「サンガイってどこですか?」ときいたら、「え、サンガイも知らないの?」みたいなリアクションをされて、「ここよ!」って示されたところを見てみると、“Shanghai”でした。

「シャンハイ」は、フランス語では「サンガイ」ですね。

 

 

 

それにしても、フランス語はなぜ、綴りに「h」が用いられているのに、発音されないのでしょうか。

 

 

その「原因」は、古代のギリシアで起こった、「h」の発音の消失にさかのぼることができます。

 

 

ギリシャ文字(ギリシア文字)は、私たちの知っている西ヨーロッパで使われている「アルファベット」(ローマ字)とは違っているので、ちょっとわかりづらいのですが、たとえば、古代ギリシア語で「歴史」を意味する単語を「ἱστορία」と書きます。

 

これを「ローマ字」で書き表すと「historia」になります。

 

これは「ヒストリア」と読めます。

しかし、古代ギリシアで「h」の音がなくなってしまったために、この単語は「イストリア」と発音されるようになります。

 

こうした「慣例」が後の時代に受け継がれることになるのです。

 

 

ヨーロッパ文明の礎となった古代ギリシア文明、その繁栄を担ったギリシア語の語彙は、ローマ帝国に継承され、やがてヨーロッパに伝播していくことになります。

 

ローマ帝国で使用されていた公用語はラテン語です。

ローマの人々は、古代ギリシア語をラテン語に取り入れる際に、「h」を発音しないという「慣例」も受容したのです。

 

 

フランス語は、ラテン語から派生した言語です。

したがって、「h」を発音しないという古代の「慣例」を受け継いでいるわけです。

 

フランス語では「歴史」のことを「histoire」と書き、「イストワール」と読みます。

「hi」の発音が「イ」となっていますね。

 

 

 

ちなみに、フランス語だけでなく、イタリア語やスペイン語でも「h」は発音されません。

 

これらの言語は、古代ローマ帝国で使用されていたラテン語を共通の祖先とした同系統の言語です。古代のローマ帝国に起源を持つこれらの言語をまとめて「ロマンス語」といいます。

(念のため、一応いっておきますが、「ロマンス」というのは、うっとりするような情感豊かな物語のこと、ではなくて、「ローマの」という意味です。)

 

 

一方、英語の「歴史」は、当然「history」です。これは「ヒストリー」と読みますから、「h」が発音されています。

 

英語は、「ロマンス語」の系統ではなく、「ゲルマン語」の系統です。

 

同じく「ゲルマン語」の系統のドイツ語には「歴史」を意味する単語が2つありますが、そのうちのひとつは「Historie」です。これも「ヒストリー」と発音します。ドイツ語にも「h」の発音があるわけです。

 

 

ざっくりとまとめると、「ロマンス語」は「h」を発音せず、「ゲルマン語」は「h」を発音します。

 

「ゲルマン語」の系統である英語やドイツ語は、古代ギリシア語やラテン語に由来する語彙に、「h」の発音を与えて受け入れたわけです。

 

英語は元来「h」の発音を有しています。

しかし、11世紀以降、イギリスに「ロマンス語」のひとつである「フランス語」が流入します。「h」の音がない語彙は、その際にもたらされたものです。

 

「フランス経由」でイギリスにもたらされた語彙のうち、フランス語の「語感」が強かった語は、フランスの発音を維持し続け、今日までその発音が踏襲されることになったわけです。

 

 

 

ところで、これはまったくの余談ですが、私は中学のころ、ある女性の英語教師に「history」の語源は「his story」だと教えられました。

要するに、歴史というのは、「“彼の”物語」なのである、と。

その教師は、これは、「歴史」というものが「男」によって作られ、独占されてきたのだということの表れなのであると力説しました。

 

私はずいぶん長らくその話を信じていましたが、あるときにそれは成り立たないということに気づきました。

 

ある時期に、ほんの3、4か月ですが、フランス語を学習したことがあって、そのときに「歴史」を意味する「histoire」という言葉に出会ったのです。

明らかにその語は英語の「history」と同根の単語でした。

 

そのとき私にフランス語を教えてくれていたのはフランス人の教師でしたが、そのことについてちょっと質問してみたのです。

すると、その先生は、ああ、それはいい質問ですね、といって、それら2つの語はともに古代ギリシア語に由来するもので、「his story」という句から「history 」という言葉が作られたというのはただの俗説だということをあっさりと説明してくれました。

 

まあ、要するにただの「ダジャレ」だったわけです。

 

 

しかし、この俗説は、非常に根強く世間に浸透しているようです。

私の身内にオーストラリアに留学していたものがいるのですが、オーストラリアの英語教師が同じことを言っていたそうです。英語のネイティブでさえ、鵜呑みにしているわけです。

 

 

今でも、この俗説をせっせと説いている教師が、存在するのでしょう。

 

この世界が「男性中心」に形作られ、女性が様々な面で抑圧されてきたというのは、「真実」だと思います。当然、世界はよりよく変化するべきだと思いますし、「そのため」に「啓蒙」は必要でしょう。

 

しかし、その言説が「ダジャレ」によるものでは、台無しだと感じます。

 

 

 

「h」の話をもう少し。

 

先に、古代ギリシアで「h」を発音しなくなったということを書きました。

しかし、これは特殊な出来事というわけではなく、実は[]はそもそも無音化されやすい音なのです。

 

 

たとえば、日本には「高橋(タカハシ)」という苗字の人や「上原(ウエハラ)」という苗字の人がいますが、よく聞いてみると彼らは「タカーシ」とか「ウエァラ」と呼ばれていることがあります。

 

]の音は、けっこう「弱い音」なので、消えやすいのです。

 

 

「アルコール」は、オランダ語を語源とする外来語で、「alcohol」と綴ります。

この綴りは英語と同一です。

オランダ語も英語も「アルコホール」と発音します。日本人も昔は「アルコホル」と発音していましたが、今は「アルコール」と呼んでいます。

 

 

現代の英語話者でも、ロンドンの下町やアメリカの方言では、[]を発音しない話し方がみられます。

 

 

 

その他、「gh」や「th」から[]の「要素」だけが消失し、「g」や「t」の発音になった語彙もあります。

 

・ghost「ゴウスト」(幽霊)

・Ghana「ガーナ」(国名)

・Thailand「タイランド」(国名:タイ)

・Thames「テムズ」(ロンドンを流れるテムズ川)

・thyme「タイム」(薬草、香辛料)

 

 

 

あと「exhibition」は「エグザビション(展示会)」と読みますが、これも[]の音が消えているとみることができますね。

 

 

 

(ivy 松村)

英語の語順の話④

日本語は、語順操作が可能な言語ですが、常に恣意的に「語」が配置されるわけではありません。「基本語順」があります。

 

 

日本語の「基本語順」:

 

 

・「主語」→「時間」→「場所」→「目的語」→「動詞(述語)」

 

 

「動詞」は文末に配置されます。「動詞」が、この位置から移動するときには、文法を逸脱した「倒置」が起こっていることになります。

ときに、文章や詩句にリズムを作り出したり、ある語を強調したりするためにあえて動詞を移動させるような技法的な配置が行われますが、原則として「動詞」は文末に「固定」されています。

 

 

 

ある言語の文法について分析する際に、多くの言語学者は、「動詞」を中心に考察します。

それは、「文構造」の「核」となるのが「動詞」であると考えられているためです。

 

日本語やドイツ語の「動詞」の位置が原則的に「固定」されているのも、それを示唆していると考えられます。

 

 

 

さて、日本語は、「動詞」が文末に置かれるので、必然的に動詞の後ろに「語」を置くことはできないということになります。

 

「動詞」に隣り合うことができる位置は「動詞の前」だけです。

つまり、「動詞」に隣接して配置される「語」は、ひとつだけしかありません。

 

おのずと、その位置には「動詞」と最も「つながり」の強い「語」を置きたくなるはずです。

 

それは「目的語」です。

 

 

 

以下の文を見てみましょう。

 

 

「彼は毎日部屋で本を読む。」

 

 

この文の「動詞」は「読む」です。

その直前に、「目的語」である「本を」が置かれています。

 

 

「読む」と他の「要素」の「つながり」を並べてみると:

 

 

・「彼は・読む」…主語-動詞(主語-述語)

・「毎日・読む」…時間(連用修飾)

・「部屋で・読む」…場所(連用修飾)

・「本を・読む」…目的語-動詞(連用修飾)

 

 

 

「本を・読む」という「目的語-動詞」の関係が、もっとも緊密な意味の「つながり」を持っていることがわかるでしょうか。

 

小中学校の「文法の勉強」では、「彼は・読む」にあたる「主語-述語」関係を重視します。

しかし、「文構造」を分析する際には、「読む」という「動詞」が最も強く「要求」している「要素」を考える必要があります。「だれが読むのか」ということよりも、「何を読むのか」という「まとまり」の方が、「意味」を構成するうえで重要になります。

 

「読む」という動詞は「目的語」がなければ「完全な意味」を生成しません。

「彼は読む」というフレーズと、「本を読む」というフレーズを比べてみると、前者は「不足」が生じ、不安定な文になっていることがわかります。

 

意外に思えるかもしれませんが、「目的語-動詞」は、「主語-動詞」よりも強い関係なのです。

 

 

 

英語と日本語の「語順」について考察するときにも、「動詞-目的語」関係から考えなければなりません。

 

 

「He reads books in his room every day.」

 

 

「目的語」は「動詞」の後ろに置かれます。やはり、文の中心となる「動詞」と最も「つながり」が緊密な「目的語」を動詞の近くに配置します。

 

 

 

英語は「主語・動詞・目的語」(+「場所・時間」等)の「語順」で文を構成します。

 

 

・「主語」…英語で「subject」。通称「S」。

・「動詞」…英語で「verb」。通称「V」。

・「目的語」…英語で「object」。通称「O」。

 

 

言語学的には一般に、英語のような「語順」の言語を「SVO言語」といいます。日本語のような「語順」の言語は「SOV言語」といいます。

 

 

「SVO言語」は使用人口が多く、広く分布しています。英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語などは「SVO言語」です。また、中国語も「SVO言語」です。

 

一方、 地球上に存在する言語のうち、もっとも数が多いのは「SOV言語」です。日本語のほか、朝鮮語、チベット語、モンゴル語、トルコ語などが「SOV言語」です。

(実は、英語を始め、ヨーロッパの主要言語はもともと「SOV言語」でした。この話は、またいつか。)

 

 

 

前回の記事で確認したとおり、英語は「孤立語」であり日本語は「膠着語」です。

それだけでなく、英語は「SVO言語」、日本語は「SOV言語」であるという違いがあることがわかりました。

よく知られていることではありますが、「基本語順」が違うわけです。

 

 

 

ここで、日本語の「名詞修飾」について考えてみましょう。

 

国文法では、これを「連体修飾」といいますが、わかりやすく「名詞修飾」ということにします。

 

 

「本」という名詞を修飾する要素は、その前方に置かれます。

 

 

・「面白い

 

 

「修飾要素」は、前方に配置されます。

 

 

魯迅の

読むべき

魯迅によって書かれた

魯迅が書いた

 

 

日本語は「前置修飾」の言語ですが、それは「SOV言語」にとっては「自然な選択」です。

 

 

以下の文を見てみましょう。

 

 

「彼は毎日部屋で魯迅が書いた本を読む。」

 

 

「動詞」と、「目的語」を隣接させるためには、「前置修飾」でなければならないのです。

 

 

 

今度は、英語の「名詞修飾」を確認してみましょう。

 

英語は、形容詞が「名詞修飾」を行うときは「前置修飾」です。

 

 

たとえば:

 

・「many books

 

 

これでは、文を作ったときに、「動詞」と「目的語」が乖離してしまいます。

 

 

「He reads many books in his room every day.」

 

 

 

しかし、英語には、もう一つの「名詞修飾」のパターンがあります。「後置修飾」です。

 

 

the book of Lǔ Xùn (魯迅の本) 〔前置詞による修飾〕

the book to read  (読むべき本) 〔不定詞による修飾〕

the book written by Lǔ Xùn (魯迅によって書かれた本) 〔分詞による修飾〕

the book that Lǔ Xùn wrote (魯迅が書いた本) 〔関係代名詞による修飾〕

 

 

そうすると:

 

 

「He reads the book written by Lǔ Xùn in his room every day.」

 

(彼は、毎日部屋で魯迅によって書かれた本を読む。)

 

 

「動詞」と「目的語」は隣接しています。

 

「SVO言語」である英語にとって、「後置修飾」は最も自然な配置です。

 

実は、英語という言語にとっては、形容詞の配置は「イレギュラー」なのです。

 

 

 

同じ「SVO言語」であるフランス語やスペイン語は、名詞を修飾する形容詞を名詞の後ろに置きます。

 

 

フランス語の例を見てみましょう。

 

 

「Il lit le livre intéressant.」

 

(彼は面白い本を読む。)

 

 

「le livre」(その本)の後ろに形容詞の「intéressant」(面白い)が置かれているのがわかります。

 

したがって、「目的語」を修飾しても、「動詞」の「lit」と「目的語」の「le livre」は、緊密に隣り合ったままです。

この配置は、フランス語の「文構造」から考えて、妥当です。

最も強固な関係である「動詞-目的語」を隣り合わせる形で文を構成するほうが、「文構造」が安定するからです。

「SVO言語」であるフランス語は、合理的な「後置修飾」を「選択」しているわけです。

 

(ドイツ語は、英語と同じように名詞の前に形容詞を置きますが、語順操作が可能な言語なので、英語の「語順の問題」とは同列に語れません。また、ドイツ語には、形容詞にも「格変化」があること、過去の文や複文では動詞の配置が変化することなど、「語順」について分析する際に、考慮すべき点がいくつかあります。)

 

 

 

英語の学習者がつまずきやすいのが、「後置修飾」です。

慣れるまではかなり混乱したという人も多いと思います。

 

英語学習者は、最初に、形容詞の「前置修飾」から習うことになるので、これが刷り込まれてしまって、「後置修飾」の理解に手間取ってしまいます。

 

しかし、ここまで見てきたとおり、英語にとって「自然」なのは「後置修飾」です。

「後置修飾」が本来の「語順」で、形容詞の修飾の方が「例外」なのです。

 

英語は、「後置修飾」を基準にして考えると、わかりやすくなると思います。

 

 

 

(ところで、実は、「SVO言語」であるにもかかわらず、「前置修飾」の言語があります。それは、中国語です。「漢文」を見ればわかりますね。中国語の「語順」はちょっと「やっかい」です。中国語の「語順」については、機会があれば。)

 

 

 (ivy 松村)

 

外来語の出身 ②(ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語について)

幕末・明治期の開国とともに、これまで日本人が知ることのなかった大量の知識や物品が、欧米から日本にもたらされました。

 

近代化に向けて国づくりを主導した当時の知識人たちは、新しい概念を、言葉を作り出すことで言い表し、日本に定着させていこうと考えました。

 

「経済」「社会」「自然」「科学」「文学」「美術」「物理」「出版」「写真」「図書館」「新聞」「意識」「理論」「空間」「国家」「警察」「工業」…

 

…このような、日本人によってつくられた漢語を「和製漢語」といいます。

 

そういえば、「野球」も「和製漢語」ですね。ということは、「投手」「打者」「盗塁」「三振」なども「和製漢語」ということになります。

 

もともとあった言葉に、日本人が新しい意味を含めた言葉も「和製漢語」に含みます。

 

「革命」「自由」「愛」などです。

 

 

和製漢語は、もちろん江戸時代以前にもつくられていましたが、西洋の文物を早急に吸収しなければならない幕末・明治期に、数多く作り出されました。これらの言葉は、現在の私たちの生活に欠かせない基本的な語彙となっています。

 

 

 

さて、幕末・明治期には欧米の考えや文物が大量に入ってきましたが、当然、すべてに翻訳語を与えることはできません。同時に、多くの「外来語」が日本に定着することになりました。

 

日本が、近代化の過程でお手本と考えていたのは、主にアメリカ、イギリス、ドイツ、そしてフランスでした。そのため、英語、ドイツ語、フランス語から導入された外来語がたくさんあります。

 

注意しなければならないのは、よく使用される、なじみのある外来語で、英語由来のものではない語彙が、意外に多いということです。当然、それらは英語話者には通じません。

 

現在の日本では、圧倒的に英語の影響力が強くなっています。外来語のほとんど、およそ8割以上が英語から導入されたものであると考えられます。

そのため外来語のほとんどは英語由来のものであるという観念が強まり、ドイツ語やフランス語から取り入れられた外来語であるのに、英語由来のものであると誤解されているものが少なくないのです。

 

 

 

ドイツ語由来の外来語…医学、登山、スキーに関するものが多い

 

オブラート、ガーゼ、ギプス、ワクチン、カルテ、ザイル、ピッケル、ゲレンデ、スキー

 

アルバイト、エネルギー、アレルギー、ホルモン、コラーゲン、アクリル、デマ、ディーゼル、エーテル

 

テーマ、ガーゼ、ノイローゼ、セレナーデ、ボンベ、ゼミナール、ナトリウム、カリウム

 

イデオロギー、ヒエラルキー、プロレタリアート、カテゴリ、ワンダーフォーゲル、メタン、

 

カルテル、コンツェルン、タクト、フィルハーモニー、シュラフ、リュックサック、バウムクーヘン

 

グミ、ヨーグルト、ベクトル、メルヘン(Märchen)、ワッペン、ヴィールス(ウイルス)…

 

 

 

フランス語由来の外来語…芸術、料理、服飾に関するものが多い

 

アトリエ、クレヨン、デッサン、レストラン、オムレツ、コロッケ(croquette)、ソース、ズボン、マント

 

デッサン、オブジェ、モルモット、シルエット、バカンス、スイス、リットル、メートル、グラム、コント

 

エチケット、コンクール、デジャヴ、バリカン、ブーケ、レジュメ、ジャンル、カモフラージュ、アベック

 

アンケート、グランプリ、クロワッサン、シュークリーム(chou à la crème )、アンコール、メトロ

 

マヨネーズ、エクレア、カフェ、ピーマン、ピエロ、フォアグラ、ポタージュ、グラタン

 

ブティック、エチュード、アバンギャルド、コラージュ、シュール、ブルジョア、プロレタリア

 

ルサンチマン、ルネサンス、ビバーク、ベージュ、ルポルタージュ…

 

 

ドイツ語、フランス語以外では、イタリア語やロシア語由来のものがいくつかあります。

 

 

 

イタリア語…音楽、食料に関するものが多い

 

オペラ、ソプラノ、アレグロ、フィナーレ、テンポ、マカロニ、スパゲッティ、ピザ

ソナタ、マニフェスト、フレスコ、アカペラ…

 

 

 

ロシア語…やはり革命や労働関係が多いのでしょうか

 

カンパ、コンビナート、ノルマ、インテリ、ツンドラ、ペチカ、トロイカ、ウォッカ

イクラ、アジト

 

 

 

もともと英語だと勘違いしていた言葉もけっこうありますね。

 

 

(ivy 松村)