「入試相談」の話

12月の「三者面談」は、「入試相談」の前に、「推薦」「単願・専願」「併願優遇」などで出願する生徒を確定させるために行うものであるという意味合いが強くあります。

 

「入試相談」の「下準備」として「三者面談」が行われるということになります。また、別のとらえかたをすれば、「三者面談」の「成果」が「入試相談」に結びつくのだともいえます。

 

 

 

中学の「三者面談」は、受験制度をよく知らない保護者・受験生に、その仕組みを丁寧に説明してくれたり、最適な受験校を一緒に考えてくれたりするという「はからい」ではありません。

受験制度をよく知らない受験生に対しては、機械的に「紋切り型」の受験パターンを「割り当てる」ような形になります。先生の立場からしてみれば、相手が「よく知らない」のだから、そうするしかないのです。

 

 

「三者面談」に際して、中学校の先生が最優先に考えるのは、生徒を確実に高校に進学させるということです。

 

中学の先生にとって、「三者面談」は、受験校の選定というよりも、「進学先の確保」という意味合いの方が大きいのです。

 

「三者面談」で、「合格の確約」をもらえる高校を提示し、「受験の意志」を示した生徒に対して「斡旋」を行うわけです。

 

 

要するに、「入試相談」というのは、中学校と高校が、「生徒の受け入れ」について「妥結」をすることであると考えるとわかりやすいと思います。

そして、「三者面談」というのは、実質的に、その「方針」に異議がないことを生徒に確認する場となるわけです。

 

 

中学校は、自校の生徒の進学先を確保したいと思っています。

高校は、多くの「なるべく優秀な」生徒を集めたいと思っています。

 

それで、中学校は、この生徒は「合格の確約」をもらえるのか、というようなことを知りたいわけです。一方、高校は、その生徒の成績を確認したうえで、入学の「約束」を取り付けたいわけです。

 

 

 

「入試相談」は、毎年12月15日以降に行われるということになっています。

 

「そのため」都内の公立中学に通う受験学年の生徒は、「12月15日までに受験校を決定しなければいけない」と言い含められています。

 

 

この説明を「奇妙だ」と気づいた中学生は、なかなか「見る目」があると思います。

 

 

その時点で「推薦」「単願・専願」「併願優遇」等の出願を「決定できる」ということは、そのときまでに「相談」が完了しているはずです。

そうすると、「『その後』の12月15日に相談をする」という「説明」は、よくよく考えてみれば「ちぐはぐ」です。

 

 

そもそも、「入試相談」の「開始」が、すべての私立高校で、12月15日以降にそろえてあるということは、それより前に「入試相談」をしてはならないという「規制」になっているということです。

 

そうすると、12月15日は「規制」が解除される日であって、「締切日」ではないはずです。

 

 

 

実は、高校の入学者募集のスケジュールは、すべて「規制」されています。

入試日も同様に「解禁日」が設定されています。

ですから、都内のあらゆる高校が、同じタイミングで同じ動きをするようになっているわけです。

 

 

それには、「合理的な必要性」もなくはありません。

「教育事業」に、完全な自由競争を導入してしまうと、大きな弊害を招くことがあるからです。

 

「あるタイプ」の私立高校は、なるべく早い段階から生徒を募集し、なるべく早い段階に入学者を確定したいと考えます。「青田買い」を行いたいわけです。

もし「規制」がなければ、各私立高校の競争が過熱し、「入試相談」のタイミングは11月、10月、9月と、どんどん早まっていくことになるでしょう。

 

そうなると、中3の2学期の成績をもとにして「入試相談」をすることができないので、1学期の成績でもよい、といい出す高校も出てくるはずです。

 

教育制度を担う学校教育機関の間で、生徒獲得競争が激化してしまうと、「事業者」にとっても、「利用者」にとっても大きな問題が生じます。

 

私たちの社会では、そのような場合に、行政機関が統制や調停を行ったり、利害関係者の間で調整が行われたりします。

 

 

12月15日というのが、中3の2学期の成績をふまえて「入試相談」を行う上で、中学校と高校が折り合える「絶妙のタイミング」になっているわけです。

 

 

 

さて、「入試相談」の「解禁日」が12月15日となっているということは、12月15日より前に「入試相談」を行ってはならないということです。

 

そうすると、12月15日以降は自由に「入試相談」を行ってよいということになります。

つまり、12月15日は、厳密には「締切日」ではないはずです。

 

 

合理的に思考を働かせれば明らかなことですが、特に、「募集に力を入れたいと考える高校」は、出願の締切直前まで継続して「入試相談」を行いたいはずです。

なるべく多くの生徒の「入試相談」を行って、学力も素行も問題のない生徒が「受験」を希望しているということになれば、受け入れたいと思うはずです。

 

 

では、なぜ、12月15日が「入試相談」の「期限」となっているのでしょうか。

 

答えは単純です。

中学校が、ずるずると「入試相談」を行いたくないからです。

 

中学校の先生は、なるべく「効率的」に中3生の受験校を決定したいと考えます。

 

(念のため:それは、直ちに非難されるようなものではないと思います。極めて人間的で実直な希望であるといえます。私は、学校の先生は、ある種「スーパーマン」だと思っています。膨大な業務を抱え、それを日々こなしておられます。)

 

 

12月15日(以後の数日の間)に「入試相談」を行うということになっているのであれば、そのときに1回行えば十分であるというわけです。何度も何度も行うようなことではないわけです。

 

そして、「入試相談」自体も、できるだけ短時間で終えてしまいたいわけです。だから、12月15日「まで」に「必要な業務」を済ませてしまいたいわけです。

中学校は、12月15日の時点で、あとは高校に出向いて「相談する」という極めて「形式的」な最終業務を残すだけの状態になるように動きます。

 

現在の「入試相談」は、あらかじめ伝えられている「基準」に照らし合わせて、ある程度作業的に受験校を「確定」できるような仕組みになっています。実は 「相談」をする必要も、ほとんどないのです。

「三者面談」をとおして、12月15日「まで」に、そうやって「入試相談への準備」を進めていくわけです。

 

「入試相談」の日には、「受験者のリスト」を手渡すだけの簡素化された業務を行うのみでです。

(実際には、その中身すらも事前にやり取りしているわけですが。)

そこで、お互いが、「規定」となっている12月15日以降に「入試相談」を行った、という「既成事実」を確認するわけです。

 

 

中学校は、「入試相談」を、可能な限り「効率的」に終わらせてしまいます。

「入試相談」は、「解禁」された途端に完了するのです。

そのために、12月15日が「期限」であると説明しているわけです。

 

 

また、そのうえで理解しておかなければならないのは、実質的な「期限」は、実は、「三者面談」の日だということです。

 

 

 

「入試相談」というのは非常にわかりにくい制度です。

 

「入試相談」とは、字面をそのままとらえれば、中学校と高校が「入試」について「相談」をするという「意味合い」になりますが、なにも、両者が膝をつき合わせて「話し合い」を行うわけではありません。

 

 

「入試相談」というものに「実体」はありません。

12月15日以降に、中学と高校の先生が集まって、あれこれ話し合うことなどないのです。

 

むしろ「逆」です。12月15日になったら、何もしないのです。

 

12月15日よりも前にすでに「入試相談」の「実務」は終わっていて、しかも、それは、「相談」というよりも、どちらかというと、「事務的な作業」に近いものなのです。

 

(ivy 松村)

 

 

再掲「中3のこれから」

今日は入試特訓演習を行いました。

Vもぎを受けた生徒は、全部で8教科の試験と、さらに解説授業の長丁場でした。

 

なかなか過去問や模試の点数が上がってきません。

今、「踊り場」で「足踏み」をしている状態です。

これから、一気に階段を駆け上がることができるかどうか、正念場です。

 

しっかりと復習して、次のステージに備えましょう。

レポートを忘れずに仕上げてください。

 

 

 

「三者面談」が近づいてきました。

 

すでに先週末に、「仮内申」が伝えられた生徒がいます。

また、今週中にはほとんどの生徒に「仮内申」が伝えられることになっています。

 

ある中学では、「三者面談」のときまで「仮内申」を伝えてくれないそうです。

少し困っています。多分、「大丈夫」だとは思いますが、もやもやしますね。

 

中3の生徒たちとは、毎日あれこれ話をしています。来週もいろいろと話をすると思いますが、新しい情報があったら、すぐに知らせるようにしてください。

 

 

 

「三者面談」について、ちょうど1年前に記事を書いています。

といっても、その記事も、さらに過去の記事の「リサイクル」なのですが。

 

下記のリンクの記事の中に、「三者面談」についての記事がいくつか載っています。

 

 

中3のこれから(仮内申→塾の面談→中学の三者面談)

 

 

以前の記事を読み返してみると、ちょっと恥ずかしかったり、過去の自分が羨ましかったり、はがゆかったり、複雑な思いに駆られますね。

 

「あのころ」に「あのように」書かなければならない理由があったということなのでしょう。

あんな記事は、もう、書けません。(だから、再掲の再掲をするのですが。)

 

今の私と以前の私とでは、少し考えや思いが違う部分もありますが、根本となる「理念」は変わっていないつもりです。

 

 

お読みになっていない方は、参考までに。

 

 

(ivy 松村)

 

 

「仮内申」について

ひよ中、七生中、二中は、週明けに期末テストがあります。

 

明日、11月20日も14時からテスト対策のために校舎を開けることにしました。

家で勉強が手につかないという人は、ぜひ、お越しください。

 

 

 

受験生は、これから忙しくなっていきます。

来週には、もう、定期テストが返却されはじめます。そして、11月の終わりから12月の頭にかけて、仮内申が伝えられます。

 

その後、12月の前半に中学校の三者面談がありますが、その前に塾の面談を設定させていただきます。

「仮内申」が出たタイミングで、塾とご家庭とで、受験パターンをすり合わせておく必要があるためです。

 

したがって、中3の今後の予定は下記のようになります。

 

・定期テストの答案返却

・「仮内申」の告知

・塾の面談(受験校の決定)

・中学校の三者面談(受験校の確認)

 

 

 

また、中3生には会場模試があります。

そして、私立高校の入試相談に足を運んでいただくこともあるかと存じます。

 

 

すでに、前回の面談およびメールで、それぞれのご家庭に志望校や併願校の推薦、単願、併願優遇の「基準」や都立高校受験の「内申の目安」をお伝えしていますが、「仮内申」が出た後は、その「数字」に則って実際の受験校を決定することになります。

 

もし、「仮内申」が希望の「数字」に届かなかった場合には、受験パターンや日程等を変更することになる可能性もあります。

 

入試の展望や受験パターン、今後の学習計画等につきましては、いずれ面談の際に詳しくお話しさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

 

 

「仮内申」について、少し書きます。

 

高校入試の内申は、「中3の2学期の評定」が用いられます。

 

しかし、「中3の2学期の評定」が記された成績表が、正式に生徒のもとに届けられるのは、2学期の終業式の日です。

終業式は12月22日ですが、その日に内申の告知を行うとなると、都内私立高校の推薦、単願、併願優遇の受験を確定する「12月15日」(入試相談)に間に合わなくなってしまいます。

 

つまり、高校入試の「日程」に沿って受験校を決めるためには、12月の初旬には必ず内申が判明していなければならないわけです。

そのため、「仮内申」という形で、期末テスト後まもなく、生徒それぞれに伝えられることになっているわけです。

 

 

「仮内申」は、正式なものではないので、「文書」で渡されることはありません。中学校によって伝達方法は違うようですが、一般的なのは、担任の先生が、生徒一人ひとりを呼んで口頭で5科と9科の合計点を伝え、それをメモらせる形式のようです。(受験校によっては、3科の合計がわかっていなければならないので、それも伝えられる場合もあります。)

 

「仮内申」で、各教科の「内訳」は知らされません。ですから、成績表が届けられるまで、どの教科が上がったのか、または下がったのかは、わかりません。

 

 

また、よく、「仮内申」はその後上がったりしないのか、と質問を受けることがあるのですが、残念ながら、数値が変化することはありません。「仮」となっているので惑わされてしまいますが、これは、「確定した内申」です。

「仮内申」が、受験における「内申」そのものとなります。

 

「中3の2学期の評定」=「仮内申」=受験で用いられる「内申」です。

 

 

 

では、「中3の2学期の評定」はどのように付けられているのでしょうか。

 

以前、このブログに書いたことがあるのですが、東京都のある地域では、「仮内申」は、単純に「2学期の成績のみ」に準拠して出されていました。

きちんと言質が取れるような質問文を用意して、そのとき教えていた生徒たちから、彼らの担任の先生に確認してもらいました。

 

 

実は、「2学期の成績のみ」に準拠して成績を付ける中学の生徒は、「内申」が大幅に上がることが珍しくありません。

 

2学期に頑張った分、その分、成績が上がるわけです。

これまで、英語の点数がずっと60点台で、評定が「3」だった生徒でも、3年の2学期の中間・期末テストの2回の平均が95点であれば、「5」をもらえるわけです。

 

 

 

一方、日野や八王子、町田などの中学では、「1学期の成績と2学期の成績」を合わせて「中3の2学期の評定」=「仮内申」を出すようになっています。

 

そのような方法で「内申」を出す中学の生徒は、大幅に「内申」を上げることは難しくなります。

1学期の評定が「3」だった場合は、2学期の定期テストで平均95点を取っても、「5」の評定がもらえるとは限りません。

2学期の成績が「5」だったとしても、1学期の成績の「3」と合わせて「仮内申」が出されるわけです。したがって、その評定は「4」となる可能性が高いわけです。

 

 

「単純な思考の人間」は、後者の中学の生徒は不利だ、と感じるかもしれません。

あえて、多くはコメントしませんが、1学期にも、ずっと、ずっと、ずっと、このことを言い続けてきました。

「結果のすべて」が、「現在の自分」の学力なのだと受け止めなければ、「先」には進めません。後悔も頑張りも、全部背負って前進してください。

 

 

 

このブログを読んでいる1年生、2年生の人たちは、重々肝に銘じてください。

受験の幕は、中3の1学期に開くのです。

 

 

 

さて、中3のみなさんには、「未来」があります。

これから突きつけられる「仮内申」がどのようなものであろうとも、「受験」に向けて、歩を進めていくことには変わりはないわけです。

 

「未来」に向けて、「仮内申」を踏まえて今後の指針や歩み方を決めるために、塾の面談があります。

 

 

まだ、期末テストを戦う人は、最後まで力を振り絞ってください。

定期テストを終えた人は、しっかり過去問演習をこなしてください。

 

やるべきことをやり抜いて、その後で、「未来」についていっしょに考えましょう。

 

 

 

(ivy 松村)

 

そうだ、相談に行こう。

この時期には、高校の「説明会」が数多く開かれます。

 

その中身は、大きく分けると3つのタイプがあります。

 

①高校の授業内容や進学実績など、「魅力」を伝えて生徒募集につなげようとするもの

②入試の制度や方針、問題へのアプローチなどを解説してくれるもの

③進学についての相談にのってくれるもの

 

単独でこうした内容のイベントが行われることもありますが、これらの3タイプを組み合わせた「説明会」が開かれることが多いようです。

 

 

①は、どんな高校なのかを案内するものです。

共通問題の都立高校の「説明会」は基本的にこのタイプです。

「耳よりの情報」が得られることは、あまりないと思います。

率直にいって、このような「説明会」に時間を費やすのは、ちょっと時間がもったいない気がします。夏までに見学しておきましょう。

 

②は、入試問題の傾向や、作問の方針などを高校がレクチャーしてくれるものです。採点基準や、得点配分などを知ることができれば、今後の受験勉強に反映させることができるでしょう。また、得点や合否に関するデータを知ることができる場合もあります。

こうした情報は、過去問演習を行う際に有効な情報となるでしょう。

 

③は、「個別相談」あるいは「入試相談」「受験相談」「進路相談」「事前相談」などと呼ばれているものです。受験しようと考えている高校が「個別相談」を行っている場合には、基本的に出向かれたほうがいいと思います。

 

「相談」というのは、もちろん、「悩み相談」のようなものではありません。

高校側に「合格できる可能性」があるかどうか、を判断してもらうというものなのです。判断の基準は基本的には学校の成績ですが、検定や模試などの成績も総合的に評価してもらえる場合があります。

また、「ぜひ、お世話になりたい」という思いを示すことが、高校にとっても、さらに、受験生本人にとっても重要であることが多いと思います。「なんとしても行きたい」とう思いを「相手」に受け止めてもらうことは、受験に向けての取り組みによい影響をもたらすかもしれません。

 

推薦や単願・専願での受験を考えている生徒で、複数回「個別相談」に行くような例は結構あります。仮内申が出る前と出た後で状況が変わっていることがあるわけですね。また、12月中に「成績」の状況が変わることもあるわけです。結局、一般入試を受けることになったとしても、それが無駄にならなかったということもあるかもしれません。

 

その他、特待生や奨学生など、授業料の優遇の制度について詳しく聞くことができます。

大学進学の実績を上げようと努力をされている私立高校は、優秀な生徒を多く集めたいと考えています。高校側に、そういった生徒であると評価してもらえたときには、授業料の優遇を受けながら「特進クラス」などで手厚い指導を受けることができるかもしれません。

もしかすると、「微妙な都立高校」に進学するよりも、何倍もよい進路となる可能性もあります。

 

「特待生」などの制度は高校によって大きく違っています。

出願の前に「相談」が必要な場合、出願の際に認められる場合、あるいは、入試の成績がよかった生徒に権利が与えられる場合など、様々な形式があります。

また、その内容や基準、審査の方法などは、やはり高校の入試担当の先生に直接聞く方が、詳細をわかりやすく知ることができると思います。

 

当塾にも、入試担当の先生がお見えになって、「特待生」などの制度を詳しく説明してくださることがあります。話を聞かせていただいて、本当に魅力的だなあ、と思うこともけっこうあります。

 

 

 

12月になると、中学校の三者面談が始まりますが、この三者面談で私立の受験校を固めることになります。都立高校は2月に入ってからでも志願変更が可能ですが、私立の推薦、単願・専願、併願優遇などの「しばり」があるタイプの入試を、中学校をとおして受ける場合には、ここが「制限時間」になります。

 

 

12月15日に中学校と高校の間で「入試相談」が行われることになっています。

中学で配布される「年間行事予定」の12月15日に、「入試相談」と記してある中学校があります。中学校としても、「入試相談」は重要な行事のひとつであると考えられているということになります。

 

 

中学と高校の間で行われる「入試相談」は、ある意味で、中学をとおして行う「受験生・家庭」と高校の「相談」であるといえます。中学校が仲介して「相談」を行っているわけです。

 

一方、高校が「受験生・家庭」に向けて開く「個別相談」は、ある意味で、中学を介さない直接の「相談」であるといえます。

必ず中学をとおして「相談」をしなければいけないというわけではないので、これは制度外のものではありません。「個別相談」の制度は一般的に認められたものです。特に、埼玉県など、慣例的に中学の「入試相談」が行われてこなかった地域では、必要とされるものだったのです。

 

 

 

通常であれば、中学をとおして「入試相談」をする方が安心できますし、変ないいかたになってしまいますが、「経済的」です。

しかし、スポーツ推薦のようなちょっと特殊な受験を希望する場合や、直接訊いてみたいことがある場合には、高校で開かれている「個別相談」を利用したほうがいいのかもしれません。

 

なかには、中学との「入試相談」は行うけれども、「受験生・家庭」向けの「個別相談」は行っていない高校もあります。その場合には、もちろん、中学の先生に「相談」をお願いすることになります。

 

 

 

新聞報道等で明らかにされたことですが、塾が「入試相談」を行うことがあるようです。

 

塾のテストで推薦、単願・専願、併願優遇を取れると説明を受けている場合には、それは文部科学省からの「通知」を意図的に無視した「ルール違反」をおかしているということになります。

 

 

一応触れておくと、これが「メリット」になるのは、ごく限られた一部の生徒だけです。

 

 

①まず、推薦などを「塾の基準」で得られたとしても、そのほとんどの受験生は中学校の基準をクリアしているので、わざわざ塾をとおして「相談」をする意味がない

 

②そもそも、学力的に、一般受験で合格できるランクの高校が対象となっている

 

③生徒(と受験料)を集めるために、そのようなことを行っている高校(と塾)に、魅力を感じるかどうか

 

④まともな塾であれば、もっとよい高校を知っていて、別の受験パターンを勧めるはずである

 

 

ということで、塾の「入試相談」を使える人は、「そういう高校」に受験料をお支払いになればいいとは思いますが、もう少しまともな受験パターンというものも考えてみたほうがいいかも知れません。

(「そういう高校 」の大学合格実績は、「装飾」をはがしてみると、やはり微妙です。)

 

 

 

明日も「説明会」に行ってくる生徒がいます。

よい情報を持って帰ってきてほしいと思います。

 

中3は昼過ぎから授業をすることになっているので、その分勉強に遅れが生じますが、後からしっかり追いついて来てください。

 

明日は文法問題で、明後日は早実の過去問です。

 

では、明日もお待ちしております。

 

 

 (ivy 松村)

中3のこれから(仮内申→塾の面談→中学の三者面談)

来週には、中3生の仮内申が決まります。

 

これが、高校受験の「持ち点」となります。

 

都立高校入試では、推薦、一般の入試ともに、内申点が当日の試験の点数に加算されて合否が判定されます。

 

私立高校入試でも、内申が重要な意味を持っています。

 

一部の私立高校入試では、内申が合否に直結します。

いくつかの私立高校の推薦入試、そして一般入試の単願・専願、あるいは併願優遇では、内申次第で合格をほぼ手中にすることができるものがあります。こうした入試の出願には、必要な内申が設定されています。

 

また、推薦、一般入試ともに、内申に応じて当日の試験の点数に加点が得られる場合があります。

 

 

推薦入試において、内申というのは、ある意味で「出願資格」として機能しています。

ですから、私立高校を第一志望としている受験生にとっては、必要とされる内申を確保することは切実な問題です。

志望校の推薦入試を受けることは、チャレンジの機会を増やしたり、可能性を高めたりすることにつながるからです。

 

 

 

さらに考慮しなければならないのが、推薦入試の受験者への優遇制度です。

 

推薦入試は、その性質上、内申による加点が行われるものが多いので、自分の「持ち点」ではなかなか合格するのが厳しいというケースがあります。しかし、どれほど合格の可能性が低かったとしても、推薦受験者への優遇制度がある場合には、できるかぎり推薦入試を受けておかなければなりません。

 

推薦入試を受けておくことで、一般入試で有利になるからです。

推薦入試の不合格者は一般入試に再チャレンジをすることになりますが、いくつかの高校では、推薦と一般の両方を受ける受験者に対して加点や合格基準の「底上げ」というような優遇措置を設けています。

 

この「カード」は、一般入試を受けなければならなくなったときに活きてくるという「皮肉」なものですが、推薦入試で合格することだけを考えるのではなく、一般入試を受けるつもりで準備を進めようと考える受験生にとっては、必要な装備となります。

 

「推薦入試は、『ゴールへの近道』であると同時に、『ゴールへの道のり』でもあるのです。」

 

 

期末テストもしっかりとがんばってきました。

なんとか届いていてほしいと思っています。

 

 

中3生には、保護者面談のお知らせをお配りしました。

もし、ご希望であれば、平日の授業後の時間(夜の9時30分以降)に面談を設定させていただきます。お気兼ねなくご連絡ください。

 

 

 

昨年、「三者面談」に際して、注意していただきたいことについていくつかの記事を書きました。内容は、普段から申し上げていることがほとんどですが、参考までに。

 

 

学校の「学力」と、塾の「学力」(三者面談の話①)

合格を確保することと、勝ち取ること(三者面談の話②)

受験校を決める(三者面談の話③)

三者面談の注意

塾と面談・学校で面談・高校に相談

 

 

 

中3は、期末試験から、ずっと毎日テスト三昧ですね。

毎日過去問を解いています。

休みの日は公開模試や「特訓」を行っています。

祝日で学校が休みだった月曜日は、結局11時間塾で勉強していました。

 

ちょっと頭が「なまって」いて、なかなか点数が上がっていませんが、これから、高校入試に向けて生活と体と脳を調整していきます。

明日も、気合を入れてがんばっていきましょう。

 

 (ivy 松村)

都立志望の生徒が私立高校を受験するべきである理由

昨日は、日曜日でしたが校舎を開け、生徒たちにはテスト対策に取り組んでもらいました。

 

今日、明日は、ひよどり山中の中間テスト、明日、明後日は四中、平山中の中間テスト、そして、金曜日には七生中の中間テストがあります。

土曜日は「英検」です。

その次の週の水曜日、木曜日が二中の中間テストです。

 

がんばってください。

 

 

中3は、昨日はVもぎを受けて、その足で校舎に来て、見直し・復習をしていました。

 

模試や過去問の復習の仕方を、かなり細かく説明しました。

今後も継続して取り組むようにしてください。

 

 

 

今週と来週で中間テストが終わります。

 

中間テストをふまえて今後の学習の方針などを、ご家庭と話し合う機会として、ivyで10月の中旬から「保護者面談」を実施することとなっています。

 

 

特に中3受験生のご家庭とは、受験校や受験パターンなどについて、具体的なお話をさせていただきます。

 

このタイミングで、ある程度受験の方向性を固めておかないと、この後で行われる中学校の「三者面談」で、中学の先生が主導する受験パターンに誘導されてしまいます。

 

 

 

10月の終わりから11月の頭にかけて、各中学校では2回目の「三者面談」(または「進路面談」)が行われます。(1回目は7月に行われています。)各中学校の担任の先生、または進路指導の先生と受験校について話し合うものです。

 

そして期末テスト後の 12月初旬の3回目の「三者面談」で、受験校をほぼ決定します。

 

 

こうした「三者面談」を、「どの学校に入れそうか」という相談をするものだと勘違いしている方は、注意が必要かと思います。

 

このブログでも過去に何度も書いてきましたが、学校の先生は基本的に、「どこかの学校に入ってくれればいい」と思っています。

「なるべく良い進路に、」とか「少しでもいい高校に、」という視点ではなく、「必ず進学できる高校を確保する」ということを優先します。

 

学校の先生にとっては、なるべく手短に、なるべく簡潔に、なるべくスムーズに「確約」を得られるような形で話がまとまるのが一番いいわけです。

 

そのため、私立高校で、推薦、単願(専願)、併願優遇で、「確約」がもらえる入試を「軸」にして受験が組み立てられます。

 

 

都立高校を第一志望とする生徒は、基本的には、受けたい都立高校を受けなさい、と言ってもらえます。どれほど可能性が低くても、最終的には好きなところをうけなさい、ということになるはずです。

そのかわり、必ず私立の「併願優遇」を使って、都立がダメだったときに進学する高校を確保するように、念を押されるでしょう。

 

「併願優遇」とは、平たくいえば、高校側が内申点などをもとに合格の「確約」を出すものです。

 

詳しくはこのブログの過去の記事を参照してください。

 

高校受験を見渡す②(併願優遇)

 

 

 

中学校の先生の「進路指導」の重点は、「第一志望合格」ではありません。

中学校の先生は、生徒たちを「高校進学」という形で卒業させれば、それで責任を果たしたということになります。

 

 

学校の先生にとって、「進路」は究極的には「1」か「0」です。

「1」、つまり「高校入学」という結果であれば、「十分」だといえるわけです。

 

第一志望の高校であっても、「併願優遇」の高校であっても同じ「1」です。

その価値は変わりません。

 

これが、塾の「進路指導」との決定的な違いです。

 

 

塾の教師は、そういうわけにはいきません。

生徒の将来を、もっと「綿密」に考え、受験をもっと高度な戦略のもとにとらえます。

 

 

私たちは、高校受験をかなり幅広くとらえます。

「1」か「0」というような二元論ではなく、受験を、重層的な選択域として考えます。

 

 

 

たとえば、都立国立高校を第一志望とする生徒がいるとします。

中学校の先生は、単純に、ある私立高校の「併願優遇」を受けるように言うでしょう。当然「確約」という言葉は使いませんが、その高校に必ず合格できるという「見込み」を持っているわけです。

だから、私立入試は一校だけ受ければいいというわけです。

とりあえず都立の推薦も受けてみなさい、とも言うでしょうから、多くても3回の受験ということになります。

 

 

一方、塾は、より複雑な戦略性で受験と対峙しています。

 

国高への「進学希望度」を、とりあえず「10」で表すとしましょう。

 

中学校の先生は「1」か「0」で受験をとらえていますが、受験生の心情としては、第一志望の国高を「10」とすると、「併願優遇」の受験をする私立高校の「進学希望度」は「3」程度だろうと思います。

 

この「落差」は、その後の人生に大きな影響を及ぼし得る危険なものですが、悲しいことに、多くの人がこれを直視しません。「絶対に合格する!」などと言って、「賭け」に突入してしまうのです。

 

 

 

私たちは、「10」がダメだったときに、たとえば「3」の高校に進学するような事態を看過することができません。

「進学希望度」が「9」や「8」の高校も受験しておくべきだと考えます。

 

 

国高を目指すレベルの受験生であれば、2月10日~2月12日の私立高校入試では、進学先として魅力のある高校を受験するべきだと思います。

たとえば、10日は早実、慶女、ICUなど、11日は豊島岡、早大学院など、12日は慶應義塾、青学、明明などの上位校です。

さらに、2月13日の国立大学附属高校や2月21日の高専を受験することも、選択肢に入ってくるでしょう。

 

そうすると、この日程以外で「おさえ」の高校を確保する必要が出てきます。

そのために、都外の私立高校の受験が視野に入ってくるのです。つまり、都外の私立高校の入試で「確約」を確保して、2月10日からの都内・神奈川の私立高校入試で「勝負」するという流れです。

 

「1」か「0」という受験ではなく、「10」か「9」か「8」か「5」か「3」・・・というような受験です。

 

 

「10」がダメだったときに、「9」の高校に行くのと、「3」の高校に行くのでは、残酷なほどに対照的な結果です。

 

また、これも何度もブログに書いてきましたが、都立高校入試では、私立高校の入試結果をふまえて受験校を変更する「志願変更」という制度が設けられています。

ですから、もし、「9」「8」といった「進学希望度」の高い私立高校入試で良い結果が得られなかった場合は、都立の受験校を再考することもできます。

 

 

 

大学受験で国立大学を考えているご家庭は、なかなか難しい部分もあると思います。

近年は、高校募集をしている私立の進学校が少なくなっています。そのため、上位私立高のほとんどが大学附属高となっています。

 

そんななかで、私立大学に行くつもりがないのでこうした高校を受ける意味がない、と考えるご家庭もあると思います。

 

もちろん、その考えは至極まっとうな意見ではありますが、実は「受験の条理」からずれてしまっていることに注意が必要です。

 

無事国高に合格できれば何も問題ありません。しかし、ここでの話は、「そうならなかったときのために、どのような受験を考えるべきなのか」というものです。

 

端的に、「併願優遇」の高校では、国立大学への進学が遠ざかります。

 

高校受験での「つまずき」による「ダメージ」が一層大きくなってしまうのです。

はっきりいってしまえば、早慶MARCHに進学できる可能性さえ遠ざかるでしょう。

 

 

もうひとつ付け加えるなら、国高の入試問題、つまりグループ作成校の入試問題よりも、上記の私立高校の入試問題の方が「高度」だということも考慮すべきです。

「相性」などもあるので一概にはいえませんが、求められる知識や技能は、私立の最上位校の入試問題のほうが高いのです。

 

一般的に考えるならば、私立の上位校に向けた入試対策を受けた受験生の方が、都立の最上位校の入試においても得点力では有利になります。

 

 

「受験」というものを大きく誤解している人は、なるべく「省エネ」で受験を突破するのが「賢い」やり方だと考えます。

それは、都立高校の入試対策だけを集中的に行えば、得点力を最も効率的に上げることができるというような、短絡的な思考です。

そのために、私立高校は「併願優遇」で「確約」をもらっておけばいいという発想になるのでしょう。

 

つまり、「高校受験」のことしか考えていないわけですが、実は、そのような「目先のこと」だけに対処する方法論にしがみついていては、その先にある「大学受験」を突破することが難しくなります。

 

 

まず、高校に入学した時点で、私立高校入試を戦った受験生との間に学力の「差」がついているわけですが、それは単に知識や情報が足りないというだけではありません。

 

高校の勉強がスタートする前にすでに、学習に対する「意識」や「耐性」で大きく引き離されているのです。

誤解を恐れずにいえば、「学習者としての質」で劣っているわけです。

 

「なるべく楽に」という価値観の人間と、「より多くの努力」を当然のことであると考えている人間が競っていくわけです。

それは結局、大学入試、そしてその先で、目に見える「差」となって現れるでしょう。

 

 

(もちろん、世の中には信じられないほど優れた頭脳を持った人もいます。データや分析の「外側」にいるような人たちです。たまに、そのような人の例を出して「反論」する人がいます。「でも、そうではない人もいますよ・・・」というように。ちょっと考えればわかりますが、その行為は限りなく無意味です。「普遍的な法則」を主張しているわけではないので。例外はいくらでもあります。)

 

 

 

以上のようなことをふまえて、たとえ都立高校を第一志望としている受験生であっても、積極的に私立高校入試を「活用」したほうがいいと考えます。

 

ただし、これはあくまで「塾の論理」であって、受験は、生徒・ご家庭が納得のいくものであるべきだと思います。

 

来週からの面談では、こうした部分も含め、ひざを突き合わせてお話したいと思っております。

 

 

 

今後の高校入試に向けたスケジュールです。

 

※入試まで

 

・中間テスト

(塾の保護者面談①) 10月中旬~

・中学校の「三者面談」① 10月下旬~11月初旬

・期末テスト   11月後半

・「仮内申」の告知 11月下旬

(塾の保護者面談②) 11月下旬~12月初旬

・中学校の「三者面談」②  12月初旬

・中学と高校の「入試相談」 12月15日

 

 

※高校入試

 

・都外私立高校入試(山梨・埼玉等)1月~2月

・私立高校推薦入試 1月22日~

・都立高校推薦入試 1月26日(27日)

・私立高校入試(東京・神奈川等)2月10日~

・国立大学附属高校入試 2月13日

・国立高専入試 2月21日

・都立高校入試 2月24日

 

 (ivy 松村)

 

「漢検」の結果と再受験について

8月21日に実施した漢検の結果の「速報」を、金曜日、土曜日に校舎に来た生徒に伝えています。

これは、インターネットを通しての「照会」です。正式な通知は10日後に送られてくる予定ですので、しばらくお待ちください。

 

小学生と、修学旅行中の生徒を含む中学生の何人かの生徒にはまだ伝えていませんが、来週の月・火の授業日にお知らせすることができます。

外部生の方は、漢検協会から送られてきた通知を郵送することになっていますので、しばらくお待ちください。

 

 

 

今年度は、これ以上塾内で漢検を実施する予定はありません。

雪辱を期して再度チャレンジを希望する方は、別会場への申込みとなります。

 

 

多くの学校で2学期に漢検を実施していますが、そのほとんどが10月16日(金)を検定日にしていると思います。

 

漢検協会のホームページによれば、10月16日の検定の申込締切りは、9月15日(火)となっています。

 

締切日の設定は会場にごとに決められていますので、もしかすると、もうすでに締切っているところもあるかもしれませんが、従来通りの締切日に設定している中学校であれば、申込がまだ可能です。

 

夏期講習を通して漢検対策に取り組んできた生徒は、一通りの漢字の知識を詰め込んでいます。同一級をもう一度受けるとすれば、なるべく間隔が短いうちに受検したほうが有利になるかもしれません。

 

判定を確認したうえで連続で漢検を受ける場合、今回生徒のみなさんに受けてもらった8月21日と10月16日の受検がもっとも間隔の短い受検期間となります。そのために、合否判定日のすぐ後に申込期日が迫っています。

 

 

 

中3受験生にとっては、12月15日の「入試相談」までに、3級以上を取得しておくことに意味があります。

 

私立高校入試の「推薦」・「単願(専願)」・「併願優遇」などの「内申点を利用して出願する入試制度」を利用する場合に、漢検の取得級に応じて内申点に加点がもらえるケースがあります。

つまり、高校によっては、内申点が基準に足りない場合に、「検定」で補うことができるのです。

 

その場合、「入試相談」の前に行われる12月初旬の、中学校の先生との「三者面談」で検定の取得状況を伝えなければなりません。

 

それに間に合う漢検の検定日は、以下の4回です。

 

・10月16日(金)「学校などで実施」

・10月25日(日)「公開場、準会場で実施」

・10月31日(土)「準会場」

・11月6日(金)「準会場」

 

 

10月16日は、上述の通り、検定日が金曜日になっているので、多くの中学校が実施する日程です。

放課後に、そのまま受けることができるので、受検者の負担が最も軽いと思います。

二中以外の中学は、中間テストが終わってから1週間から2週間後の実施となります。

ただ、その1週間前にあたる10月9日(10月10日)が英検の検定日となっていますので、英検の受検も考えている人は、両方の対策を進めていくことになります。

 

 

10月25日は、「公開場」「準会場」での実施となっています。

「公開場」は、漢検協会が設置した検定会場です。八王子市か多摩市の会場で検定を受けることができます。(準会場」は、学習塾などの会場です。)

10月25日の受検は、会場まで足を運ばなければならないことが負担となりますが、日程的には余裕があるので、しっかり準備できると思います。

 

 

10月31日は、「準会場」のみの実施となっていますので、この日に検定を行っている会場を探さなくてはなりません。

 

 

11月6日は、金曜日の実施となっているので、この日に検定を行う学校もあると思います。今から検定日まで、かなりの余裕を持てますが、2学期の期末テストまで2週間を切ったタイミングでの受検となることを考慮する必要があります。

 

 

 

中3は、2学期以降は過去問演習を中心とした入試対策に本腰を入れていく時期です。

その時期に検定を受けるということは、高校入試に向けた受験勉強の時間を割いて、検定の対策のために時間を使うということになります。

ですから、それなりの覚悟で臨まなければなりません。

 

入試に向けた受験勉強の「効率」を考えると、場合によっては、漢検は「回り道」になることがあります。

たとえば、都立高校入試では、3級以上の漢字や、部首などの知識はほとんど出題されません。

 

まあ、「最低限」の勉強だけをして、「省エネ」で受験を乗り越えようと考てしまうような受験生は、そもそも漢検を受けようとも思わないでしょうから、あまり気にすることもないのかもしれませんね。

 

(一応触れておきますが、このような考えは、本当に危険です。「最低限」の設定を見誤ってしまうと、取り返しのつかないことになるのはもちろんのことですが、勉強の「枠」を低く設定してしまうと、学力の伸びが「枠内」で頭打ちになってしまいます。狭い範囲の出題内容にとらわれてしまうと、多彩な視点からの分析力や多面的な思考力が育たずに、必ず入試の得点力に限界がきます。「学習を減らす」ことで「残り」が伸びるとは限りません。「学習を減らす」ということは「伸びしろを減らす」ということでもあるのです。)

 

 

2学期は、どうしても内申を上げなければならない、という生徒が多いと思います。

定期テストには万全の準備をして挑む必要があります。

検定を受けるかどうかも含めて、優先順位を考えて、入試までのスケジュールを立てるようにしましょう。

 

 

 

中1、中2の生徒は、来年以降もありますので、少しゆっくり考えてもいいかもしれません。

それでも、挑戦したいという人がいたら、受けてみるべきです。

がんばりたい、という気持ちを抑える必要はないと思います。

力を貸しますので、そのときは言ってください。

 

 (ivy 松村)

塾と面談・学校で面談・高校に相談

生徒や保護者の方と、面談を行って、志望校の話や「学校の三者面談」の話を毎日しています。

面談以外でも、できるだけ生徒と話すようにしています。

 

ある中学校では、今日も仮内申を伝えられませんでした。

生徒の間では、三者面談のときにならないと教えてもらえないのではないか、という噂も立っているそうです。さすがに、それはないと思いますが、世の中には、そんな中学校もあったりするものなのでしょうか。

 

何年か前に、ある中学校で、2学期の期末テストの後で、「仮内申は三者面談のときに教える」、と中3の生徒たちに伝えられたことがありました。そのときは、生徒や保護者の方からのクレームがあり、事前に教えてもらえることになりました。

 

学校の先生は、受験生の希望よりも「自分たちの負担が軽くなる」ことを優先しますから、あながち、あり得ることなのかもしれません。

 

くだんの生徒には、食い下がってでも絶対に三者面談の前に仮内申を教えてもらうように、という話をしました。

一応、本人とは、仮内申がいくつだったら受験パターンは・・・というシミュレーションで話をしています。

 

もし、三者面談まで仮内申を教えないというような中学校があったら、絶対に認めさせてはいけないと思います。

強行されてしまったら、「即断できない」といって、考える時間をもらわなければなりません。

 

 

三者面談のマニュアルのようなものをお伝えしておこうと思います。

とはいっても、要旨は、こちらが事前に準備してるプラン以外は、「すぐに受け入れない」というシンプルなものです。

また、かなり圧迫的な態度を取られることもありえるので、その心構えをしておいていただきたいという2点です。

 

 

「学校の三者面談」の期間は、学校の先生にとっても非常にストレスフルな数日間となります。なかには、あからさまイライラした態度や高圧的な態度をみせる先生もいらっしゃるかもしれません。

 

腹が立つこともあるかもせれませんが、しかし、そこは、こちら側が「そこを、どうか…」とお願いするくらいの姿勢で対応されたほうがいいと思います。

 

 

学校の先生と敵対しても、何のメリットもありません。

 

 

最終的には、受験生とご家庭が望んでいる受験を制止するような権限は、学校の先生にはありません。

先生が渋った顔をしていても、「何としてもよろしくお願いしたい」という姿勢を示せば、穏便にことが進むのではないでしょうか。

 

また、自分に責任が及ぶのを極度に嫌がる先生の場合は、「責任は自分たちで負う」という一言ですんなり認めてもらえることもあります。

 

受験校を減らすように言ってくる先生もいらっしゃるかもしれません。

先生なりの考え方でそう思われるのでしょうが、塾の方では、都立の推薦や他県の受験なども含めて高校受験を組み立てた場合には、5、6校受験をすることは一般的にあり得ると考えています。

 

塾での面談で確認した、一校一校の受験の位置づけを学校の先生にお伝えすれば、最終的には了承していただけると思います。

 

 

 

どうしても、「変な先生」がいるかもしれないという前提で述べてしまうのですが、普通の先生であれば、きちんと説明すれば大丈夫だと思います。

しっかりとした「おさえ」があれば、かたくなに生徒の受験を拒むことはできないはずです。

 

「おさえ」のない受験をする場合、ある程度の偏差値を「Vもぎ」などで取っている生徒は、模試の成績表を念のために持って行くといいかもしれません。「これだけの偏差値があるので、塾で大丈夫だといってもらっている」と伝えることで、先生も納得されることがあるかもしれません。

 

また、逆に、模試の成績によって「おさえ」を確保しているような場合には、そのことを伝えておかなければなりません。

 

 

 

無いとは思いますが、万が一、受験生とご家庭の意向を「独自の判断」で拒否する先生がいらっしゃったら、中学校の「上の人」や教育委員会に相談してもいいか、聞いてみるとよいかもしれません。

 

 

 

推薦や単願の「基準」があと少し足りないとき、学校の先生が高校と「話をつけてくれる」ことがあります。

実際には、「どれくらいディスカウントできるか」というところまで決まっているのですが、学校の先生は「交渉の窓口」になってくださるわけですから、そのときには、やはり感謝しなければいけないと思います。

 

そうでなくても、先生の判断で加点するかどうかを決められる「特別活動」などの内申の加点項目があります。もし、これを認めてくださるという場合には、それは先生の温情であると理解しなければなりません。

 

 

 

「学校の三者面談」で受験校が「決められてしまった」ら、覆すのが難しくなります。

ですから、もし、新しい提案が出てきたり、塾での話と違うことを言われて判断に迷うことがあったりしたら、話を引き取って、後日、「三者面談」をやり直してもらうか、電話等で返事をさせてもらう形にしてもらいましょう。

 

学校の先生は「その場」で決めてもらいたがります。早く終わらせたいという気持ちが強くなることもあるでしょう。その心情が言動に表れ、強い口調になってしまわれることもあるかもしれません。

プレッシャーに弱い方などは、その場の空気に飲まれて、言われるままに受験校を決めてしまうということもありえます。

 

よく考えてください。それは「○○商法」といった類のものと同じです。もちろん、学校の先生にそのような意図などあるはずはありません。しかし、構図は同じです。

 

 

「家族で話し合ってよく考えて決めたい」とおっしゃってください。「宿題」にしてもらいましょう。その場では、確定させないことが重要です。

 

学校の先生は露骨に嫌な顔をされるかもしれません。しかし、そこは「申しわけありませんが…」と重ねてお願いしてみましょう。

 

学校の先生の感情や都合よりも、一人の中学生の将来の方が重いはずです。

 

 

 

最も重要なのは、安易な決定をしないこと、その場の空気に流されて決めないということです。

 

もし、熟慮を重ねたうえで、学校の先生の提案がよいと思われたのであれば、それはお受けするべきだと思います。

 

今までの私の経験の中でも、こちらが思ってもみなかった良案を学校の先生が示してくださって、そのおかげで非常に満足のいく進路に進むことができた生徒もいました。

 

 

消費者の権利を守るために「クーリング・オフ」という制度がありますが、受験校を決めるということも、頭を冷やして考える期間を持つことが大切なのです。

 

ただし、差し迫った期限があることがらですから、場合によっては、あきらめなければならないことや、見切りをつけて決めなければならないことがあることも認識しておかなければなりません。

 

 

 

 

ところで、受験校がまだ絞り切れていない人は、今週末にもいろいろな学校が「説明会」や「個別相談会」を行っているので、行って、「相談」してみてはどうでしょうか。

ホームページなどに日程を載せている学校もたくさんあります。

告知に力を入れている高校は、どんどん「相談」に来てもらいたいと思っているわけです。

 

 

入学後の学校生活について聞くことももちろん大事なことですが、受験生・保護者の方が今、最も知りたい情報は、入試に有利になる材料はないか、ということですよね。

 

今の時期に「相談」する内容は、必然的に、「有利な入試制度を利用できないか」という内容になると思います。

 

推薦、単願、併願などで出願したいと思っている高校があるのだけれど、「基準」が足りないという場合、「相談」してみる価値はあります。

 

(「基準」は塾で教えてもらえるはずですが、もし、知らない塾があれば、それは「相当ヤバい」塾です。大手塾に通っている生徒で、塾の併願が取れなかった生徒も、塾まかせにしないで動いてみると、知らされていない情報を教えてもらえるかもしれません。)

 

特に、頑張って模試でよい成績を取っている生徒は、「相談」すれば、もしかしたら「何か」あるかもしれませんから、聞いてみることをお勧めします。よい情報があるかもしれません。

 

念のため、「Vもぎ」や「Wもぎ」の成績表を持って行くようにしてください。「話しがはやくなる」かもしれません。

 

また、その際に、部活や学外活動などでアピールできるものがあれば、「ダメもと」で聞いてみましょう。

 

 

もし、都立が第一志望だから、「私立高校の話は聞く必要はない」と考えている方がいたら、ちょっと考え方を変えてみたらいかがか、と思います。

私立の特待生待遇や奨学生制度などについて、有意義な情報を得られるかもしれません。

 

 

幸運にも、条件のいい高校を見つけることがあれば、受験の組み立てをより良いものに変えることができるかもしれません。

 

あるいは、満足できるレベルの学校に、入学しやすい「ルート」が見つかるかもしれません。

 

 

今は、高校受験のひとつの山場に差し掛かっています。とても大切な時期です。

できたはずのことをやらないで後悔するよりも、可能性のあることは試してみる方がよいと思います。

 

 

 (ivy 松村)

三者面談の注意

「学校の三者面談」に備えて、ivyでは、中3のご家庭と面談を行っています。

 

ほぼ受験プランが固まった受験生もいれば、もう少し熟慮されたいというご家庭もありました。

 

 

ある中学校では、先週の金曜日に仮内申を伝えてもらえるはずだったのに、週が明けてもまだ生徒に伝えられていません。

 

一方、別の中学では、先週の金曜日に仮内申が伝えられ、月曜までに受験校を決めて書面で提出するように指示があったそうです。

 

いずれの中学校も、ちょっと雑というか、乱暴な印象です。

 

 

それでも、高校受験は、基本的には、中学校をとおして出願しなければならないので、それぞれの中学校のやり方にしたがって進めていかなければなりません。

 

 

早いところでは今週から「学校の三者面談」がはじまります。

そして、多くの生徒は来週中に行うことになっています。

 

 

この12月の「三者面談」で、ほぼ受験校を確定することになります。

特に、「確約」のある推薦、単願、併願などで出願することを決めた場合、もう後戻りができない可能性が非常に高くなるので、慎重に考えなければなりません。

 

この「三者面談」の対応を誤ると、その後に禍根を残すことになってしまうことがあります。

 

円滑に受験校が決まればいうことはありませんが、場合によっては、希望の受験プランに「待った」がかけられることもあります。あるいは、思惑とは違った形の受験を強く勧められることもあると思います。

また、受験校を減らすようにと言われることもあります。

 

 

「学校の三者面談」は多くの方が思っているよりも、ずっとシリアスで怖いものです。

 

もしも、学校の先生が、「生徒にとって最良の受験の形を提示してくれるものだ」と思っている人がいたら、その考えは改めなければなりません。

 

このブログで、何度も何度も書いてきましたが、学校の先生は、「学校の先生の論理」で動いています。はっきりいいますが、「生徒のことが第一」ではありません。

また、受験に関することで、学校の先生が知らないこともたくさんあります。

 

そのうえで、学校の先生の仕事ひとつに、「中3の生徒の受験校を決める」というものがあります。

その仕事は、かなりの重圧の中で取り組まなければならないもので、学校の先生たちは、「早く片づけてしまいたい」と思っているものなのです。

 

残念ながら、「学校の三者面談」は、学校の先生が親身にアドバイスをしてくれる、といったようなものではありません。

 

学校の先生の頭にあるのは「クリア」することです。ですから、生徒の受験校――というよりも「進学先」――を「決め」にかかります。

何も「対策」を立てずに「三者面談」に臨んでしまうと、あっという間に型にはめられてしまいます。

 

 

おおげさな、と思う方がいるかもしれませんが、受験に携わる仕事をしている塾の教師が、受験校を決定するその瞬間を真剣に考えないわけにはいきませんし、また、おおげさに考えることのデメリットも思いつきません。

 

 

もちろん、すべての学校の先生が、常に的外れなことをいうわけではありません。

「その可能性が怖い」のです。

 

中学校の先生にご尽力いただいたおかげで、将来に道を開くことができた生徒もたくさんいます。

 

ここで私が示唆しておきたいと思っているのは、学校の先生はダメだということではありません。

そうではなくて、意見や価値観の相違によって、受験プランに強い異議が突きつけられたり、ある形へと誘導されたりすることがありえるのだということです。

 

そして、そのための心の準備があった方がよいということです。

 

杞憂に終わって、やっと安心するようなことも世の中にはあるものです。

 

 

 

 (ivy 松村)

 

受験校を決める(三者面談の話③)

中学校の先生にも、いろいろな方がいます。自分が中学生だったときを思い返してみても、個性豊かな先生方との出会いがありました。また、大人になって、学校の先生をされている人と知り合う機会ごとに、改めてそう感じることも多くあります。

 

ですから、「学校の先生」とひとまとめにして論じることに、無理があるとは思いつつも、「三者面談」を通して見えてくる学校の先生の実像について考えてみたいと思います。

 

 

まず、中学3年生の担任は、とても大変です。実際の仕事を見ていない方でも容易に想像がつくと思います。

経験の浅い先生ではなく、ある程度の経験を持った先生が受け持つことが多くなります。学校によっては、適任の先生がいないときには、定年をされた先生が、嘱託などの形で担任を任される例もあるようです。

 

改めていうまでもないことですが、学校の先生の仕事は多岐にわたり、激務です。進路相談ばかりに時間を取っていられないというのが実情です。

 

ですから、三者面談で受験校を決定するという「業務」もある程度「流れ作業」となってしまいます。当然、長年の経験がある先生ほど、慣れたやり方、「得意の形」で効率的に仕事を「片づけて」いくようになります。

 

特に、「入試相談」では、付き合いが深く、パイプのある高等学校に生徒を斡旋する流れが出来上がっていることが多いのです。

 

受験校に対して強い希望を持った生徒・家庭であれば、志望先の高校の先生に問い合わせをして情報を集めてもらえるとは思いますが、「何となく、こんな学校なんかはどうかな~」という程度の話には、付き合っていられないというのが、実際のところだと思います。

 

世の中には、しっかりとした志望、計画を持った中学生より、真剣に自分の進路と向き合うことができない中学生のほうが多いと思います。

もじもじ、ぐずぐずするばかりで、自分の将来を、「誰か」が案内しれくれないかな~と考えているのです。

 

それで、学校の先生は、「じゃあ、君は○○高を受けときなさい」と機械的に決めていくのです。

 

 

あるいは、志望校に対して、学校の先生が「そんな高いレベルの学校なんか、入れるわけない」「もっと低いランクの学校を選びなさい」と言うこともあるかもしれません。

 

それは、本心というよりも、本気で受験を考えているのかを、見定めようとしているのではないかと思うこともあります。

受験に対して真剣味がなく、偏差値などをよく調べもしないで、聞いたことのある学校を「何となく」挙げる生徒もたくさんいるはずだからです。

 

 

 

受験校は、学校と相談して決めるのではなく、家族や塾で相談をして決めたものを「承認」してもらう形にするのが、最も良いと思います。

 

ただ、推薦や併願の基準にギリギリ足りないときなど、学校の先生の口添えで何とかなる場合がありますので、学校の先生にやってもらえることは何なのか、しっかり確認しておくことは大切です。

 

また、「リーダーとしての活動」とか「特別活動」といった、学校の先生のさじ加減にゆだねられている内申の加点項目がある場合もあります。それは、学校ごとにいくつまで、と決められていることもあります。

 

ですから、あと1つか2つ内申点があれば・・・というときには、学校の先生に、なんとかならないか「お願い」をしてみる必要があります。

 

もちろん、塾の方でも、「裏ワザ」のようなものがあります。少し前に、ニュースになったので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。後日、またその話を書こうと思います。

 

 

 

塾に通うことの最大のメリットは、受験の相談を親身に受けてもらえることです。

「受験のことはよくわからないけど、どの辺の高校なら受かるのか教えてほしい」というような、ふんわりした質問にもお答えします。

 

私が尊敬する塾の教師の1人が言っていた言葉があります。

それは、「塾の仕事の7割は、受験校を決めることだ」というものです。それを聞いた当時は、あまりピンと来なかったのですが、今は、その意味がよくわかります。

 

受験生のやる気を引き出す、受験生の学力を伸ばすということも、受験校を決めるということの延長にあることに気づいたからです。

 

もちろん、独断的に塾が生徒の受験する高校を決めるということはあってはなりません。生徒・保護者の方と話をしながら、具体的な形にしていくということが、受験校を決めるということです。

 

 

中3生のご家庭とは、期末テストの後、12月の学校の三者面談の前に、もう一度塾での面談を設定させていただきます。そこで、受験校について、再度お話しさせていただきます。

 

 (ivy 松村)