日野市の各中学の評定

本日は、終業式でした。

本日授業があった中2の生徒たちの成績を確認しました。

 

2学期で大きく成績を伸ばし、都立の換算内申で、「60」を超えた生徒が何人かいました。

本当によくがんばりました。

 

 

一方で、大きく成績を下げてしまった生徒や、思うように成績を上げられなかった生徒もいます。

生徒一人ひとりと少し時間を取って話をしましたが、それぞれ成績が振るわなかった生徒はその「原因」をよく理解しているはずです。

 

 

まあ、くだらないミスをしてしまったり、あなどって痛い目をみたりすることもあります。

どうしても前向きな気持ちが持てずにぼんやりと過ごしてしまったり、だらしなさに馴染んでしまったり、さまざまな理由で成績が下がってしまうことがあります。

 

そんなこんなを繰り返しながら、少しずつ気持ちが「受験」に照準していけば、と思っています。

もちろん、ひたむきにコツコツと努力を積み重ねていくのがいちばんいいわけですが、人間、時にうまくいかないことや、気持ちが沈み込んでしまうこともあります。

 

失敗やつまずきを経験しながら、発見をしたり、思いを固めたりして前に進んでいくことも大切です。

中学2年生のときの「失敗」なんて、今からいくらでも取り戻すことができます。

3学期に「立て直し」を図っていきましょう。

 

 

 

中3は、一足先に「仮内申」を知らされています。

実際のところ、成績表は、「評定の内わけ」を確認する程度の「使い道」しかありません。

過ぎたことにとらわれるよりも、前を見て進んでいくことが大事です。

 

 

 

ところで、昨年、このブログで、日野市内の中学の「評定」について記事を書きました。

 

 

毎年春に、東京都教育委員会は各市区にある中学校の前年の2学期の中3の評定を公表しています。

この制度は石原氏が都知事だった時代に導入されたものですが、成績評価の不公平や不均衡をチェックするために、調査と公表が行われているわけです。

 

その「結果」には、中学校名が記載されないようになっていますが、割合と生徒数をもとにそれぞれの中学を「特定」することができます。

 

当塾では、春の保護者面談の「資料」として、日野市内のご家庭にお渡ししています。

 

 

今年、「その記事」を書かなかったのは、ちょっと躊躇してしまったからです。

どんな影響が出るのか、ちょっと読めなかったので、控えることにしたのです。

 

もういいだろう、ということで、昨年の日野市の中学の中3の2学期の評定の状況について少しだけ書きます。

 

 

ただ、注意しなければならない点があります。

どうしても、2学期終了時点での各中学の正確な生徒数が把握できないので、完全な「特定」ができない場合があります。

また、確実に間違った数値が記載されている場合があります。ある教科の「割合」と別の教科の「割合」が並存するはずのない数値になっている例が散見されました。(なぜ、それが起こるのかは、謎です。もしかすると、正確な報告をしていないケースがあるのかもしれません。)

そのために、文脈にたよったり、近似する数値に従ったりして各中学とそれぞれの「データ」を「特定」しなければなりませんでした。

 

つまり、以下の「資料」に、誤りがある可能性を否定することはできないのです。そのことを含めおいたうえで、参考としてご覧いただきたいと思います。

また、以下の「資料」は昨年のものであることを留意したうえでお読みください。

 

 

◎2015年(昨年)の各中学の評定の割合

 

 

 5  4  3  2

 1

七生 10.4 24.5 53.8 8.3 3.1
四中 12.7 24.4 49.2 13.0 0.8
平山 9.5 25.3 50.8 11.8 2.7
一中 6.6 25.3 47.3 15.3 5.5
三中 8.1 25.3 54.0 11.6 1.1
三沢 6.4 22.9 57.5 12.0 1.3
二中 7.4 20.1 54.7 16.6 1.1
 大坂上 11.5 32.9 43.5 10.8 1.3

 

 

 

四中の「5」の割合が髙かったことがわかります。

その理由は、数学と英語です。

 

数学は24.9パーセント、英語は22.0パーセントの生徒に「5」が与えられました。

一方で、四中は、音楽や技家では、「5」が抑えられていました。

 

 

一中の「1」の多さが目立ちます。

これは、数学で、12.0パーセントの生徒に「1」が付けられたためです。

また、一中は、理科、社会でも6.0パーセント、英語でも7.9パーセントの生徒に「1」がつけられています。

 

 

大坂上は、「4」と「5」の合計が44.4パーセントにのぼりました。

また、「2」と「1」の合計も12.1パーセントと、全体でもっとも少ない割合でした。

 

 

5教科と4教科、それぞれの評定の割合を見てみましょう。

 

 

◎2015年(昨年)の各中学の5教科の評定の割合

 

5教科  5  4  3  2  1
七生 9.9 22.9 53.9 10.2 3.1
四中 16.8 22.7 42.7 16.6 1.2
平山 8.7 23.2 50.1 15.0 3.2
一中 5.8 23.9 47.2 16.0 7.0
三中 8.8 23.9 51.9 13.8 1.6
三沢 7.1 21.0 54.2 16.1 1.7
二中 7.8 21.2 51.3 18.1 1.5
 大坂上 13.3 30.6 40.5 14.2 1.4

 

 

 

◎2015年(昨年)の各中学の4教科の評定の割合

 

 

4教科  5  4  3  2  1
七生 11.0 26.5 53.8 5.9 3.0
四中 7.6 26.5 57.3 8.5 0.2
平山 10.5 27.9 51.6 7.9 2.1
一中 7.5 27.1 47.5 14.5 3.5
三中 7.1 27.0 56.6 8.8 0.5
三沢 5.4 25.3 61.7 6.9 0.8
二中 6.9 18.7 59.0 14.7 0.7
 大坂上 9.3 35.8 47.4 6.6

1.1

 

 

 

四中は、5教科では平均で16.8パーセントが「5」であった一方、4教科では7.6パーセントです。

 

 

 

教科ごとの評定の平均も見てみましょう。

 

 

◎2015年(昨年)の各中学の教科ごとの評定の平均

 

 

 

国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保体 技家 英語 平均
七生 3.10 3.24 3.29 3.30 3.29 3.52 3.27 3.38 3.39 3.31
四中 3.33 3.27 3.48 3.31 3.30 3.39 3.44 3.18 3.48 3.35
平山 3.17 3.15 3.23 3.32 3.27 3.59 3.21 3.41 3.10 3.27
一中 3.19 3.01 2.96 2.98 3.20 3.24 3.28 3.11 3.13 3.12
三中 3.33 3.19 3.21 3.23 3.11 3.39 3.33 3.42 3.27 3.28
三沢 3.14 3.17 3.25 3.15 3.23 3.24 3.35 3.27 3.09 3.21
二中 3.26 3.06 3.14 3.11 3.19 3.27 2.97 3.23 3.22 3.16
 大坂上 3.49 3.31 3.37 3.36 3.41 3.44 3.48 3.51 3.48 3.43

 

 

 

一中の数学、理科と二中の保体の平均が「3」を割っています。

 

一中の数学は、上で確認したように、「1」を付けられた生徒が多かったためです。

 

 

二中の保体の評定の平均が低くなっているのは、「2」が23.7パーセントとなったことが大きな理由です。また、「5」と「4」の評定が抑えられていることが、平均を大きく押し下げました。

 

上の表でも確認できるとおり、この年、二中では「2」の評定が多く出されました。

おそらく、この年の二中は、不真面目な態度の生徒が目立ったのでしょう。

 

 

参考までに、2015年(昨年)以前の二中の保体の評定を比べてみましょう。

 

 

 5  4  3  2  1
2015年 3.7 14.8 57.0 23.7 0.7
2014年 4.4 21.9 67.5 6.1 0.0
2013年 2.5 21.3 67.5 7.5 1.3
2012年 2.8 27.1 66.4 3.7 0.0

 

 

 

二中の保体の成績評価は、以前から「シビア」でした。

おそらく、二中の保体は、毎年、成績評価の基準をブレさせることなく運用しているために、この年に多くの「2」を出すこととなったのでしょう。

 

 

 

さて、こうした「資料」は「雄弁」で、さまざまな事柄を語りかけてくれますが、生徒のみなさんがやるべきことは変わりません。

 

もちろん、これらの「資料」が、世の中に「おかしな先生」がいて、「おかしな評価」を付けていることを明らかにしてくれます。もちろん、それもひとつの目的です。

 

しかし、これらの「資料」を、勉強の方針を定める「参考」に留めておくように切に願います。そのほうが、健全です。

中学の先生を責めたり非難したりする「材料」として活用することのみにとらわれる人間は、その「性根」によって、思うような成績が取れないのだと自覚するべきでしょう。

 

 

どのような先生が担当になろうとも、勉強の価値は不変です。

 

 

 

各中学の年度ごとの評定の割合の推移を表にしてあります。

知りたい方や確認したい方は声をかけてください。

 

 

 

 (ivy 松村)

「仮内申」について

ひよ中、七生中、二中は、週明けに期末テストがあります。

 

明日、11月20日も14時からテスト対策のために校舎を開けることにしました。

家で勉強が手につかないという人は、ぜひ、お越しください。

 

 

 

受験生は、これから忙しくなっていきます。

来週には、もう、定期テストが返却されはじめます。そして、11月の終わりから12月の頭にかけて、仮内申が伝えられます。

 

その後、12月の前半に中学校の三者面談がありますが、その前に塾の面談を設定させていただきます。

「仮内申」が出たタイミングで、塾とご家庭とで、受験パターンをすり合わせておく必要があるためです。

 

したがって、中3の今後の予定は下記のようになります。

 

・定期テストの答案返却

・「仮内申」の告知

・塾の面談(受験校の決定)

・中学校の三者面談(受験校の確認)

 

 

 

また、中3生には会場模試があります。

そして、私立高校の入試相談に足を運んでいただくこともあるかと存じます。

 

 

すでに、前回の面談およびメールで、それぞれのご家庭に志望校や併願校の推薦、単願、併願優遇の「基準」や都立高校受験の「内申の目安」をお伝えしていますが、「仮内申」が出た後は、その「数字」に則って実際の受験校を決定することになります。

 

もし、「仮内申」が希望の「数字」に届かなかった場合には、受験パターンや日程等を変更することになる可能性もあります。

 

入試の展望や受験パターン、今後の学習計画等につきましては、いずれ面談の際に詳しくお話しさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

 

 

「仮内申」について、少し書きます。

 

高校入試の内申は、「中3の2学期の評定」が用いられます。

 

しかし、「中3の2学期の評定」が記された成績表が、正式に生徒のもとに届けられるのは、2学期の終業式の日です。

終業式は12月22日ですが、その日に内申の告知を行うとなると、都内私立高校の推薦、単願、併願優遇の受験を確定する「12月15日」(入試相談)に間に合わなくなってしまいます。

 

つまり、高校入試の「日程」に沿って受験校を決めるためには、12月の初旬には必ず内申が判明していなければならないわけです。

そのため、「仮内申」という形で、期末テスト後まもなく、生徒それぞれに伝えられることになっているわけです。

 

 

「仮内申」は、正式なものではないので、「文書」で渡されることはありません。中学校によって伝達方法は違うようですが、一般的なのは、担任の先生が、生徒一人ひとりを呼んで口頭で5科と9科の合計点を伝え、それをメモらせる形式のようです。(受験校によっては、3科の合計がわかっていなければならないので、それも伝えられる場合もあります。)

 

「仮内申」で、各教科の「内訳」は知らされません。ですから、成績表が届けられるまで、どの教科が上がったのか、または下がったのかは、わかりません。

 

 

また、よく、「仮内申」はその後上がったりしないのか、と質問を受けることがあるのですが、残念ながら、数値が変化することはありません。「仮」となっているので惑わされてしまいますが、これは、「確定した内申」です。

「仮内申」が、受験における「内申」そのものとなります。

 

「中3の2学期の評定」=「仮内申」=受験で用いられる「内申」です。

 

 

 

では、「中3の2学期の評定」はどのように付けられているのでしょうか。

 

以前、このブログに書いたことがあるのですが、東京都のある地域では、「仮内申」は、単純に「2学期の成績のみ」に準拠して出されていました。

きちんと言質が取れるような質問文を用意して、そのとき教えていた生徒たちから、彼らの担任の先生に確認してもらいました。

 

 

実は、「2学期の成績のみ」に準拠して成績を付ける中学の生徒は、「内申」が大幅に上がることが珍しくありません。

 

2学期に頑張った分、その分、成績が上がるわけです。

これまで、英語の点数がずっと60点台で、評定が「3」だった生徒でも、3年の2学期の中間・期末テストの2回の平均が95点であれば、「5」をもらえるわけです。

 

 

 

一方、日野や八王子、町田などの中学では、「1学期の成績と2学期の成績」を合わせて「中3の2学期の評定」=「仮内申」を出すようになっています。

 

そのような方法で「内申」を出す中学の生徒は、大幅に「内申」を上げることは難しくなります。

1学期の評定が「3」だった場合は、2学期の定期テストで平均95点を取っても、「5」の評定がもらえるとは限りません。

2学期の成績が「5」だったとしても、1学期の成績の「3」と合わせて「仮内申」が出されるわけです。したがって、その評定は「4」となる可能性が高いわけです。

 

 

「単純な思考の人間」は、後者の中学の生徒は不利だ、と感じるかもしれません。

あえて、多くはコメントしませんが、1学期にも、ずっと、ずっと、ずっと、このことを言い続けてきました。

「結果のすべて」が、「現在の自分」の学力なのだと受け止めなければ、「先」には進めません。後悔も頑張りも、全部背負って前進してください。

 

 

 

このブログを読んでいる1年生、2年生の人たちは、重々肝に銘じてください。

受験の幕は、中3の1学期に開くのです。

 

 

 

さて、中3のみなさんには、「未来」があります。

これから突きつけられる「仮内申」がどのようなものであろうとも、「受験」に向けて、歩を進めていくことには変わりはないわけです。

 

「未来」に向けて、「仮内申」を踏まえて今後の指針や歩み方を決めるために、塾の面談があります。

 

 

まだ、期末テストを戦う人は、最後まで力を振り絞ってください。

定期テストを終えた人は、しっかり過去問演習をこなしてください。

 

やるべきことをやり抜いて、その後で、「未来」についていっしょに考えましょう。

 

 

 

(ivy 松村)

 

平山中学の内申点について

今回は平山中の内申点に注目したいと思います。

 

平山中は、日野市内で最も生徒数が少なく、そして最も内申点の平均が低い中学校です。

 

生徒数が少ないということのポジティブな面と、そうでない面があります。

生徒の数が少ないので、生徒全体に目が行き届きやすく、「ていねい」な指導をしやすいという部分もあるでしょう。反面、強い「統制力」が働き過ぎるという部分もあるかもしれません。

 

 

まず、注意事項を。(再掲)

 

 

東京都教育委員会は、公立中学校の中学3年生の「2学期の評定状況」を調査し、その結果を公表しています。

 

この調査は、各中学校の評価・評定に対する客観性・信頼性の確保に役立てるという目的で行われています。

公共の場でのチェック機能が期待されているということだと思います。

 

 

 

杉田先生にお願いして、2013年度と2012年度の日野市内の中学を特定する作業を行ってもらいました。ある程度、各年度のデータと元になった中学校を照応させることができたと思います。

 

しかし、いくつかのデータを確定させることができませんでした。

 

理由のひとつは、データが採取された時点の正確な生徒数を把握できないことにあります。

転校などの理由で生徒数に増減が生じている場合、データがまったくかみ合わなくなります。最後は推測で決定することになります。

 

今回のような作業の場合、中学校の生徒数が最も重要な手がかりとなりますが、手元にある資料では、ある年度の大坂上中と三沢中の中3の生徒数は1人の差しかありませんでした。他にも、特定に支障が出るほど、ある中学校どうしの生徒数が近くなっていたケースが複数ありました。生徒数が近い人数になるほど、それぞれの特定は困難になります。

 

また、明らかに誤った数値が記載されていることもあります。データが、出現するはずのない割合となっている場合、データへの信頼を捨てなければなりません。その場合、やはり前後の文脈から憶測で判断せざるを得なくなります。

 

 

以上のことをふまえ、これから掲載するデータに、誤りが生じている可能性があるということをお見知りおきのうえ、ご覧いただきたいと思います。

 

 

 

では、平山中学の内申のデータを見てみましょう。

 

 

 

平山 平均内申 5科 4科
2014 29.0 15.7 13.3
2013 29.4 16.0 13.4
2012 29.5 16.2 13.3

 

 

 

2012年から2014年の間に、内申点の平均が「29.5」から「29.0」へと減少しています。

「-0.5」ポイントは、四中、七生中に次ぐ大きな減少幅です。

 

 

 

日野市内の中学校別の9教科合計内申点の平均の推移と、その増減を見てみましょう。

 

 

2012 2014
平山 29.5 29.0
三沢 29.7 29.6
七生 30.3 29.7
三中 30.2 29.9
四中 31.2 29.9
二中 29.9 29.9
一中 30.2 30.1
大坂上 29.4 30.3

 

 

 

2014年度の平山中の内申の平均は「29.0」です。日野市の他の中学校に比べて、著しく内申の平均が低いことがわかります。

日野市の中学校に通う中学生が、同じ学力を有していると仮定するならば、平山中学は最も内申点の取りづらい中学校であるといえます。

 

2012年で内申点の平均が最も低いのは大坂上中です。

近年、大坂上中学はかなりシビアな状況にあったと聞いています。

そのピークが2012、2013年だったのではないかと思います。

2014年には一転して、最も平均点が高い中学となっています。

 

一方、平山中学は、例年、内申の平均点は抑えられているようにみえます。

 

 

 

次に、各年度の5段階評定の割合を見てみましょう。

 

 

平山 5 4 3 2 1
2014 7.5% 24.1% 54.8% 11.3% 2.3%
2013 10.5% 21.9% 52.7% 13.1% 1.8%
2012 6.9% 26.0% 57.7% 7.2% 2.2%

 

 

「5」の割合が抑えられている一方で、「2」と「1」の割合は比較的高くなっています。そのため、内申点の平均も低下することになります。

 

2013年は「5」は「10.5」と2ケタの割合を示していますが、前年に比べて「4」と「3」が減り、「2」が上昇しています。そのため、2012年と2013年では、内申点の平均は「0.1」ポイント下降しています。

さらに2014年は、「5」の割合も1ケタとなり、「2」と「1」の割合が高止まりしているため、他の中学に比べて極端に低い内申点の平均となってしまいました。

 

 

さらに、各教科の「5」の割合を見てみましょう。

 

 

 

平山 国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保体 技家 外国語
2014 6.7 5.6 5.6 9.0 5.6 11.2 5.6 5.6 12.2
2013 13.7 8.2 13.7 9.6 12.3 9.6 8.2 5.5 13.7
2012 11.3 5.2 2.1 14.4 7.2 4.1 8.2 3.1 6.2

 

 

 

国語、数学、音楽の「5」の割合が2013年に上昇した後に、再度下降しています。

 

数学は顕著な推移を示しています。2012年には「2.1」だった「5」の割合が2013年には「13.7」に急上昇し、2014年で「5.6」へと再び下がっています。

ちなみに、2012年度の数学の「5」の割合「2.1」は人数に換算すると、2人です。

100人近くの生徒がいて、その中で「5」に値する生徒は2人しかいなかったのだということになります。

 

 

9教科の中で「5」の割合が10パーセントを超えているのは美術と外国語のみです。かなり「厳しい」成績評価だと思います。

 

そして、9教科のうち、5教科で「5」の割合が「5.6」にそろえられています。

平山中の学年の生徒数は100人弱ですので、2014年度の「5.6」という割合を人数に換算すると5人となります。

 

平山中は生徒数が少ないので、評定「5」をもらった人数の増減が割合に大きく反映します。

つまり、たった数人の「5」が増えたり減ったりしただけで、割合の数値は大きく変化することになるはずなのです。

しかし、年度によって大きく数値が変動することはなく、むしろ抑制的であるという印象を受けます。

 

 

外から見ている限りでの話ですが、平山中は、「組織的」「統制的」な印象を受けます。

実際のところは外部の人間にはわからないので、あくまでも印象の話です。

学習指導面だけでなく、生徒指導や学級運営がどのように行われているのかも気になりますね。

 

 

平山中学は、落ち着いたいい学校だと思いますが、成績評価の面だけでいえば、かなり大変な印象をもちます。

平山中学校に通う生徒には、かなりの心構えが必要だと思います。

 

平山中に通っていた生徒で、大幅に内申点のハンデを抱えていながら、都立の最難関校に合格した生徒の話を聞きました。

もちろん、勉強に関して群を抜いた「得点感覚」を持っていたのでしょうが、相当の覚悟と強い意志で受験に挑んだのだと思います。

 

 

 

人間の人生は、「選べるもの」と「選べないもの」に彩られています。

私たちは、「選べるもの」に関して、「どれにしようか」と思い悩みます。

そして、「選べないもの」に関しては、安堵や諦念や嫉妬、嫌悪などの感情を募らせます。

 

いきおい、私たちは「選べるもの」の中にだけ「自己実現」の可能性が存在すると考えがちですが、そうではないと思います。

定められた環境や背負ったものを抱えて「どう生きるのか」ということこそが、人生の主題となるのだと思います。

 

自分の通う中学校で、どう学習し、どうやって成果を上げ、それをどのように自分の将来につなげていくのか、ということを考え、行動するその先に、人生の道筋があるのだと思います。

 

 

平山中の生徒のみなさん、がんばってください。

 

(ivy 松村)

七生中の内申点について

さて、今回は七生中の内申点に注目したいと思います。

七生中の成績評価はこの数年で大きく変化しています。先輩やお兄さん・お姉さんの年代とは違った状況になっています。

七生中の生徒は注意してください。

 

 

まず、注意事項を。(テンプレ)

 

 

東京都教育委員会は、公立中学校の中学3年生の「2学期の評定状況」を調査し、その結果を公表しています。

 

この調査は、各中学校の評価・評定に対する客観性・信頼性の確保に役立てるという目的で行われています。

公共の場でのチェック機能が期待されているということだと思います。

 

 

 

杉田先生にお願いして、2013年度と2012年度の日野市内の中学を特定する作業を行ってもらいました。ある程度、各年度のデータと元になった中学校を照応させることができたと思います。

 

しかし、いくつかのデータを確定させることができませんでした。

 

理由のひとつは、データが採取された時点の正確な生徒数を把握できないことにあります。

転校などの理由で生徒数に増減が生じている場合、データがまったくかみ合わなくなります。最後は推測で決定することになります。

 

今回のような作業の場合、中学校の生徒数が最も重要な手がかりとなりますが、手元にある資料では、ある年度の大坂上中と三沢中の中3の生徒数は1人の差しかありませんでした。他にも、特定に支障が出るほど、ある中学校どうしの生徒数が近くなっていたケースが複数ありました。生徒数が近い人数になるほど、それぞれの特定は困難になります。

 

また、明らかに誤った数値が記載されていることもあります。データが、出現するはずのない割合となっている場合、データへの信頼を捨てなければなりません。その場合、やはり前後の文脈から憶測で判断せざるを得なくなります。

 

 

以上のことをふまえ、これから掲載するデータに、誤りが生じている可能性があるということをお見知りおきのうえ、ご覧いただきたいと思います。

 

 

 

では、七生中学の内申のデータを見てみましょう。

 

 

 

七生 平均内申 5科 4科
2014 29.7 16.7 13.0
2013 29.6 16.4 13.2
2012 30.3 17.0 13.2

 

 

2012年度と2014年度を比較すると、七生中学は、9科の内申点の平均点を「0.6」ポイントも下げています。

 

これは、後で確認するように、評定の「5」の基準が厳しくなったからです。

評定の「2」と「1」の割合は減少していますので、成績不振者の割合が増えたために全体の平均が下降しているわけではありません。

 

 

日野市内の中学校別の9教科合計内申点の平均の推移と、その増減を見てみましょう。

 

 

2012 2014 増減
四中 31.2 → 29.9 -1.3
七生 30.3 → 29.7 -0.6
平山 29.5 → 29.0 -0.5
三中 30.2 → 29.9 -0.3
三沢 29.7 → 29.6 -0.1
一中 30.2 → 30.1 -0.1
二中 29.9 → 29.9   0
大坂上 29.4 → 30.3 0.9

 

 

七生中は、四中の次に大きな減少を示しています。

四中は2012年の内申の平均が高いので、2014年と比較すると「-1.3」となっていますが、それでも2014年の内申の平均は七生中よりも高い「29.9」を示しています。

一方、七生中は2014年の内申の平均は「29.7」にまで低下しています。

 

 

次に、各年度の5段階評定の割合を見てみましょう。

 

 

七生 5 4 3 2 1
2014 8.0% 26.3% 53.9% 11.0% 0.8%
2013 10.9% 24.1% 50.6% 12.5% 2.0%
2012 14.0% 22.5% 50.9% 11.0% 1.6%

 

 

評定「5」の割合が2012年から2014年の間に「14.0」から「8.0」にまで落ち込んでいます。また、評定「2」「1」の割合も減少を示しています。一方で、評定「4」「3」を与えられる学力中位層が厚くなっています。

 

 

本当かどうかわかりませんが、先生方が、校長先生にあまり「5」を出さないように言われているということを言っていたという噂を聞いたことがあります。

それが本当かどうかはわかりませんが、現実として、「5」が減少しています。

 

 

さらに、各教科の「5」の割合を見てみましょう。

 

 

 

 

七生 国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保体 技・家 外国語
2014 16.0 3.2 12.2 12.2 5.1 7.7 3.2 3.8 9.0
2013 9.6 12.6 10.4 14.1 8.9 9.6 3.0 11.1 18.5
2012 16.2 22.5 12.7 15.5 9.2 9.9 6.3 14.1 19.7

 

 

国語、数学、理科で「5」の割合が10パーセントを超えていますが、そのほかの教科は軒並み割合を低下させています。

 

国語は2013年に低下がみられた後に回復しています。

数学と理科の変化はそれほど大きなものではありません。

しかし、その推移を減少傾向にあるととらえることもできます。

 

 

国語、数学、理科以外の残りの教科は全て10パーセント以下に抑えられています。

とりわけ、社会、保体、技家の「5」を持つ生徒の割合は低く、4パーセント以下となっています。

 

社会は、年毎に「5」の割合が激減しています。2年間で「5」の割合を9割近く減少させ、2012年から2014年の間に「22.5」から「3.2」となりました。

 

技家も大きく減少しており、「14.1」から「3.8」となっています

 

英語も、2013年から2014年で「5」の割合が半減し、「19.7」から「9.0」になっています。

 

 

 

七生中の各教科の「5」の割合を東京都の平均と比べてみましょう。

 

 

2014 国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保体 技家 外国語 9科
七生中 16.0 3.2 12.2 12.2 5.1 7.7 3.2 3.8 9.0 8.0
東京都 11.8 13.8 13.5 13.0 12.1 10.8 8.9 10.1 14.6 12.1

 

 

国語以外の教科は、東京都の中学校の平均を下回っています。

 

最もその差が大きいのは社会です。

 

「3.2」という数字は、人数で表すと「5人」です。160人の生徒がいて、「5」に値する成績の生徒は5人だったということになります。

 

それは、やはり生徒の問題なのでしょうか。

96.8パーセントの生徒が「5」に値する学力を身につけられなかったのは、彼らの学力がそれに及ばなかったためなのでしょうか。

 

 

私が「5」にこだわるのは、都立の最難関高受験という目線から成績評価を考えているためです。

たとえば、一般に塾業界では、都立国立高校を受験しようと思えば、オール5に近い内申点が必要だといわれています。実際には、必ずしもそうだとは思いませんが、中学の先生や塾の教師にそう釘を刺された志願者は、オール5を目指すしかありません。

 

おそらく、超人的な学力を有した生徒でなければ、この年のオール5は不可能だと思います。七生中よりも9教科の「5」の割合が低い中学校はありますが、この年の七生中の難度の方が高いでしょう。

 

社会「3.2」、保体「3.2」、技家「3.8」、音楽「5.1」を攻略しなければなりませんし、美術の「5」の割合も「7.7」と低めです。もし、本年度の受験であったならば、鍵を握る実技4科で非常に厳しい戦いを強いられるでしょう。

これに加えて苦手科目を1つでも抱えていた場合には、国高の受験を再考しなければならなくなる可能性が高まります。

 

 

 

成績評価には、私たちでは想像もできない力学が働いているということもあるのだろうと思います。あるいは、私たちが考えもしないようなシンプルな理由で成績が付けられているということもあるのかもしれません。

さまざまな調整が行われる場合もあるのでしょう。

 

 

しかし、いずれにしても、日野市の中学生の成績が必要以上に抑圧されてしまうのは、大きな禍根となるように思います。

 

個人的には、都立の最難関高校の受験を考えている生徒には、なるべくチャレンジできる状況があったほうがいいと思います。

全く同じ条件で得点を競う「入試本番」の方が、より「公正」な判定となると思うからです。

 

 

 

七生中の生徒のみなさんは、現実を見すえ、根拠のない楽観論を捨て去って、しっかりと内申の対策をする計画が必要となるでしょう。

いつもいっていますが、愚痴をこぼしたり、不満を垂れ流したりするようなみっともない行為には何の効果もありません。みじめな人間性を増大させるだけです。

それよりも、前進することが大切です。

 

がんばってください。

 

 

次回は、平山中を見てみようと思います。

 

(ivy 松村)

 

日野二中の内申点について

二中の生徒のみなさんは、2学期の過ごし方に注意してください。

 

二中は学校行事が2学期に集中しています。

中3は、体育祭、修学旅行、中間テスト、合唱祭、三者面談、期末テスト、そしてまた三者面談と、ジェットコースターのように目まぐるしい日々になるでしょう。

 

また、学校行事の集中の影響で、中間テストが他校よりも遅い日程となり、さらに、そのために、英検の検定日が中間テスト直前になってしまいます。

(ちなみに、漢検は中間テストの翌日です。)

2学期に英検を受けようと考えている人は、余裕をもって勉強するようにしましょう。

 

 

さて、今回は日野二中の内申点に注目したいと思います。

 

その前に注意事項を。(前回書いたものの転載)

 

 

東京都教育委員会は、公立中学校の中学3年生の「2学期の評定状況」を調査し、その結果を公表しています。

 

この調査は、各中学校の評価・評定に対する客観性・信頼性の確保に役立てるという目的で行われています。

公共の場でのチェック機能が期待されているということだと思います。

 

 

 

杉田先生にお願いして、2013年度と2012年度の日野市内の中学を特定する作業を行ってもらいました。ある程度、各年度のデータと元になった中学校を照応させることができたと思います。

 

しかし、いくつかのデータを確定させることができませんでした。

 

理由のひとつは、データが採取された時点の正確な生徒数を把握できないことにあります。

転校などの理由で生徒数に増減が生じている場合、データがまったくかみ合わなくなります。最後は推測で決定することになります。

 

今回のような作業の場合、中学校の生徒数が最も重要な手がかりとなりますが、手元にある資料では、ある年度の大坂上中と三沢中の中3の生徒数は1人の差しかありませんでした。他にも、特定に支障が出るほど、ある中学校どうしの生徒数が近くなっていたケースが複数ありました。生徒数が近い人数になるほど、それぞれの特定は困難になります。

 

また、明らかに誤った数値が記載されていることもあります。データが、出現するはずのない割合となっている場合、データへの信頼を捨てなければなりません。その場合、やはり前後の文脈から憶測で判断せざるを得なくなります。

 

 

以上のことをふまえ、これから掲載するデータに、誤りが生じている可能性があるということをお見知りおきのうえ、ご覧いただきたいと思います。

 

 

 

では、日野二中の内申点のデータを見てみましょう。

 

 

二中 平均内申 5科 4科
2014 29.9 16.7 13.2
2013 29.6 16.4 13.2
2012 29.9 16.7 13.2

 

 

後述しますが、2013年に生徒数の減少がありました。この年に内申点の平均が若干下がっています。

内申点の単純な合計は、2014年度は「29.9」となっていますが、この数字は2012年度とほぼ同じです。さらに、5科、4科の平均もほぼ同じ数値を示しています。

 

2013年が「谷」となっていますが、全体としては、大きな変化と捉えるようなものではありません。

 

 

日野市内の中学校別の9教科合計内申点の平均の推移を見てみましょう。

 

 

2012 2014
四中 31.2 29.9
二中 29.9 29.9
七生 30.3 29.7
平山 29.5 29.0
大坂上 29.4 30.3
一中 30.2 30.1
三沢 29.7 29.6
三中 30.2 29.9

 

 

二中の3年間の内申点の平均は「29.9」を維持しています。内申点の平均が下降傾向にある他の中学と比較して、非常に安定していることがわかります。

 

次に、各年度の5段階評定の割合を見てみましょう。

 

 

二中 5 4 3 2 1
2014 10.2% 23.2% 55.9% 10.0% 0.6%
2013 8.9% 27.3% 49.1% 12.7% 2.0%
2012 10.1% 25.7% 51.2% 12.1% 0.9%

 

 

やはり、2013年度の内申点を見ると、「5」が微減しています。

一方で、「4」の割合が大きくなり、「3」が縮小したことで、全体の平均は維持されました。

 

二中の成績評価は、近年は、全体としてかなり安定しているように見えます。

しかし、二中に限りませんが、担当の先生が替わったり、あるいは校長先生が替わったりすることで、成績評価の傾向に変化が起きる可能性は常にあり得ます。

 

 

さらに、各教科の「5」の割合を見てみましょう。

 

 

国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保体 技家  外国語
2014 5.3 9.6 9.6 16.7 8.8 14.0 4.4 10.5 13.2
2013 5.0 10.0 8.8 10.0 8.8 13.8 2.5 8.6 12.3
2012 13.1 5.6 14.0 12.1 9.3 12.1 2.8 7.5 14.0

 

 

実技4教科の内申点が上昇傾向にあります。

5科は、英語以外は、年度によって変動がみられます。

国語と社会、理科と数学で増減が「相殺」され、全体のバランスが維持されています。

 

 

保体の「5」が他教科に比べて低くなっています。

2012年、2013年は3パーセント以下に抑えられていました。

 

2014年度の日野市内の中学の保体の「5」の評価と、都内の公立中学の平均を比べてみましょう。

 

東京都 二中 四中 七生 平山 大坂上 一中 三中 三沢
8.9 4.4 8.8 3.2 5.6 6.3 5.7 7.6 4.8

 

 

都内の公立中学の9教科の「5」平均は、12パーセントを少し超えるくらいです。それに対して保体の平均は「8.9」です。

東京都全体で、9教科のうち保体の内申の平均が最も低く、全体的に最も「5」がとりづらい教科であるといえます。

 

しかし、そのことを差し引いても、日野市の中学校の保体の「5」は非常に低く抑えられているといえます。

昨年は、七生中の「5」の平均は「3.2」で、二中以上に厳しい評定になっています。

 

「スポーツテスト」などのデータを見ると、やはり、東京都は都道府県の平均を下回っていますが、日野市の中学生は、都内でも体力・運動能力が平均を下回っているのでしょうか。

 

もちろん、保体の評定には「体育理論」などの知識と「保健分野」がありますが、「座学」は、むしろ他の教科との「差異」を縮めるでしょうから、やはり、「体力・運動部門」が評定を下げる理由とされているのだと思います。

 

しかし、ちょっと、「厳しい」という印象を持ちますね。

 

 

 

ところで、二中の2013年の中3生(つまり、2011年に入学した学年)の生徒数は、100人を大幅に割りこんでいます。前後の年には110人を超えていますから、かなり顕著な生徒数の増減があったわけです。この年に少し内申の平均が下がりましたが、それも大きな変動というわけではありませんでした。

全体的には成績評価は安定しています。

 

他の中学では、成績評価を「絞っていく」傾向にありますが、二中の成績評価は生徒数の増減や担当の先生の交代などがあっても、比較的変動が少なくなっています。

 

 

これは憶測ですが、成績評価の裁量は各担当の先生に任せている中学校と、校長先生がある程度統制をしている中学校があると思います。

そして、この数年で、統制を強めている中学が多くなってきたのかもしれないという気がしています。

 

日野市内でも、評定「5」の「バーゲン」の疑いがある中学校と、対照的に、評定「5」が抑制されているようにみえる中学校があります。

(もちろん、ただ「たまたま」そうなっている可能性もありますが。結局 、中学校の内部のことは外からはわかりません。)

 

 

日野市は「選べる学校制度」を行っているので、各中学校の生徒数の増減は、単純に、地域の学齢人口に左右されているわけではありません。

 

相対的な立地が日野市の「中心」の配置となっている二中は、大坂上中とともに生徒の「流入」や「流出」が多くなります。ある時期までは、日野市内で最も「他学区」の生徒が「流入」するのは大坂上中学でした。二中の生徒数が激減した2013年には、大坂上中学の生徒数は「超過」状態になっています。この年に、もしかすると、大坂上中の生徒指導には大きな困難が生じたのかもしれません。

その後、大坂上中の生徒数は減少し続けています。二中の生徒数は回復傾向になり、また、大坂上中に隣接する一中の生徒数も急増しています。

 

 

二中、大坂上中、一中、そして三沢中は、その立地から、生徒の「流入」・「流出」が毎年活発に起こります。ですから、生徒数の増減だけでなく、生徒の「傾向」も年によって大きく変わってしまうはずです。

その中で、成績評価が比較的安定しているというのが、ここ数年の二中の特徴です。

 

(ivy 松村)

日野四中の内申点について

まもなく1学期の成績が出ますね。特に、3年生は今までになく緊張した面もちです。

 

都立高校の受験を考えている生徒はもちろん、私立の推薦(単願)を考えている生徒にとっても、3年の成績は一大事です。

 

 

以前、「中3の2学期の内申点」がどのように出されるのか、ある地域の中学を調べてみたことがあります。その地域の中学の先生は、「3年の2学期のみの成績」を反映させるとおっしゃっていました。しかし、日野、八王子、町田の多くの中学では、3年生の1学期と2学期の成績を総合して「中3の2学期の内申点」を出すようです。

 

入試に使われるのは「中3の2学期の内申点」です。その数字が自分の「持ち点」になるわけですが、単純計算では、1学期の成績がその「半分」を占めることになります。

もちろん、「きっちり半分」ということはないと思いますが、それでも、受験の行く末を占う重要な指標となることは間違いありません。

 

 

 

ところで、東京都教育委員会は、公立中学校の中学3年生の「2学期の評定状況」を調査し、その結果を公表しています。

 

この調査は、各中学校の評価・評定に対する客観性・信頼性の確保に役立てるという目的で行われています。

公共の場でのチェック機能が期待されているということだと思います。

 

 

 

杉田先生にお願いして、2013年度と2012年度の日野市内の中学を特定する作業を行ってもらいました。ある程度、各年度のデータと元になった中学校を照応させることができたと思います。

 

しかし、いくつかのデータを確定させることができませんでした。

 

理由のひとつは、データが採取された時点の正確な生徒数を把握できないことにあります。

転校などの理由で生徒数に増減が生じている場合、データがまったくかみ合わなくなります。最後は推測で決定することになります。

 

今回のような作業の場合、中学校の生徒数が最も重要な手がかりとなりますが、手元にある資料では、ある年度の大坂上中と三沢中の中3の生徒数は1人の差しかありませんでした。他にも、特定に支障が出るほど、ある中学校どうしの生徒数が近くなっていたケースが複数ありました。生徒数が近い人数になるほど、それぞれの特定は困難になります。

 

また、明らかに誤った数値が記載されていることもあります。データが、出現するはずのない割合となっている場合、データへの信頼を捨てなければなりません。その場合、やはり前後の文脈から憶測で判断せざるを得なくなります。

 

 

以上のことをふまえ、これから掲載するデータに、誤りが生じている可能性があるということをお見知りおきのうえ、ご覧いただきたいと思います。

 

 

 

まず、日野市内の中学校の、最近3年間の内申点の平均です。

 

 

中学校別の9教科合計内申点の平均の推移を見てみましょう。

 

 

 

 中学/年 2012

 2014

  四中 31.2 → 29.9
  二中 29.9 → 29.9
  七生 30.3 → 29.7
  平山 29.5 → 29.0
  大坂上 29.4 → 30.3
  一中 30.2 → 30.1
  三沢 29.7 → 29.6
  三中 30.2 → 29.9

 

 

 

 

大坂上中以外のすべての中学は低下傾向にあります。

データからは、内申点が年々取りづらくなっていることを読み取ることができます。

 

現役の中学生には、強く注意を喚起したいと思いますが、オール3の内申点は「27」となりますから、その数字では、「真ん中」よりも下位にいることになります。

 

四中の内申点の平均が著しく低下しています。

これは、後で述べるように、特定の科目の成績評価が「厳しく」なったためです。

 

以前のブログ記事「はたして、日野四中の成績は厳しくつけられているのか?」でも書きましたが、数年前から四中は「内申点を取るのが厳しい」という噂がありました。ところが実際には、その噂が大きく広まっていた当時は、日野市内で最も内申点の平均が高い中学だったのです。

 

 

 

四中の5段階評定の割合の推移を見てみましょう。

 

 

年/評定 5 4 3 2 1
2014 7.3% 27.7% 56.5% 7.0% 1.4%
2013 11.4% 24.0% 51.4% 11.6% 1.5%
2012 12.0% 30.0% 51.4% 6.1% 0.5%

 

 

 

2012年から2014年の間で「5」の評定の割合が下がり、「3」の評定の割合が上がっているのがわかります。

 

四中の各年度の生徒の「学力」が同程度であると仮定するならば、この数年で「5」を取るのが難しくなったといえます。

四中は、当然、八王子東を志望する生徒が多くいるはずですが、受験相応の内申点を確保するのはかなり大変かもしれません。

 

 

 

四中の各教科の「5」の評定の割合の推移を見てみましょう。

 

 

 

年/教科 国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保体 技家 外国語
2014 4.3% 10.2% 10.6% 7.1% 6.4% 6.4% 8.8% 4.4% 7.5%
2013 6.6% 8.3% 25.8% 13.5% 9.6% 8.3% 7.9% 4.4% 18.3%
2012 6.2% 14.4% 27.3% 15.8% 6.3% 9.1% 5.8% 2.9% 20.1%

 

 

 

数学は、2013年までは4分の1以上の生徒に「5」が与えられていましたが、2014年度には約1割にまで低下しています。同じように、英語も2013年は18.3パーセントの生徒が「5」を得ていましたが、2014年には7.5パーセントに減少しています。

理科も、2013年と2014年を比較すると、13.5パーセントから7.1パーセントへと約半減しています。

 

担当の先生が替わったのかもしれません。

 

3年間で「5」の割合が上昇しているのは保体のみで、残りの教科は総じて減少傾向にあります。

 

 

「4」と「3」の割合が比較的高くなっているので、学力中位層には影響が少なかったでしょう。

しかし、学力上位10パーセントから15パーセントぐらいの層の生徒は、それ以前の年度に比べて内申に影響があったかもしれません。

 

 

2014年度に四中の内申点が下がっているのは、もちろん、本当に、学力の高い生徒が減少しているために、成績が「厳しく」なっているという可能性もあります。実際のところは「外部の人間」にうかがい知ることはできません。

しかし、日野市で中学生に勉強を教えている塾の教師の実感としては、四中生の学力が変化したのではなく、評価の基準が変化したのだと感じています。

 

 

塾の教師や保護者の方で、きょうだいや先輩たちの成績と比べて、今の生徒や子供の成績が振るわないことを不思議に思っていた人もいるかもしれません。こうして、成績評価の推移や、また定期テストの問題などを丹念に調べてみると、年々成績を上げるのが大変になってきているのがわかります。

 

中学在学中の「3年間」の間に、学習環境や状況がガラリと変わってしまうことがあり得るのです。

また、都立高校入試制度の変更が相次ぐこの数年は、さらに変化が訪れる過渡期なのかもしれません。

 

 

ともあれ、都立の上位校を狙って、なるべく高い内申点を取りたいと思っている四中の生徒には嫌なデータだったと思います。

もちろん、本年度の内申は今はまだわかりませんが、楽観的に考えることはできないと思います。

 

四中生の中には、このデータを見て「不利」なイメージを抱く人もいるでしょう。

しかし、このような事実は、その受けとめ方によっては、将来を切り拓く鍵になるのだと思います。

 

 

器の小さい人間は、顔をしかめて、「不運」を呪います。

愚痴や不満を醜く並べ立てて、ひととき運の悪さを嘆いた後で、今度は悲劇に浸ろうとします。

しかし、一切、何一つ未来に影響しない行為など無意味です。

 

その数パーセントの座をつかもうとする努力のみが、未来への道筋となります。

まだ、2学期が残っています。がんばってください。

 

 

 

次回は二中を見てみようと思います。

 

 

 (ivy 松村)

はたして、日野四中の成績は厳しくつけられているのか?

以前から、日野第四中学校の生徒が、まことしやかに「四中は他の中学に比べて、内申を取るのが難しい」と口をそろえて言っています。

 

おそらく、学校でも盛んに同様の話題が上がるのでしょう。

 

日野四中は、三沢中学校に次いで、日野市内で2番目に規模の大きな中学校です。

八王子市高倉町との境に近い日野市旭が丘にあり、八王子東高校、首都大学日野キャンパス、高倉小に隣接しています。

四中周辺は文教地区の趣があって、落ち着いた雰囲気です。

 

そんな四中には、かなり広範囲から生徒が通っています。

私が知る限りでも、七生中、二中、平山中に通う方が近いけれども、四中に通っている生徒が何人かいました。

 

 

成績の評価が厳しいという評判に対して、残念に思われている一方で、好ましく思われている部分もあるのかもしれません。

「厳しい」=「良くない」という考えは、短絡的で幼稚ですよね。

 

 

 

東京都教育委員会が、先日、東京都内の公立中学の内申点を調査し、その結果を公表しました。

このデータを使って、日野市内の中学校の成績評価を分析しました。

 

 

日野市内には8つの中学校がありますが、東京都教育委員会が公表した資料には、中学名が記されていません。

 

ほぼ間違いなく、というところまで、中学を特定しました。

ただ、どうしても、不確定の要素が若干残っています。

また、今回は手作業でデータ処理をおこなったところがあるので、作業のミスがあるかもしれません。

 

以上のことを含め、「間違っている可能性がある」ことをお見知りおきのうえ、「参考として」お読みくださるようお願いいたします。

 

 

3月26日に公表されたのは、昨年の、中学3年生の2学期の内申点のデータです。

つまり、前回の入試において用いられたものです。

なぜ、入試が終わってから公表されるのか、ということについては、おそらくだれもが想像する通りの理由だと思います。

 

 

 

まず、9教科の内申点の割合です。

 

都内公立中学校 12.1 24.8 47.3 12.5 3.3
日野市立中学校 9.4 26.0 53.2 9.9 1.6
日野第四中学校 7.3 27.7 56.5 7.0 1.4

 

 

どうしても、「5」に注目してしまいます。

都内の公立中学校が12.1パーセント、日野にある中学校全体が9.4パーセントですから、日野市の中学生は、他の市区よりも「5」を取る生徒が少ないということになります。

 

一方で、「3」の評定を受ける生徒の割合が高くなっていますので、データから読み取れることを素直に受け止めれば、日野市には平均的な学力の生徒が多いということになります。

 

 

四中のデータを見てみると、「5」と「1」の割合がさらに少なく、「3」に成績評価が集中していることがわかります。

 

現実に、四中は「平均的な生徒」が特に集まる中学校なのかもしれません。

そのために、実際に「3」の評定が多くなっている可能性は、もちろんあります。

 

しかし、データのみで判断すれば、他の中学校よりも、「5」が「出にくい」ということになるのかもしれません。

 

一方で、「1」「2」の割合は少なくなっています。

それを「勉強が苦手な生徒にとっては有利である」ととらえることもできるでしょう。

 

 

 

日野市の中学生の学力は、東京都の他の市区と比べてどれくらいなのでしょうか。

 

2014年9月20日号の『週刊東洋経済』に、数学の学力テストの結果をもとに、東京都の市と区の順位づけを行った記事が載っています。

2013年度の中3生対象のテストをもとにしたものなので、1学年上の世代のデータですが、一応、参考になると思います。

 

それによれば、日野市は、東京都49市区のなかで、19位となっています。

ですので、とりあえず、日野市の学力レベルは都内の平均よりは上であると考えてもよいだろうと思います。

 

 

 

数学の内申点のデータを比べてみましょう。

 

都内公立中学校 13.5 22.4 43.8 15.6 4.8
日野市立中学校 10.9 22.8 50.2 12.7 3.5

 

 

東京都全体の平均に比べて、日野市の中学の成績は「抑えぎみ」であるという印象になります。

 

ちなみに、2013年度では、日野市内のある中学校では、数学の「5」が25.8パーセントの生徒につけられていました。そのせいもあって、今回よりも「5」の割合が高くなっていました。

 

 

今回の調査では、日野市の中で、数学の成績評価において、18.5パーセント、17.2パーセントの生徒に「5」を出した中学がある一方で、5.6パーセントの生徒のみに「5」を出した中学もありました。

 

 

 

科目ごとにみれば、「評価のばらつき」は不公平に思えてしまいますが、教科全体の平均では、同じくらいの評定になります。

 

 

日野市内の各中学校の内申点の平均(計算の都合で合計が合わないものがあります)

 

中学校 9科平均 5科平均 4科平均 都立内申
四中 29.9 16.4 13.5 43.4
七生 29.7 16.7 13.0 42.7
大坂上 30.3 16.8 13.5 43.8
二中 29.9 16.7 13.2 43.2
平山 29.0 15.7 13.3 42.4
三中 29.9 16.5 13.4 43.3
三沢 29.6 16.2 13.3 42.9
一中 30.1 16.4 13.7 43.9

 

(順序はランダムです)

今年度から、都立高校の入試では、実技4教科の内申点が2倍に計算されます。

 

 

 

 

ここまで計算しておいて、こういうのも何ですが、実は、平均はあまり関係ありませんよね。

 

受験生の関心は、自分の「位置」の成績にどれくらいの点数がつけられるか、ということだと思います。

 

「5」がとりづらい、ということは、やはり、都立最上位校を狙っている生徒にとっては、「不利だ」ということがいえるかもしれません。

しかし、そのことがわかっているのだったら、心構えを持つこともできるでしょう。

対策の仕様もあります。

愚かなのは、満足できない成績を、「自分のせい」にしないで、不満をたれ続けることです。

 

 

 

 

さて、四中の生徒のみなさんには、以下のようなことがいえます。

 

・日野市は、東京都の他の市区と比べて、成績評価が厳しい

・四中は日野市の中学のなかでは、成績評価が平均よりも厳しく、「5」が取りづらい

・反面、「2」や「1」の生徒の割合が少ない

・他の中学では「2」と「1」の生徒の割合の合計は10パーセントを超えるが、四中は超えない

・総合的に、四中よりも成績評価が厳しいか、同等の中学が日野市内に2,3校ある(特定できています)

 

 

 

自分の通っている学校の成績評価について、詳しく知りたい人は、ぜひ、聞きに来てください。

(まあ、来なくても、こちらから言いますけどね。)

 

 

(ivy 松村)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内申点のつけられ方

2学期期末テストが佳境に入っています。終了した学校もありますが、今日が山場の学校がほとんどです。(明日まで続く学校もあります。)

 

テストが終わった生徒には感想や手応えを聞いていますが、今までよりよくできた、という科目が多かったようです。

 

今回は、体育、音楽、美術、技家などの実技教科に力を入れて取り組むようにいいました。

特に、1年、2年は都立高校受験を考えたときには、この四教科の成績は重要になってきます。

 

テスト対策で塾に来た生徒には、実技のワークや対策プリントをやってもらいました。

日曜日に、中3の自習の様子を覗いてみると、教室にいる全員が体育のプリントに取り組んでいて、ちょっと不思議な光景でした。

同じ時間に中1は、美術のプリントに取り組んでいました。

 

生徒全員が体育や美術の問題を解いている塾は、なかなかないと思います。

 

中3の学校のテスト勉強は、実質的に、これが最後になります。

今までになく真剣な顔で取り組んでいました。

 

「2学期の内申」が、都立高校受験の調査書に使われたり、ほとんどの私立高校入試の推薦や単願、「併願優遇」の基準に使われたりします。当然、受験のことを考えたら、この期末試験で少しでも高い点数を取って、内申点を上げておかなければなりません。

生徒たちも、そのことを重々理解しています。今までとは違う緊張感が漂っています。

 

 

 

ところで、「2学期の内申」は、どのようにしてつけられるのでしょうか。

 

もちろん、「2学期の成績」をもとにしてつけられるのでしょう。3年生の2学期の学習態度や課題・提出物、試験の点数をもとに評定が出されるというのが一般的な見解です。

 

しかし、インターネットなどには、「中3の2学期の内申」は1・2年生の成績を加味して出すというような情報が載っています。また、3年の1・2学期の成績を合算して出すという情報もあります。

 

3年の2学期だけの成績で「中3の2学期の内申」を出すという説明には疑問を感じる人も多くいます。もしそうであるならば、「中3の2学期だけ頑張ろう」という考えに行きついてしまうからです。その考えは、好ましいものとも思えません。

 

1年生や2年生のときに努力して取ってきた成績は全く考慮されないのでしょうか。無駄になってしまうのでしょうか。

 

 

 

そのことがずっと気になっていて、ある年に、ある地域の中学校を対象に調べてみたことがあります。

 

結論からいえば、学校の先生の回答は、「2学期の成績だけ」を対象にするというものでした。

 

もちろん、それが「建前」なのか、本当のことなのかは、先生の胸三寸であることに変わりがないのですが、公式に、「2学期の内申」の出し方を確かめることができたのは、収穫でした。

 

 

先生が、2学期の成績以外の要素を含めて「2学期の内申」を出したとしても、結局それは外部の人間にはわかりません。

そもそも、先生も人間ですから、感情や印象などが、評定に影響することもあるはずです。

 

 

現在の中学校の評価システムは、「授業を成り立たせるため」に機能している面があります。学校の先生は、意識的に、ときには無意識的に成績評価を、生徒管理のツールとしています。

 

つまり、よく知られているように、「授業で騒いだりしたら、成績が下がる」という「損益意識」を背景にして、生徒におとなしく授業を受けさせているわけです。

 

逆にいえば、受験で有利になるという「インセンティブ」によって、真面目に授業に取り組むように誘導しているということになります。

 

現在の中2から、都立高校入試の内申点における実技四教科の比重を高くすることが決められましたが、その意図は明らかです。5教科に比べて軽く見られがちなこれらの教科を、生徒に真面目に取り組ませるためです。

 

そう考えると、「中3の2学期の成績だけ」で「中3の2学期の内申」を出すというやり方に説明がつきます。

そう伝えることで、生徒は真面目に、真剣に取り組むからです。今まで不真面目だった生徒も、真面目に取り組むようになります。

 

現実に、好ましい効用があるのであれば、その言説や枠組みには意味があると思います。(こういった実利的な結果を重んじる考え方を「実用主義(プラグマティズム)」ということもあります。)

 

ただ、教育関係者が気を付けなければならないのは「成績のため」に勉強するという意識が強くなりすぎないようにすることです。

そのような意識は、学習の本質を損なう恐れがあります。

何のために勉強をするのか、という意義や動機がゆがめられてしまわないように注意しなければなりません。

 

 

1・2年の成績を「3年の2学期の内申」に含めることは少ないと思います。

参考にすることはあるかもしれませんが。

 

これは憶測ですが、行政からの明確な指示がない限り、忙しい学校の先生が、わざわざ生徒の過去の成績をチェックして、それを含めて内申を出すというような「めんどう」なことはしないと思います。そもそも、3年の生徒の成績を評価するのは、3年の教科担任の先生の裁量に任せられているわけですから、その仕組みにのっとって、粛々と評価を下すものだと思います。

 

 

1・2年の通知表の数字は、「中間地点でのタイム」です。加算されるポイントではありません。

しかし、「ゴール」は突然目の前に現れるわけではありませんから、そこに至るまでの積み重ねを疎かにすることはできません。

ゴールを見据えながら、しっかりと自分の成績と向きあい、過程を大切にしながら取り組みを重ねていく人が、結局、最後に良い成績を残すのだと思います。

 

 

3年の1学期の成績を「2学期の内申」に含める先生はいるかもしれません。原則として、1・2学期をとおして、同じ先生が同じ教科を担当します。1人の教科の担任が、同一の視点でもって評価を与えることができるわけです。

印象なども含めて、連続性のある期間の中で、生徒の成長に評価を与えることは、極めて当たり前の行為だと思います。ですから、「2学期の成績だけ」と言いながら、1学期も含めて「2学期の内申」を出す先生がいたとしても、不思議ではありません。

 

また、学年の各教科の担任の先生が相談したり声をかけ合ったりして「調整」するようなこともあるのかもしれません。

(期末テストの前に、三者面談を行っています。)

 

 

いずれにしても、地域や学校、先生によって、成績に対する考え方や成績の出し方やその基準は違っているはずです。

そして、それらは学校の外にいる私たちにはうかがい知ることのできないものです。

 

 

学校の先生は「2学期の成績」で「2学期の内申」を出す、と明言しています。

それは、今、この瞬間を頑張りなさい、というメッセージです。

 

ですから、私たちにできることは、今、目の前の、「やるべきこと」を真剣に一生懸命やるということだけです。

 

結局、結論はシンプルなものでした。(だから、生徒のみなさんには結論しか伝えませんでした。)

 

生徒のみなさん、頑張ってください。

 

(ivy 松村)